<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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今年も国内最大の写真のアートイベント「KYOTO GRAPHIE 2020」が始まった。
予定より5ヶ月遅れの開催だったが、秋に開催するアートイベントもなかなか良いものだと思った。
なんといっても京都の秋は、それはそれは素晴らしいのだから。


コロナ禍のために5ヶ月遅れでの開催。
それでも中止されずに開催に持ち込まれたのは写真芸術に関わる主催者やスポンサー、そしてなにより写真家の方々の情熱によるところが大きいのだろう。
もちろん会場では万全の対策が採られていた。

展示会場は烏丸御池のNTT西日本のロビーを中心に京都市内各所に配置されている。
ある会場は有料であり、またある会場は無料。
チケットはそれなりの金額なのだが、それに相応しい作品群が世界中から集めれていて内容は、圧巻である。

有料、無料どちらの会場でも昨年と異なるのはチケットが必要であること。
チケットは名刺サイズでそれに個々のナンバーが記されている。
このチケットに記されているQRコードをスマートフォンで読み取ると登録サイトの画面が現れるので番号と自分の名前、メールアドレスを登録する仕組みになっている。
どのゲストがどこのギャラリーに何時頃訪れたのか記録され、万一コロナ感染者が判明した場合、会場で接触があったかどうかわかるようになっていたのだ。

もしかすると5ヶ月の延期期間の間にこのシステムを構築していたのかもしれず、それだけでもこの京都のアートイベントの凄みを感じさせ、感動ももたらす。



この日は烏丸御池周辺にある会場と京都府庁の会場を訪れた。
取り壊される直前の京町家を使用したギャラリー。
古い商家を使ったギャラリー。
おしゃれなインテリアテキスタイルのショールームを使ったギャラリー。
そして重要文化財になっている京都府庁のオフィスと府議会議事堂を使ったギャラリーなど。

一日で回りきれない規模は例年通りで、コロナ対策もあいまって入場制限のために入れなかったギャラリーもあった。

この秋の最大のアートイベント。
京都散策にぴったりの過ごしやすい秋なのである。





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「原因は燃料系統ですね。もうちょっとねぇ、修理でけへん思いますわ。」
「はあ」
「こういうのって修理しても別の所に不具合が出てくるから。修理しても修理してもと言う感じで。いくら掛かるかわからへんということになる確率高いですよ」

と修理工場の社長は言った。
今度は「大丈夫ですよ」とは言わなかった。
私はてっきり「大丈夫ですよ」は決り文句だと思っていたのだが、そうではない時もあることを初めてしったのだった。
ということで私のマツダMPVは余命宣告をされた患者のような状態になった。
これで15年目の車検をパスできる確率はないであろう。
で、ひとつ困ったことがあった。
出張が迫っていたのだ。

「あの、来週に岐阜の高山まで行く予定があるんですけど、こいつで行って大丈夫だと思います?」
「そらぁ、やめたほうがいいです」

高山へは早朝に着かなければならない。
電車で行って前泊する、なんてことはできないので未明に大阪を出発して自動車で移動する必要があった。

聞くところによると私のMPVは4つあるピストンのうち1つがどうも機能していないという。
エンジンをアクセルペダルいっぱい吹かしてもパワーがでない。
排気ガスに異臭もあり「ボン!」と火を吹く可能性もなくはないらしい。
何しろ燃料系統の故障なのだから、何があっても不思議ではない。
その昔、務めていた会社でコンサル弁護士のおっさんが社長の持っていたクラシックBMWを借りて名神高速を走っていたら火を吹いて全焼したという事件があったのを思い出した。
全焼もすごかったが、火災のために名神高速は通行止め。
場所が大阪の茨木ICと京都南ICの間だったので大渋滞になったのは言うまでもない。
幸い死者もけが人もでなかったので今は時折酒の肴として思い出されるくらいだ。

で、そういう「全焼で大渋滞」などということの原因になりたくないので結局、高山へ行くのはレンタカーを借りることにした。
MPVで向かって途中で動けなくなると到着できないことになってしまうからだ。
尤もこのときは電車にしていたら前泊どころか高山へ到着することはできなかった。
集中豪雨で高山本線が長期運休になってしまったからであった。

