世の中にはどうしても好きになれない人がいる。
なぜ好きになれないのか?
若者風にいうならば「絶対、無理!」
一刀両断である。
でも、そういうあなたは、その嫌っている人のことをどれだけ知っているのだろうか?
全否定する前に、その人としっかりと話したことがあるのだろうか?
よくよく考えてみると、第三者から伝え聞いてイメージが刷り込まれ、仮に本人にあったとしてもそういう観念で見てしまい、それ以上深く知ろうとは思わなかったのではないか?
中学時代、父親の前で人の悪口をいっていると、珍しく無口な父が口を開いた。
「おい、手の平を『よし』と言うまで見ておけ」
(父は)めずらしく怒った顔をしていたので、言われるままに、しばらく私は手の平を見ていた。
しばらくして、
「よし、もういい。ところで(その状態で)手の甲は見えるか」
「見えるわけないじゃん。手の平を見ろと言ったじゃないか」と、私は憮然とした。
父は諭すように、
「手には、手の平と(手の)甲がある。人も同じように良いところと悪いところがある。今のお前は、悪いところだけを見て、いいところを見ようとしていない。悪いところを一つ見てしまったら、良いところを二つ探せばいい。いいか、よく覚えておけ!」
無学な父であったが、人として何が大事か、大切かをたった17年という短い付き合いの中で凝縮して教えてくれた。
少し横道にそれたが、好きになれない人を無理に好きになれとは言わないが、せめて嫌いな部分を薄めていく努力はした方がいいと思う。
しょせんこの世の中は、人と人との関係を切れないのだから...
なぜ好きになれないのか?
若者風にいうならば「絶対、無理!」
一刀両断である。
でも、そういうあなたは、その嫌っている人のことをどれだけ知っているのだろうか?
全否定する前に、その人としっかりと話したことがあるのだろうか?
よくよく考えてみると、第三者から伝え聞いてイメージが刷り込まれ、仮に本人にあったとしてもそういう観念で見てしまい、それ以上深く知ろうとは思わなかったのではないか?
中学時代、父親の前で人の悪口をいっていると、珍しく無口な父が口を開いた。
「おい、手の平を『よし』と言うまで見ておけ」
(父は)めずらしく怒った顔をしていたので、言われるままに、しばらく私は手の平を見ていた。
しばらくして、
「よし、もういい。ところで(その状態で)手の甲は見えるか」
「見えるわけないじゃん。手の平を見ろと言ったじゃないか」と、私は憮然とした。
父は諭すように、
「手には、手の平と(手の)甲がある。人も同じように良いところと悪いところがある。今のお前は、悪いところだけを見て、いいところを見ようとしていない。悪いところを一つ見てしまったら、良いところを二つ探せばいい。いいか、よく覚えておけ!」
無学な父であったが、人として何が大事か、大切かをたった17年という短い付き合いの中で凝縮して教えてくれた。
少し横道にそれたが、好きになれない人を無理に好きになれとは言わないが、せめて嫌いな部分を薄めていく努力はした方がいいと思う。
しょせんこの世の中は、人と人との関係を切れないのだから...