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2011年に観た映画ベスト5

 あんまり映画館に行かない小生だが、近ごろは時々行くようになった。「午前10時の映画祭」という実に結構な企画があったから。第3回目が開催される。ところがラインナップは2回目と同じ。新たな選定は行わないとのこと。残念なり、もっと観たい映画もあるのに。でも、2回目で観ていない作品もあるので、それを観に行くとしよう。
 さて、2011年の小生が観た映画のベスト5は次の通り。これは小生が2011年に初めて観た映画が選考対象である。

1位 オーケストラ! 監督 ラデュ・ミヘイラアニュ
  出演 アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン
 小生の大好きな「男の復権ドラマ」かっては天才指揮者と呼ばれた男が、劇場の掃除係をやっている。ひょんなことから、ボリショイ交響楽団になりすまし、昔の仲間を集めてパリへ演奏に行く。「七人の侍」+「砂の器」+「スウィングガールズ」

2位 告白 監督 中島哲也
  出演 松たか子、岡田将生、木村佳乃、
 傑作エンタティメントではあるが、非常に不愉快な映画である。あと味も悪い。ただし、観終わった後は爽快だ。不思議な映画といえる。この映画に比べれば、ウィリアム・フリードキンの「エクソシスト」は児戯だ。

3位 ホテル・ハイビスカス 監督 中江裕司
  出演 蔵下穂波、余貴美子、照屋雅雄、平良とみ
 おてんば、元気、強気、わんぱく、勇気、気迫のスーパー小学生美恵子の大冒険。インターナショナルな民宿「ホテル・ハイビスカス」の子、美恵子がおとうさんに会うため、遠出する。主役の穂波を観る映画。彼女は素人だが、かわいいだけの「人気子役」なんかふっとばすパワーを発揮する。

4位 わたしを離さないで 監督 マーク・ロマネク
  出演 キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド
 イギリスの緑豊な田園地方にある寄宿制の学校ヘールシャム。そこは普通の学校ではない。そこの生徒には「提供」の通知がくる。3回「提供」すると「終了」する。カズオ・イシグロの傑作SFを映画化。「スターウォーズ」も好きだが、こういう静かなSFもいい。

5位 阪急電車 片道15分の奇跡 監督 三宅喜重
  出演 中谷美紀、宮本信子、戸田恵梨香、南果歩、芦田愛菜、谷村美月
 かわいらしくって、いとおしい映画。ハッピーでふんわかした画面を小豆色の阪急電車が走る。できれば西宮北口から宝塚まで阪急電車に乗ってから鑑賞することをお勧めする。小林(おばやし)で途中下車することをお忘れなく。

次点 レスラー 監督 ダーレン・アロノフスキー
  出演 ミッキー・ローク、マリサ・トメイ
 ランディ・“ザ・ラム”・ロビンソンは、かってはMSGを満員にした花形プロレスラーだった。歳を取り落ちぶれて今はドサ周り。心臓を傷めたため医者からはプロレスをするなといわれている。それでもプロレスを止められない。かっての好敵手と久しぶりに試合をすることになった。 
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