日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

データ収集・分析課題実習の成果報告会(2)

2006-04-24 17:00:00 | 2006年度
① 4月24日 3時限の授業の内容の疑問点
まずは卒業生から以下のコメントがありました。
『3年生女子の発表で、「丸の内の30%が三菱地所の管轄」という意味が良くわからない』
これは言われてみると土地の30%なのかまたはビルの30%なのか、どこからどこまでなのかいまいち境界線がはっきりしてない言い方だ。文章の流れ的には丸の内という土地の30%といってるような気がするが。
 このように1点1点を確認して、いかに客観的にみて、社会学としてどう料理するかが今後の課題となっていくのである。

② 社会学とは
今回の授業では卒業生が2名来てくれました。現在働いている仕事についての説明を受けました。それによると近いうちに企業が移転するという話がありました。近年IT企業の成長が著しいといわれており、実際にも入社数が前年度と比較してもかなりおおくなっているという。現在借りている赤坂見附のオフィスは450人程働いているそうだが、すでに3%しか空きがなく、大手町に移転予定だそうだ。移転の理由としておおまかに述べてくれたのは、1.業績があがったから 2.企業価値 3.金融系の客を狙った などをあげてくれたのですが、さすがにまだ入社してからそんなに経ってないということなので、上の人達のことはわからないそうです。
 赤坂見附から大手町になぜ移転しようとしたのか、それは各自の課題として後藤先生からだされました。

社会学とは行為の裏づけをするために、1つ1つの行為の意図を知るということが大事なのです。つまり今回の課題はまさにそれにあたるといえるのではないでしょうか。

③ 東日本と西日本
京都・大阪を中心とする西日本の人達はなぜか東日本を格下にみるようです。それは天皇にとっても東京は行幸先でしかなかったことにいえるように、後進的ということが関係しているみたいです。その立場が逆転したのは明治維新の時だと個人的には思っていましたが、なんとそれは1980年代だそうです。一体なぜなのでしょう?
 それは西日本大企業が東京にも本社を置くようになったからです。授業中に生徒からでた企業名をあげると 
トヨタ・松下・京セラ・マツダ・シャープ・ヤマハ・任天堂・サントリー・グリコ・サッポロビール・ミズノ・中国電力・アシックス・高島屋・ダイエー・阪神・阪急・松竹 etc…
など挙げてくれました。これはどの会社もみな有名企業ですが、これらがもともと東京以外に本社があるとは恥ずかしい話よく知りませんでした。毎回ゼミ生の知識の豊富さには驚かされてばっかしです。

今東京でホットな再開発といえば 秋葉原 豊洲 日本橋 品川 汐留 など様々あるが、これらに共通することは何か。それは山手線の東側、特に南東方面である。この辺はいわゆる臨海部にあたる。
 ここでもう一つ課題
三菱は品川へ移ってからまた丸の内に戻ってきた。なぜそのような行動をしたのか。

④ 本日のまとめ
感想として丸の内は景観を大事にしているとイメージがあるという意見が出た。確かに丸の内は乱開発がされていない。銀座にあって丸の内にないものといえば ユニクロ ドンキホーテ マツキヨ などあるが、これらネオンが許されるのは去年で終わりを迎えた東京ミレナリオとクリスマスのときだけなのである。地上にもコンビニはないということから、丸の内がいかに景観を大事にしているのかということがわかる。今回授業を通じて後藤先生が「なぜ?」というワードをゼミ生に使っていたという印象があった。それは社会学の客観的に物事をみることで、自然にでてくる用語なのかもしれない。これからゼミを一年間やっていく上で、「なぜ?」ということを常に頭に入れておくことが大事ということなのだろう。
← 梶山さんがゼミ生の東京駅の写真集めてまーす おつかれです。

← 写真なかったんで、その後の飲み会の様子を撮ってみました。なぜか若宮君の一発芸にみんなで写メとってます(笑)

※配布資料 特になし

文責:相沢政斗(2006年度3年ゼミ生)
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