走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ひたむきな匠の技

2011年05月21日 18時30分06秒 | つぶやき
今朝の「ガイヤの夜明け」(松山では2週くらい遅れています)という番組を観た。
内容は次のとおり。

高級で品質の良さが人気だった
「Made in Japan」=日本製品。
それがいま、大丈夫か?安全なのか?と、海外の国々から疑いの眼が向けられつつある。
原発事故による放射能拡散問題がきっかけだ。
国内では部品供給が滞り、生産、出荷は遅延...・消費の現場では買い控えと、経験したことのない痛烈な逆風が吹き付けている。
この危機を前に、日本企業はどう立ち向かい、逆風を跳ね返していくのか?日本が得意としてきた、「精密で高品質」なモノ作りで勝負する企業たちの闘いを追う。
時計大手のセイコーは、震災前、スイスの超高級ブランドに対抗すべく、精密技術の粋を集めた「高級時計」を開発中だった。現場はスイスでの世界的な展示会に挑み、一丸となっていた。
ところが「3.11」震災以降、会社を取り巻く環境は、激変した...。
「Made in Japan」の灯は消さない!ベテランの時計職人たちの「モノ作り魂」に火がついた。
風評を跳ね飛ばし、世界に名を轟かせる、その挑戦の結末は?他に、天空に煌めく星空を完全に再現できる、日本独自のプラネタリウム開発者も登場。
逆境に負けず、精緻な技術力で世界にその光を示せるか?

 この中の特にセイコーの技術部門の現場は壮絶を極めていた。
特に、腕時計から流れるチャイムの音にこだわり5年という歳月をかける。
こだわったのは、日本の鉄の文化が生み出した鉄の風鈴がかもし出す音。
澄み切った凛とした音。
そして、その余韻。
この余韻を出せないで苦労した。
そんなことにこだわる必要があるのか。
 だが彼はこだわった。
繰り返し繰り返し試行錯誤を重ねながら、その原因を突き止める。

 そして、思い描いた音が出せたとき、彼は涙する。

 日本文化のよさを知り、そのことにこだわり続けた。
そして、彼の技術は世界からも評価される。

 私たちの持つよさを突き詰めることで、新たな文化が生み出される。
 日本人でよかった...