走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

がんばるNPO

2006年07月28日 22時04分40秒 | その他
 今日、以前から相談に乗っていたNPOのソフィア倶楽部(www.sophia-club.net)の玉乃井厚子さんが職場に訪ねてきてくれました。
 彼女たちの活動の近況報告と課題について、色々と話を聞きました。
 彼女は、もともと困っている人を見ると助けてあげたいという性分らしく、その最も最たる人たちが外国人留学生たちだったということです。
そこで、その人たちを色々とサポートしている内に、そのつながりで外国人旅行者も困っていることがわかってきて、何とか一肌脱げないかということになり、活動がますます広がったということです。
 そして、NPOを設立するわけですが、民間団体でも珍しい海外交流支援団体なのです。
この活動については、徐々にですが理解者が増えてきていますが、その輪が広がるにはまだまだだそうです。
 また、国土交通省の事業などにも参加しているそうですが、資金難(NPOが共通して抱える課題)で、特に経理担当がいないためにキャッシュフロー的発想が乏しく、いつもご主人のボーナスで補填しているそうです。(ご主人はよくできた人です。)
 しかし、彼女も疲れてはじめており、今まで関わった人たちを表面的な部分だけでなく、しっかりと人を見るようになりましたという顔を見ていると、本当に苦労されたんだろうなと感じたのです。
 また、事業を受託しても、ほとんどボランティアで、下手をすると持ち出しの方が多いんじゃないかと思うくらい悲惨です。
「それでもいいんです。」とキッパリ言い切る彼女に、そうじゃないんですよと説明をさせていただきました。
せっかく高邁な志で活動しているのに、その活動を継続するには必ず資金がいるということを懇々と説明した後、まずビジョン、ミッション、ポリシーをもつ重要性についてお話をさせていただきました。
彼女自身は、企画を考えることが大変好きなようですが、プランナーだけでは事業を形にすることはできないということに気づいたようで、プロデューサーが欲しいと言われました。
これは勝手な思い込みかもしれませんが、その役を私に求められているようで、即答は避けましたが、内心ではお手伝いしてもいいかなと思ったのであります。
 何度も申しますが、ソフィア倶楽部の活動は、高邁で自分たちでできる限り完結しようとしていますが、そういう活動に対し、行政や世間の風はあまりにも冷たいかなあと思うのです。
特に、一部の行政の人たちは、期待を持たせるような発言をしておきながら、「忘れてました。」と一言で済ましてしまう者もいたようです。
同業者として、信頼回復をする必要があります。
どうか、お願いです。
行政の方は、できないことはできないと、すみやかに言ってあげてください。
変な期待を持たせないでください。
お願いします。
 これからは、さまざまなことをプロデュースしようと思いますので、興味のある方はご連絡下さい。