今回は「会社の計算」からの出題。
結構手薄になりがちな論点のひとつですが,1回理解してしまえば意外にあっさり,という問題が多いのがここからの出題の特徴。
行政書士試験まであと6ヶ月です。
「株式」や「機関」ほどメジャー論点ではありませんが,少しずつこういったマイナーな部分にも踏み込んでいく段階に入ってきたのでは,と思います。
「問題」
株式会社の計算等に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。
ア 資本金の額を減少するには債権者保護手続をとる必要があるが、資本準備金の額の減少については債権者保護手続をとる必要がない場合がある。
イ 資本金の額を減少するには、併せて株式の消却又は併合を行わなければならない。
ウ 資本金の額を減少するには株主総会の決議が必要であるが、資本準備金の額の減少については、取締役会設置会社にあっては取締役会の決議により行うことができる。
エ 株式の無償割当てをする場合には、当該無償割当ての対象となる株式の価額の2分の1に相当する額の資本金を増加させなければならない。
オ 債務超過の状態にある特例有限会社であっても、定款を変更してその商号中に株式会社という文字を用いる商号の変更をすることができる。
1 アエ 2 アオ 3 イウ 4 イオ 5 ウエ
(平成18年度 司法書士試験 第28問)