走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

夢紙芝居

2009年06月08日 22時21分51秒 | その他
 今、庁内では11月から放映予定のNHKの超大河ドラマ「坂の上の雲」に照準を合わせてさまざまな行動を起こそうとしています。
そのためにも、まず市民の機運を高めようと若手職員による横断的プロジェクトを立ち上げ、様々なアイデアだしと、その実現に向けた行動を起こそうということになっています。

 このプロジェクトには、当課からも二人の若手職員を選定し、参加をさせております。山本彰一君と秋山賢治君です。
本来であれば、忙しい日常業務以外に新たな仕事が加わるわけですから、出席する職員については正直しんどいわけです。
でも、プロジェクトに参加する意義については以下のことがあります。

 ①業務中心だと視野がどうしてもその範囲になりがですが、プロジェクトに
  参加することで業務以外の視野が広がります。

 ②さまざまな部署の職員がおりますので、論理構成の中で異なる価値観を
  見出し、吸収できます。

 ③新たな時間を作り出さないとプロジェクトの仕事ができません。効率的な
  時間配分能力と業務の効率化が身につきます。

 これ以外にも利点はいっぱいあります。
 大切なことは、いやいや参加するか、諦めて(笑)前向きに参加するかで吸収される質と量がちがってきます。
プロジェクトは、将来の自分への投資と考えれば、むしろチャンスです。

 そして、今回、二人が持ち帰った宿題について課内協議をしました。
 市民に対してどういった切り口で広げていくか話し合った中で出てきた提案が「紙芝居」でした。
さすがだと思いました。
現場を知る当課の職員ならではの発案です。

 「分かりやすいこと、楽しいこと」

 このことをはずして市民に受け入れてもらえるわけがないというのが、地域活動に携わる者の共通認識ですから。
「紙芝居」というツール(手法)が稚拙だと笑われるかもしれませんが、私たちは大真面目に、真剣に取り組もうと決めました。

 すると、さまざまな滑稽でユニークなアイデアが噴出してきました。
 例えば、
 あるスタッフのアイデア
 「明治の人の格好をさせて紙芝居をやってもらいましょう。
  名づけて『コスプレ紙芝居』。どうですか?」
 「そらあ、面白い!!でも『コスプレ』て、どういう意味?」
 「コスチューム・プレーです。あ!!」
 「コスチュームまでは、エエけど。プレーはまずいんやないん?」
 「そうですよね。」

 といったような会議を繰り返しながら、担当者はまじめ企画を作っています。

 そして、全体を名づけて「坂の上の雲のまちづくり・松山夢紙芝居」
 部下の成長が楽しみなプロジェクトです。