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カキの佃煮

 
 カキはおいしいですね。フライ天ぷら炊き込みご飯土手鍋お好み焼き、どのようにしてもおいしいです。もちろん生のカキにちょっとレモンをしぼったのもいいですね。生ガキにきりりと冷えたシャブリなんぞあれば最高です。今のうちに食べておかなければ、暖かくなると食べられなくなります。カキもいいですが、日持ちがしません。買って来てすぐ食べなくてはなりません。
 いつでもカキを食べたいものです。だったら佃煮にしておけばいいのではないですか。カキの佃煮です。
 カキは片栗粉をまぶして汚れを取って、塩水でさっと洗います。必ず海水程度の塩水です。真水ですと、浸透圧現象でカキの旨味が外に出てしまいます。アサリの砂だしにも使いますが、料理でよく塩水を使いますが、塩水は海水を基準に覚えておくといいでしょう。海水は生命の大元です。地球上の生命は全て海水から産まれたのです、私は水産学科出身ですから、若いころ、さんざん海にはまりました。ですから海水の塩辛さは身にしみています。でも、海になじみのない人は海水の濃度はあんまり判らないのではないですか。海水は想像している以上に塩辛いですよ。夏に海水浴に行った時、海水を口にふくんで、その感覚をしっかり覚えておきましょう。
 と、いうわけでカキの汚れを取ったら煮て行きましょう。小鍋にお酒、砂糖、味醂を入れて加熱します。沸騰したらしょうがを入れカキを入れ、アクを取りながら煮ていきます。醤油を入れます。何度かこのブログでもいってますが、味付けは必ず、砂糖、酒、味醂といった甘味の調味料を先に入れ、醤油、塩といった塩っけの調味料は後です。塩っけを先に入れると味が素材に染み込みにくくなります。
 そういうわけで、醤油を入れ、汁っ気がなくなるまで煮ればできあがりです。こうしておけば何日か日持ちがします。お酒の肴に、ご飯のお供にと、重宝しますよ。
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