<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



中部国際空港発旭川行のANA機が管制官の誘導ミスで墜落寸前の危機に陥っていたことが発覚。
昨日大きなニュースになっていた。

日本での航空機事故というと御巣鷹山が今も記憶に生々しいが、最近とんと耳にしなくなっていた。
いわゆる旅客機の事故は皆無。
飛行機ほど安全な交通手段はなく、
「飛行機で出張や」
「うううう、心配」
などというのは、杞憂でしないのが現実。
しかしながら、やっぱり不安がつきまとうのは、飛行機は自分の意思で勝手に飛び降りて逃げることもできないし、万一事故が発生したら、その凄惨さは尋常でないことから、「飛行機」イコール「不安」がつきまとうのだろう。

それでも、日本国内の航空機事故は多く無いと私は思う。
自衛隊の事故や小型機が墜落したケースなどを除いて大きなもので記憶に残るのは、例えば昨年なら成田空港でフェデックスの貨物機が着陸に失敗した1件だけ。
3年ほど前では那覇空港で着陸直後の中華航空機が火を吹いた1件だけ。
国内エアラインの重大事故は乱気流巻き込まれを除いて御巣鷹山以来皆無。
今回の全日空に至っては青森で自衛隊機に衝突されて以来、皆無だったように記臆する。

鳥のように自由に飛べるのでは、と思いがちの飛行機も実のところ自由はなく、パイロットは管制官の指示に従って飛行しなければならない
これが問題だ。
管制官の指示を無視して飛行すると新聞ざたになるほどの法律違反。
赤信号でも平気で横断するパイロットも管制官の指示は守る。

民主党の間違った政策も、国会で決議されたら守らなければならないのと同様に管制官の間違った指示も守らなければならないのが、飛行機の恐ろしいところだ。
民主党の間違いはすぐには人命に関わることは少ないが、飛行機のそれは即人命に関わる重大事だ。

今回の管制ミスは管制官が低い高度を飛べ、と命づれば遵守しなければならず、ダイハード2でテロリストに管制された旅客機が墜落させられたような運命もあり得ることを考えさせた事件なのであった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )