走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

玲瓏(れいろう)な人生とは、

2006年07月13日 22時24分56秒 | その他
 NHKのプロフェッショナルという番組で、棋士・羽生善治がプロフェショナルの心構え等について、次のように語っていた。
 天才と言われた彼がスランプに陥ったとき、その苦汁の中で学びとったことに、平常心の中で淡々と同じことを繰り返すことの難しさを語った。
 そして、ある日、その答えを若い棋士たちと将棋をさす先輩棋士たちの姿から学びとる。先輩棋士たちの直向なまでの自分らしさの追及と継続のための指導を見て、自分の将棋のスタイルの確立の重要性を知る。
十代、二十代、三十代へと成長する中で、彼が得たものは「大局観」と「直観力」。また、「負けて学ぶ」というプラス志向をもち始めたこと。
 特に、「直観力」については、ただの思いつきによる行動ではなく、今まで積み重ねてきたものによって、まっすぐ出てくる力だと説明していた。
 話は続く、若い頃はあまり詰め込んでいないから「まよい」や「ためらい」は、少なかった。
だが、歳を重ねていくと様々なものが詰め込まれていくので、「まよい」や「ためらい」が生まれ始める。「まよい」や「ためらい」は、恥ではないのだ。
そして、それが恐れへと転換し始めるとリスクを犯さなくなり始める。
しかし、リスクなくして成長はないとも語る。
「玲瓏(れいろう)」-曇りなく、輝くこと。
平常心で自然体のまま、大局的に物事を観、直観力を信じ、果敢にリスクに挑戦する。それこそが、玲瓏な人生かもしれない。

新たな視点

2006年07月13日 19時22分26秒 | その他
 今日、振り替え休暇を取って、免許の書き換えに行ってきました。5年ぶり(さりげなくゴールド免許証をアピール)に行った免許センターで驚くことがありました。
それは、申請時に○○協会への加入を勧められるのですが、頑なに断ってきました。
なぜなら、入会によるメリットが感じられなかったからです。
 それが、その協会に入会すると、驚くことに申請書の代筆サービスと視力検査がVIP待遇で受けれるコーナーを設けていたのです。
よく見ると高齢者の活用が多い。なるほど、憎いくらいよくできたサービスであります。行政サービスの一環だから区別(差別??)していいのかということを指摘される可能性があります。
 しかし、運営団体は非営利団体だと言ってしまえば、それできちんと理屈がつきます。
 しかも、別途に料金を払う、受益者負担サービス方式であります。
本当に、うまい!!
 と、感心させられました。
 ホテルのサービスを見ればよくわかります。
同じホテルに泊まっても、支払うお金でサービスが異なってきます。
 また、若い頃、出張に行くたびにポケットマネーを足して、ホテルのグレードを上げていったことがあります。
料金とサービスがどう変わっていくのかを知りたかったからです。
明らかに違いました。部屋まで荷物を運んでくれるアテンドサービス。洗面室のサプライ品の種類や高級感、バスローブの有無、そしてコンシェルジェの数、顧客の無理難題に対する返し方等。
だから、料金に差があっても仕方ないと思わせるだけのサービス提供が行われるのです。
 一方、私たち行政サービスは公平の原理だけを優先し、サービスの質を軽視してしまう傾向があります。
 例えば、電子納税システムについて見てみると、当初見込んでいた利用率20%が、現在0.4%と聞く。他のネットワークとの連携不備や制度上の問題などが複雑に絡んでいるとしても、原因はもっと身近なところにあるのではないかと思うのです。
それは、まだネットワークを利用するパソコン操作ができない中小零細企業があまりにも多いということです。
つまり、当面は免許センターのように、ドロクサイサービスの方が受けるんじゃないかと思うのです。
具体的に説明すると、納税組合とか行政書士協会といった組織とタッグを組んで、その組織に入会すると行政の窓口の横で青色申告の代筆をいたしますみたいなサービスがあって、そのショバ代として手数料の何%かを行政が収入にしてしまうのです。(納税者の本音としては、タダにしろと言われるかもしれませんが...)
これは、あくまでも例えです。
 視点さえ変えれば別途料金を払ってでも、より質の高いサービスを利用してくれるのではないかということです。
 その時のキーワードは、支払っても価値のあるサービスであり、人を介する温かいサービスであると思うのです。いかがですか、みなさん。