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動物園 動物写真その68 『 ラクダ』

2017年07月09日 | 動物園 動物紹介
今回は『ラクダ』の紹介です。
ラクダは、ラクダ科の中でも背中にコブをもっているラクダ属を指す一般的な呼称で、現存するものでは2種が知られています。
ズーラシアのヒトコブラクダです。



インド西部、西アジア、北アフリカ、オーストラリアと広く分布しています。
全世界で約1400万頭生息しているラクダのうち、90%がヒトコブラクダと言われています。



ラクダは主に砂漠など乾燥地帯に生息しますが、砂漠生活に適応した、驚くべき能力を持っています。
水は暑さの厳しい砂漠地帯でも数日程は飲まずに過ごすことができ、また一度に80~130リットル程も飲むことができます。
他の哺乳類とは違い、血液中にも多くの水を吸収する事ができる特徴をもっています。



ラクダのコブは2つの特別な役割を持っています。
1つは背中のコブは脂肪が詰まっていて、水の貯蔵とは関係なく、栄養の貯蓄です。
砂漠は生物が生活しにくく、食餌をとれない時は、この脂肪を栄養分として使うことができます。
その為、ラクダの栄養状態が良い時はコブが大きくなり、食べない時間が長くなると段々と小さくなっていきます。



2つ目は、砂漠は非常に強い陽が照りつける場所なので、断熱材としての役割です。
汗をかかないラクダは、そのままでは体温が上昇し続けてしまいます。
そこで、背中に脂肪をコブとして背中1箇所に集中させ、日光による熱をコブで受け止めて遮るようにしたのです。



長いまつげは砂漠に舞う砂やホコリを防ぎ、鼻の穴も自由に閉じることができます。
また、砂漠の照りつける日光や夜の寒さを防ぐため長い体毛を持っています。



ラクダの赤血球は細長い形をしていて、体の水分が少なくなった時にも血管がつまりにくくしています。
体に水分を蓄えることができ、体温を34度〜42度まで変化させることができます。



ひざや胸に「たこ」あるので固い地面に座るのに対応しています。
また、足の裏に角質化したこぶがあり、温度の上がった砂地を歩くのに適しています。



草食性で、草類や木の葉などを食べ、胃は四室に分かれていて反芻を行います。
ラクダの上唇はウサギのようにふたつに分かれていて、反芻するときには下顎を左右に動かして行う特徴があります。



アジアが原産で、体色は所謂キャメル色で、首は長く、四肢は細くて長いです。
発汗や尿の排出を抑え、、乾燥した糞を排出して、乾燥した砂漠地帯などでの生活に適応した体温調整をうまく行っています。



持久力や耐久力もあり、重い荷物を乗せて長距離を移動できるほか、ゆっくり走っているように見えるが、時速にすると40km程の速さで駆けることができ、短い距離なら60km/h程の速度でかけることができます。

トッポパパが現役のころ、ドバイでラクダに乗った写真がありました。



思い出の写真なのですが、画素数を縮小保存していたのが悔やまれます。



ラクダは交互に同じ側の足を出して歩く側対歩であるため、ウマなどと比べると乗り心地は悪かったです。



次回は『アフリカタテガミヤマアラシ』です。

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