雫石鉄也の
とつぜんブログ
とつぜんコラム№66 テレビ
小生はあまりテレビを観ない。プロ野球がある時はタイガースの試合を観るが、シーズンオフの1日のテレビ視聴は1時間程度。定期的に観ている番組は次の通り。「なんでも鑑定団」「上方演芸ホール(落語だけ)」「探偵ナイトスクープ」「美の壷」「探検ロマン世界遺産」「日本の話芸(上方落語だけ)」その他、「きょうの料理」「NHKスペシャル」をテーマによって観たり観なかったり。民放のドラマ、バラエティはほとんど観ない。「なんでも鑑定団」と「探偵ナイトスクープ」以外はNHKだ。
これは別に小生がNHKが好きでこうなったわけではない。消去法でたまたま残ったのがNKHだったわけ。 NHKは一部のニュースや論評で気に食わないところもあるが、テレビのソフト制作者としての実力は認めざるを得ない。「美の壷」や教育テレビがやっている一連の子供向け番組。「ピタゴラスイッチ(DVDブックスが出ている。お勧め)」「夕方クインテット」「日本語であそぼう」「おじゃる丸」は非常に企画力に優れた番組だと思う。またグッチ裕三をメジャーのタレントにしたのは、やはりNHK教育がやっていた「ハッチポッチステーション」ではないだろうか。このあたりの番組の知恵のかけ方は民放でも見習うべきだ。
「探検ロマン世界遺産」や「NHKスペシャル」は取材力と豊富な放送素材が物をいっている。民放が10取材してそれを水増しし20にも30にもして放送しているのに比べて、NHKの上記2番組は50取材して素材を厳選して10ぐらいに絞って放送している。金のかけ方が違う。ただし、その金は小生たち視聴者から強引に取ったものだが。
電波は管理できない。送信機から出た電波はNHKが気にくわん人のアンテナだけをさけては通らない。だから本来管理出来ない物をむりやり売りつけて金を取るなんてけしからん話だ。と、いいつつも小生はNHKの受信料を払っている。上記のように質の良い番組があるし、なにより上方落語をコンスタントに放送してくれるのはNHKだけ。読売テレビが思い出したように「平成紅梅亭」を放送してくれるが、NHKが「上方演芸ホール」と「日本の話芸」を止めたらテレビで上方落語を定期的に観れなくなる。この二つの番組のためだけでも小生は受信料を払う。
ところで、テレビといえば少し前、「あるある大辞典」の捏造問題があった。この時のNHKをはじめとしたマスコミの報道は凄かった。よってたかって袋叩きという感じ。確かに放送を生業としている人たちにとっては自分たちの根源的なモラルに関わる問題だから、こんな問題を起こした関西テレビに怒りを覚えるのは理解できる。再発防止を講じなくてはいけないだろう。しかしそれは放送に関わる人たちだけの問題ではないのか。 私たち一般視聴者にとって、これはそんなに目くじらたてて問題にすべきことだろうか。
「よし私はダイエットするぞ。テレビの『特報あるある大辞典』で納豆を食べるといいといっていた」といって、毎日毎日納豆を食べた人がいるとする。その人はぜんぜんダイエットが進まないのにイライラしていた所にこの問題が発生。関西テレビけしからん。と、この人が怒って当然だろう。しかしテレビを観ている人はこんな人ばかりではない。あくまでテレビを娯楽として観ている人は「納豆がダイエットになるのウソやて。ははは」ですますだろう。そもそもモノを食ってダイエットになるなんてこと常識で考えたらありえないことが分かるはず。ダイエットは何も食わないのが一番。食べたらカロリーがマイナスになる食物なんかはあるはずがない。
怒られた子供のいいわけに「そんなことゆうても、みんなしてるで」と、いうのがある。自分以外の子供全員が自分と同じだといいたいのだ。捏造問題で怒っているマスコミはテレビの視聴者全員が、まじめにテレビを観て正確な情報を仕入れようとしている人ばかりだと思っているらしい。だとすると小生は「みんな」の中に入れてもらいたくない。小生がテレビを観るのはあくまで娯楽として「ははは」と笑いながら観るためだからだ。特に民放は。ま、めったに民放は観ないが。
これは別に小生がNHKが好きでこうなったわけではない。消去法でたまたま残ったのがNKHだったわけ。 NHKは一部のニュースや論評で気に食わないところもあるが、テレビのソフト制作者としての実力は認めざるを得ない。「美の壷」や教育テレビがやっている一連の子供向け番組。「ピタゴラスイッチ(DVDブックスが出ている。お勧め)」「夕方クインテット」「日本語であそぼう」「おじゃる丸」は非常に企画力に優れた番組だと思う。またグッチ裕三をメジャーのタレントにしたのは、やはりNHK教育がやっていた「ハッチポッチステーション」ではないだろうか。このあたりの番組の知恵のかけ方は民放でも見習うべきだ。
「探検ロマン世界遺産」や「NHKスペシャル」は取材力と豊富な放送素材が物をいっている。民放が10取材してそれを水増しし20にも30にもして放送しているのに比べて、NHKの上記2番組は50取材して素材を厳選して10ぐらいに絞って放送している。金のかけ方が違う。ただし、その金は小生たち視聴者から強引に取ったものだが。
電波は管理できない。送信機から出た電波はNHKが気にくわん人のアンテナだけをさけては通らない。だから本来管理出来ない物をむりやり売りつけて金を取るなんてけしからん話だ。と、いいつつも小生はNHKの受信料を払っている。上記のように質の良い番組があるし、なにより上方落語をコンスタントに放送してくれるのはNHKだけ。読売テレビが思い出したように「平成紅梅亭」を放送してくれるが、NHKが「上方演芸ホール」と「日本の話芸」を止めたらテレビで上方落語を定期的に観れなくなる。この二つの番組のためだけでも小生は受信料を払う。
ところで、テレビといえば少し前、「あるある大辞典」の捏造問題があった。この時のNHKをはじめとしたマスコミの報道は凄かった。よってたかって袋叩きという感じ。確かに放送を生業としている人たちにとっては自分たちの根源的なモラルに関わる問題だから、こんな問題を起こした関西テレビに怒りを覚えるのは理解できる。再発防止を講じなくてはいけないだろう。しかしそれは放送に関わる人たちだけの問題ではないのか。 私たち一般視聴者にとって、これはそんなに目くじらたてて問題にすべきことだろうか。
「よし私はダイエットするぞ。テレビの『特報あるある大辞典』で納豆を食べるといいといっていた」といって、毎日毎日納豆を食べた人がいるとする。その人はぜんぜんダイエットが進まないのにイライラしていた所にこの問題が発生。関西テレビけしからん。と、この人が怒って当然だろう。しかしテレビを観ている人はこんな人ばかりではない。あくまでテレビを娯楽として観ている人は「納豆がダイエットになるのウソやて。ははは」ですますだろう。そもそもモノを食ってダイエットになるなんてこと常識で考えたらありえないことが分かるはず。ダイエットは何も食わないのが一番。食べたらカロリーがマイナスになる食物なんかはあるはずがない。
怒られた子供のいいわけに「そんなことゆうても、みんなしてるで」と、いうのがある。自分以外の子供全員が自分と同じだといいたいのだ。捏造問題で怒っているマスコミはテレビの視聴者全員が、まじめにテレビを観て正確な情報を仕入れようとしている人ばかりだと思っているらしい。だとすると小生は「みんな」の中に入れてもらいたくない。小生がテレビを観るのはあくまで娯楽として「ははは」と笑いながら観るためだからだ。特に民放は。ま、めったに民放は観ないが。
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5月7日(月) おい、降りろ
連休明けである。朝のいつもの電車に乗って通勤。いつものように座って本を読んでいると、前の座席のおっさん二人が何か騒いでいる。どうも険悪な雰囲気。なんでも右のおっさんが日除けを動かした時、その動かし方が左のおっさんの気に食わなかったらしい。だんだんと声が荒立ってきてつかみあい寸前。そうこうしているうちに電車は次の駅に。おい、降りろ、ということになって二人連れ立って降りていった。
二人とも背広にネクタイのサラリーマン風。歳は40代後半から50代で中間管理職と思われる。電車を降りた二人がどつきあいをしたか、つかみあいをしたか知らないが、いずれにして会社は遅刻しているだろう。もしどつきあいをして顔にアザでもこしらえたら会社の連中にどういういいわけをしたのだろうか。それにしてもアホなおっさんたちである。
二人とも背広にネクタイのサラリーマン風。歳は40代後半から50代で中間管理職と思われる。電車を降りた二人がどつきあいをしたか、つかみあいをしたか知らないが、いずれにして会社は遅刻しているだろう。もしどつきあいをして顔にアザでもこしらえたら会社の連中にどういういいわけをしたのだろうか。それにしてもアホなおっさんたちである。
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