走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

生石公民館だより 平成23年7月号

2011年07月30日 09時21分40秒 | 地域情報/その他
 月末になると「生石公民館だより」が公民館から届く。
配布機能が公民館にないためだ。(松山市には広報委員会制度があり、地区の各広報委員さんにお願いすると、担当地区の中の班長さんを経由して回覧板として回覧してもらえるのです)

 おかげで、地域の活動が手に取るようにわかります。

 そして、この公民館だよりを角田公民館長が広報部の人たちを上手に巻き込みながら編集し、自ら執筆されておられるとのこと。
また掲載する写真も、自らが撮りに行っておられるとのこと。
(ちなみに写真が多いのでとても見やすい)
 
 驚くのはレクレーションの勝敗の結果まで掲載されています。
ということは、最後までお付き合いしているということです。(これは簡単なようでなかなか大変である)

 また、この勝敗を掲載するのには他の意図もあるのではないかと思いました。
推測するに、「うちの町内はどうなってるのか」と気にかけさせるようにしているのではないかと。
さらに、成績が悪ければ、「ここは一番私が出っ張ってやろうか」と思わせ、参加者を増やすための演出か...
深読みかもしれないが、住民参加のツボをよく心得ているような気がします。

 公民館を担当していたときに、地域の人たちから「公民館が何をしているのか見えない」と言われることがありました。
そこで、とりあえず何でもかんでも地域情報を発信することにしたのです。
中には、さまざまな理由から情報発信ができない地区もありました。

 そこで、それを補完する意味で松山市公民館連絡協議会のホームページを充実しました。
当時としては珍しかった動画も組み込んでもらいました。(当時の担当者には大変苦労をかけました)

 それでも足りないような気がしたので、このブログからも配信するようにしました。

 地域の中には、本当にその地域を愛し、その地域の人たちを愛し、地域活動に汗をかいてくれている人たちがたくさんいます。
その多くが、何の見返りも求めず、時に文句や悪口を言われても、ただ黙って人のために汗をかいてくれている人たちがたくさんいます。

 実はこういう人たちがいるからこそ、地域コミュニティは曲がりなりにも壊れないでいるのです。元気にもなれるのです。

 行政が地域コミュニティをつくっているのではなく、こういう人たちがつくっているのです。
 
 角田公民館長は、こういう人たちにスポットライトを当てるべく、この「公民館だより」を出されているような気がします...