この後、高山行きを含めて2度ほどレンタカーを借りた。
新しい自動車を買うまでMPVは近所を動く時に使用するだけに留めることにした。

このレンタカーが実のところ次の車を買うきっかけになった。
借りた車がトヨタのカローラで恐ろしく燃費が良かったのだ。
高山まで走って給油したのが二千円でお釣りがあったので一瞬間違えているのではないかと思ったのだ。
MPVなら300kmも走ると少なくとも4000円ほどの燃料代がかかる。
それが1000円台なのでびっくりしたのだ。

「これは大変な燃料食いの車に乗ってきたんだ」

高山から戻った2週間後。
私は中古車屋へ出かけて燃費のいい車を買い求めることにしたのだ。

燃費のいい車というと当然ハイブリッドを買い求めたいところだ。
私も最初はハイブリッドの新車を買おうと思っていたのだ。
ところがカミさんの反対に遭ったのは先述したとおり。
最近はハイブリッドの中古も少なくなく買えなくはない。
しかし中古屋であれがほしい、これがいい、という事にカミさんの反対に遭った。
もう面倒くさいのでこれでいいや、と指差したのがマツダのデミオ・スカイアクティブなのであった。

「ええやんこれ」

カミさんはフロントガラスに示された値段を見て満足の様子。
価格はたぶん、MacProの方が高いと思う金額なのであった。

デミオを指差したのはデミオには沖縄でレンタカーで乗ったことがあり、
「これ運転しやすい!」
と感動したことを覚えていたからであった。
しかもスカイアクティブというエンジンを積んでいるデミオは初期のプリウスと同等の燃費なのだという。
ハイブリッドではないのに。

ということで今どき中古の安くて年季の入った車もエコカーなのであった。

ということで新しい自動車を買わなければならなくなった。
私は予算は色々と思案した結果、事業もそこそこ悪くないので経費できちんと処理でき税金対策にもなるように適切な分割払いで買い求めることにして車種の選定を始めた。
やはり重要なのは自分で設計した試作品を運べるサイズで燃費もいい車であること。
そしてたまには遊びでも使えることなのであった。

その結果、ホンダのフリードハイブリッドかトヨタのシエンタハイブリッドのどちらかを買い求めようと決めたのだった。
費用は300万円ほど。
6年ほどの分割にすると経理処理もやりやすそうだ。
で、そこに物言いがついた。

「なんで新車なん?」
とカミさん。
「なんで分割するん?」
とさらに。
「今が良いからと言ってコロナやで。来月は仕事は、わからんし」

女性は現実的。
車買って


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車を買い替えた。
長年乗りつ続けてきたマツダのMPVからデミオに乗り換えたのだ。

手放したMPVは義父から受け継いだ登録年数13年を超える古い自動車だった。
古いだけに色々とトラブルが発生したが、買い替え予算の確保が難しかっため容易に処分できなくなり、修理をしては乗り続けていた。

例えば始動してすぐサイドブレーキを戻して走り始めると暫く「キーキー」と異音がした。
修理工場で診てもらったが「ん〜〜、直すの難しいですね。でも大丈夫ですよ。」という。
ほんまかいなと思いながら乗り続けた。

すると今度は雨が降ると後部の左側スライドドアの中に水が溜まるようになった。
走ると「ポチャポチャ」と音がするのだ。
修理工場で診てもらったが「ん〜、どこから入ってくるのか。パッキンが悪いのか、修理難しいですね。でも大丈夫ですよ。」と言われた。
仕方がないので雨が降ると翌日必ずドアを開けてドア裏側下部についている樹脂のキャップを外して水抜きをした。
穴から10分ぐらいチョロチョロと水が流れた。それがまるで水時計みたいで面白かったが高速道路のSAなどでそれをすると結構恥ずかしかったりしたものだ。

また水が貯まるのと関係しているのかどうかわからないが3年ほど前に右側のスライドドアの電動機構が故障した。
修理工場に聞いてみると、
「修理するのにたぶん8万円ぐらい、かな。」
と言うので手動にすれば開閉できるし、まだ左側が動くのでそのままにしておくことにした。
しかしついにその左側のメカも昨年故障。
両側の修理で16万円もかかるということになるので件の修理工場で電動機構をぶった切ってもらって手動で使うことにした。
これは無料でやってくれた。

