走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

今村克彦という人物

2008年09月27日 20時30分42秒 | その他
 すごい講師

 今日の午後から松山青年会議所と松山市との共催で行っています「松山市民シンポジウム」に出かけてきました。

 一部の講演の講師は今村克彦(http://ethankki.exblog.jp/)さんでした。
 恥ずかしい話ですが、今日まで今村克彦さんを知りませんでした。
 そして、オープニングの紹介ビデオは、今風に言うと超ドハデな感じで、その派手なパフォーマンスに少し閉口しました。
 そして、今村さんの登場です。
 内心、「やっぱり!!」と感じました。

 でも、講演を聴いている内に見事に私の第一印象を裏切ってくれました。
 その熱い思いと厳しさの中にあるやさしさが、私だけでなく聴く人すべてを感動させたことでしょう。

 まず、彼のプロフィールをホームページを引用しながら紹介します。

 元教師。講演家であり、作曲家。ミュージシャンにして、執筆家。
 イベントクリエーターにして今村組最高顧問。それが今村克彦さんの顔であります。

 教師生活24年の長きにわたる彼の実践は、教育界でも大きな注目を浴びながら、2006年4月「教育者」であり続けたいために、安定した公務員「教師」を捨て、野にくだった。51歳。

 彼は自らを「共育者」と名乗る。彼の信念はここにある。

 今村さんが出会って来た子ども達や大人達の感動の秘話や彼自身の生い立ち、又深い理論と洞察力に裏打ちされた教育論、子育て論は他のどの教育講演をも凌駕する内容です。

■講演内容
 24年間小学校教諭だった今村克彦さんの実話からくる感動の講演でした。
 最後は、恥ずかしいくらい涙が出てきて止まりませんでした。
 話の中で共感したことを以下に簡単にまとめまてみます。

 「敬語」は心の現われ。
 心から敬服しない限り、敬語は出てこない。(最近の子どもの言葉遣いの乱れを大人が指摘するけれど、その大人がしっかりと子どもたちと向かい合っているのか)

 また、子どもを変えようとばかりするけれど、親が変わらなければ子どもは変わらない。

 親の子どもに対する欲求は際限がない。
 しかし、それを押付けすぎる親があまりにも多すぎ、そして自覚していない。

 子どもはとにかくほめてやって欲しい。(日本人は、褒め方ベタ)

 [駄目な親とは?]
  ・ほめない親
  ・話を聴かない親
  ・励まさない親(但し、叱咤激励はちがう)

 昔の親は学歴はなかったが、人のありようについては、ことあるごとに子どもに伝えていたと思う。
実は、親として子にしなければならないことは、この人としていかに生きるかを教えることだと思う。

 [3つの躾かた]
  ①あかんもんは、あかんのやを教えるしつけかた。
   (人として、してはいけないことを心がきれいなうちに、
    ちっちゃいうちに教えてください。)
  ②わけを言うて、しつける。
  ③身をもってしめし、やらしてみるというしつけかた。

  この3つは子どもが大きくなるほど、下のウエイトを高めていく。

 もっともっと聴きたい講演でした。本当に今日は得しました。

番町地区運動会

2008年09月27日 19時33分39秒 | その他
 お城下の運動会

 今日は、市役所の東隣にある番町小学校で同地区の運動会が開催されていましたので観に行ってきました。

 ここは、一時郊外に居住者が流出し始めたために、児童数が減ってきました。
 街中が本当に空洞化し始めた時期があるのです。
 それは、まさに過疎地区のような様相でした。

 そういう時に、夜のまちの治安も悪くなり始めました。
 不思議なものです。
 まちの治安が悪くなる原因はさまざまですが、住む人が少なくなることで治安も悪くなるということに気づきました。

 最近コンパクト・シティという言葉をよく耳にしますが、それはインフラ整備というハード的な視点だけでなく、治安や防災という視点からも考察する必要があると思います。

 校区の弾力化プログラムやマンションなどの増加によって、番町小学校も若干ですが子どもたちが増えています。
私にとっては三度目の運動会ですが、観ていても子どもたちの数が増えているというのがわかります。

 私は、子どもは子どもたちの中で育てる方がいいと思うのですが、そのためにも子どもは多くなればなるほどいいと個人的には思います。
 でも、まだまだ少ないのが現実です。
 ですから、ここの運動会は、地区運動会と小学校の運動会の合同開催です。
 そのためか、この地区ではプログラムの中に、小学生と地区の人たちがいっしょに取り組むものが多くあります。
 私も、「大玉ころがし」と「運を天にまかせて(サイコロをころがし、出た色のポールを回るというもの)」の二つの競技に参加させていただきました。
小学生の子どもたちと手をつないで走り回ったのですが、自分では早く走っていると思っていても、側から観ていると足が絡まっていたようです。
しかも、走り終わった後の息切れは、平素、いかに運動不足かがばれてしまいます。

 でも、競技がスタートするまで子どもたちと手をつないでいたのですが、その小さな手から伝わる体温が、緊張からかだんだん上がってくるのが、なんだかうれしかったのは私だけでしょうか。