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動物園 動物写真その87 『 ニホンツキノワグマ』

2017年10月12日 | 動物園 動物紹介
ズーラシア動物園の『 ニホンツキノワグマ』です。



世界には8種類のクマがいるそうです。
日本国内には北海道に生息するヒグマと、本州以南に生息するツキノワグマの2種類のクマがいます。
環境省の調査によると、北海道の約55%の地域はヒグマが、本州の約45%の地域にはツキノワグマが生息しています。



ニホンツキノワグマは、中型のクマの仲間で、アフガニスタンやイランから、中国、朝鮮半島などに分布しているヒマラヤグマ(ツキノワグマ)の日本固有亜種とされています。



日本に生息するツキノワグマは、日本が大陸と地続きであった30~50万年前の氷河期に、大陸から渡ってきたと考えられています。



胸に白色の月の輪模様がありますが、まれに無い個体もいます。
今回は残念ながら、立ち上がってくれませんでした。



ニホンツキノワグマは木登りがうまく、クマ剥ぎという習性があり、樹の皮を根元から2~3m程にわたって剥ぎ取り、爪痕や歯痕を残す習性があるそうです。
これが原因で、枯死を引き起こす為、害獣とされているようです。
おとなしく動いているツキノワグマは、遠目で見る限りはぬいぐるみのようにも観えますけど、実際は近くで見れば大きくて恐怖感を感じるのでしょう。



ニホンツキノワグマの耳は思っているより随分後ろの方に付いています。
全身真っ黒で遠くだと表情が判りづらいですが、結構可愛い顔をしています。
大きさもパンダと同じぐらいなのに、白と黒では大違いの人生(熊生?)ですね。



野生では、冬に岩穴、土穴、大木の樹洞などで冬ごもりをし、メスはこの期間の2月ごろに出産します。



平均的な個体で、頭胴長(頭の先からお尻まで)は110~130センチ、体重はオスが80キロ程度、メスが50キロ程度です。



しかし、個体差や季節の変動が大きく、最大で約130Kgにもなり、1967年に宮城県で捕獲されたオスは、体重220キロもあったといいます。それでも、世界のクマ類と比べると、小型-中型になります。



次回の動物の紹介は『アカアシドゥクラングール 』です。

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