左側のスライドドアのメカが壊れたすぐ後で、今度はエンジンの警告ランプが点灯した。
丁度、大阪から東京に向かって東名阪道を走っていたところだったので、
「おお、エライコッチャ!まだ三重県やで」
と急ぎ懇意の修理工場に連絡したら、
「大丈夫ですよ。帰ってきた持ってきてください」
と言うからそのまま日暮里近くの目的地まで走って帰ってきた。
で、修理に持っていくと、
「電気系統のエラー信号をひらったんですね。異常は見当たりませんしリセットしておきますから。」
とリセットしてもらったら警告ランプが消灯した。
安心して走り出したら翌日最点灯。
もちこんでまたリセットしてもらった。
で走り始めたらまたまた点灯。
点灯とリセット消灯を繰り返したがだんだん面倒になってきたので、点灯したまま走り続けた。
エンジンのセンサーを交換すると部品だけで4万円以上かかるという。
「それでも、それが原因かどうかわかりませんしね」
と修理工場。

流石に新しい自動車を買わなければと思いだした。
でも3年前にはじめた自営業は安定してきていたもののコロナ禍もあり予算化したくない。他にも色々理由があって思い入れがあって買い替えに踏み切れないとかの理由で乗り続けてきたのだ。

ところが車の方はそれどころではなく修理と故障のサイクルはいよいよ最終段階を迎えていたのだ。

非常事態宣言が解除されて日もまだ浅い6月中旬。
私は所用で中央道を小牧から長野県に向かって走っていた。
岐阜県中津川から飯田にかけての上り坂に差し掛かったところ、いくらアクセルペダルを踏み込んでも80km/h以上のスピードが出にくいことに気がついた。
「何や?これ。パワー出んやん」
坂を登りきって長い恵那山トンネルを抜けると飯田の街に向かって下り坂だったので普通に走り始めた。
帰りは一般道を走って馬籠宿などに寄り道をしたので高速道路の急な上り坂でアクセルを踏むことは無かったが、帰阪した直後に信号待ち中にエンストした。

つづく


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高野秀行著「謎のアジア納豆 そして帰ってきた「日本納豆」」を書店で見つけてページを捲ってみると懐かしい「トナオ・ムッ」というミャンマーの発酵食品の写真が掲載されていた。
この「トナオ・ムッ」はチャイントンというミャンマーのシャン州にある町を訪れた時に、
「食べてみますか?」
とガイドさんに訊かれて、
「是非に」
と言って注文した地元の発酵食品であった。
私はそれ以前にミャンマーの代表的発酵食品である「カピ」を味見して「美味い!」と叫んだときがあったので、同じく美味いものに違いないと思い注文したのだったが、残念ながらその匂いと味に負けてしまい完食できなかったのだ。
伝統的食品で珍しいものを食べ残してしまい大いに後悔したので忘れることができない。

その「トナオ・ムッ」の写真を見つけたので、その場で買い求めて即読み始めたのだった。

「納豆は日本を代表する食品」
「日本人なら誰でも食べる伝統食品」
とよく言われる。
納豆に郷土を思い出す人も少なくないという。
私は関西人なので納豆に対する思い入れはそんなにないのだが、そこはやはり海外にも納豆があるということになれば知りたいというのが人情というものだ。

本書はミャンマーでの事例も多く、登場するミッチーナ、チャイントン、タウンジーの3つの街は私も訪れたことがありリアルにその風景を浮かべることができた。
「トナオ・ムッ」以外にも納豆とほぼ同じ発酵食品があったことに訪問したときはちっとも気づかず、今回この本を読んで初めて知ったところなのだ。

次回訪問することがあれば、ぜひ現地の納豆をいただいてみたいと思ったのは言うまでもないが、「トナオ・ムッ」が口に合わなかったことを思い出すと、くちにするのはそこそこ勇気が要ることなのかも知れないと思った。



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先月、神戸のそごう百貨店が閉店してしまい同百貨店の創業地だった関西から完全に姿を消してしまうことになった。

心斎橋の大丸、十河というと江戸時代の地図にもちゃんと掲載されていて、この2つの呉服商がこの繁華街の中核的役割を果たしていたことを知ることができる。
少なくとも昭和の御代まではそのまま続いていたわけだ。

その心斎橋そごう本店が大丸に売り渡され大丸北館として営業されていたが、このほどここにパルコが入ることになったという。
心斎橋パルコ。
びっくりの復活である。

西武系の百貨店だったパルコはいつのまにか大丸系になっていたようで、今回の再開店に至ったというわけだ。
なんでも渋谷パルコのコンセプトを大阪に持ち込むという。
勇気ある決断だ。

似たようなコンセプトに三越伊勢丹大阪店があった。
JR大阪駅に隣接した大型百貨店だった。
ここは伊勢丹新宿本店のコンセプトをそのままもちこみ鳴り物入りでオープンしたのだったが、多くの人が知るように失敗した。
わずか1年少しで撤退。
阪急うめだ本店を抱えるH2Oホールディングスの企画力に太刀打ちできず姿を消したというわけなのであった。
その跡地はJR直営のショッピングモール梅田ルクアとして非常に繁盛している。

果たして心斎橋パルコの勝算はいかがか。
結果は11月に。


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アメリカ大統領選挙がいよいよ大詰めを迎えている。
報道によると民主党のバイデン候補者が共和党のトランプ大統領をリードしているというがその差は徐々に縮まってきているのだという。

テレビを見ていると、反トランプ大統領のニュースは頻繁に伝えられるものの、トランプ大統領を支持する声はほとんど伝えられていない。
そのままテレビを見ていると、
「おお、今のアメリカ人はトランプ大統領に怒り心頭なんだ」
と思ってしまう。
ところが世論調査の結果を見ると双方47〜48%の支持率で拮抗している。
この調査結果が正しいのであれば、悪の根源トランプ大統領を良く言っている人々は悪く言っている人々とほぼ同数いることになり報道は偏っているということになる。

You Tubeにアップされている人気バラエティ番組SNLを見ればトランプ大統領が頻繁にネタにされていることに気がつく。
アレック・ボールドウィン演じるトランプ大統領が面白おかしくディフォルメされているのだ。
こういうコントを見ていると、
「トランプ大統領がただ単に嫌われている、というのは間違った受け方なのかも」
と思ってしまう。
果たして真実はどこにあるのか。

昨日結果が出た自民党総裁選挙もそう。
世論調査では石破茂元幹事長が最も党員に支持があると伝えられていたが、別の調査では河野太郎防衛大臣が圧倒的な支持率で、ここにも報道と調査の差異が存在した。

世界をリードする大学の順位。
エアラインの満足度。
訪れたい観光地ベスト10.
好きなタレント、嫌いなタレント。

世の中の調査を見ていると参考になるものはほとんどないのではないかと、思ってしまう。
そんなややこしい時代になりつつある。



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マスクをせずに飛行機に乗って機長に緊急着陸を判断させる事件が発生。
そのニュースを見て自由というものが義務とセットになっていることを知らない人が多いことを思い出した。

数週間前にNHKのニュースで、
「マスクをしようがしまいが本人の自由だ」
と叫び、新橋駅前でデモ行進をしている人たちが取り上げられていた。
「こんなのがニュースのネタになるなんて」
とびっくりした。
デモをしようとしていたのがいい大人の連中で、さも当然のように叫んでいることに驚いたのはもちろんだが、それを社会問題然としてネタにしているNHKにも驚いたのだ。
アホなのか、こいつら。
と思ったのは言うまでもない。
言動の自由が保証されているからと言って、雑踏の中で「火事だ!」「爆弾だ!」などと叫ぶ自由は存在しないのと同様に、感染症対策をしなければならない現在の状況でマスクをしない自由は存在しない。

それは義務なのだ。
保証されている自由は義務と表裏一体であり、それを理解できていない人たちのなんと多いことか。

マスクをしない権利を主張しているアホな人たちよりも、それを社会問題として扱うNHKにマスコミのマスゴミたる所以を感じたのは言うまでもない。


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国民民主党が分裂して立憲民主党に合流。
大きな立憲民主党が再編されたわけだが、これは何も新しい政党が誕生したわけではない。
あの「民主党」が帰ってきたのだ。
ということで人呼んで「帰ってきた民主党」。

帰ってきたウルトラマンは正義の味方だったが、果たして「帰ってきた民主党」はどうなのか。
鳩山、管、野田と続いた「あの頃」を思い出すと「帰ってきた民主党」の正体と実力は試すまでもなく明らかだ。

そもそもあっちへ行ったり、こっちへ来たり。
連中は何を考えているんだろうか。

「な〜〜〜んにも考えてませんよ〜〜〜」

往年のCMを思い出すまでもなく、チンパンジー以下の集団なのかもわからない。


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阪神大震災が発生したその日の夕方。
テレビを見ていると倒れた阪神高速道路神戸線や脱線した阪神電車の映像に、暗いおどろおどろしいBGMをかぶせて放送していたニュース番組があった。
確か毎日放送か朝日放送だったように記憶している。

「なんで報道番組にBGMなん?」

地震被害の全容がまだ出ていない時点で被災者はみんな何がどうなっているのかよくわかっておらず、できれば不安要素は少しでも取り除きたいところだった。
ところがテレビはその不安を煽るように報道番組を演出。

「なんでここまでするのかな。意味あるんか」

と、その時感じた不快感は鮮明に記憶されている。
これ以来、報道番組というものが作為に満ちたものであることを常に考えるようになったのは言うまでもない。

今回の台風10号の報道も同様で、生放送の映像になぜかBGMがかぶさっていた。
チャンネルは読売テレビ。

「なんでこんなに暗いねん」

と言ったのはカミさん。

「普通に伝えられへんのかな。なんでこんなに暗い音楽かぶせるんやろ。」

20数年前に感じた私と同じなのであった。

そもそもコロナ禍でも東日本大震災の報道でもそうだがマスメディアは視聴者の不安を煽り、スキャンダルを捏造する。
明るい話題は故意に遮断して暗い話ばかりをピックアップ。
たぶんそうすることで視聴率を獲得できて売上を伸ばすことができるのだろう。

こういうことが露骨になりエスカレートした結果、世論形成にも嘘やヤラセを放つようになった。
支持政党のアンケートは言うに及ばず、外国人参政権やジェンダー問題、中国韓国の2カ国だけを「アジアの国々」と呼ぶその感覚。
自分たちの利益になるように世論を誘導することには、たとえそれが世の不利益になるようなことでもへっちゃらだ。

そもそも報道番組がバラエティになっていてキャスターが元アイドルやお笑い芸人。ちょっとマシのように見えるフリーのアナウンサーと呼ばれる話すだけタレントはゴリ押しコメント製造機。
他人の意見をはねつけ、かぶせて司会するのはそうしないと利益にならないからか。

テレビやラジオの役割はすでに終わっているのかもしれない。



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一昨年の今頃。
台風21号が大阪にやってきた。

たまたまその日はアポイントもなにもなく私は自宅件オフィスで台風が過ぎ去るのを待ち続けていた。
もちろんアポなんかあったとしてもすべてがキャンセルになっていただろう。
台風21号は真っ昼間の大阪を縦断。
その間、猛烈な暴風が吹きまくり、2階建てツーバイフォーの我が家は地震にあったかのように振動を繰り返した。
堺にある実家のマンションは鉄筋コンクリートだし窓には雨戸シャッターも付いているので少々の暴風でも大丈夫と思っていた。
でも揺れる度に頭を過ったのは「ブーフーウー 三匹の子豚」の歌で、藁でできた家、木造の家、レンガの家が頻繁にイメージとして浮かび上がってきたのだった。
暴風雨で揺れる家の中で幼児のときに見ていたNHKの「おかあさんといっしょ」の「ブーフーウー」の歌を半世紀も経過した今も覚えていることに驚たものであった。

我が家での被害はトマトが全部倒れてしまったことと、外壁の巾木の一部が少し傷ついたことなどを除けば軽微だった。
しかし近くの国道を挟んだ向こう側の町は停電。
復旧するのに3日かかった。
パチンコ屋の看板はぶっ飛び、コンビニの扉のガラスは破壊され、信号は「どこ向いているの?」という状態で街中、飛ばされた屋根瓦の破片や倒木、倒電柱などで大変な状態になっていたのだった。
何よりも凄かったのは関西空港が昨日不全に陥ったこと。
その期間2週間。
完全にもとに戻るのに半年ほどかかった。
実に大変な台風なのであった。

その台風21号の勢力を上回るであろう台風10号が沖縄から奄美、九州に近づきつつある。
中心の気圧はなんと910hPa。
最大瞬間風速は85m/sを超える可能性があるということで、これは時速に直すと約300km/s。
新幹線のぞみ号と同じなのだ。

九州の西側を通過するので私の住む関西地方はあまり影響がないように思うかもしれないがなんといってもスーパー台風。
東側の暴風圏は半径500km。
関西でも影響を受けるのは明らかだ。

現代の科学では予想はできても向きを変えることはできない台風。
来なくていいのに来てしまうのが困ったところだ。


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