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宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

昔、雪印食品、今、フジテレビ

2025-01-27 16:03:48 | 時事
社長の人格が問われている。

何のことかというとフジテレビ問題だ。

会社が危機に瀕したとき、時としてそれに油を注ぐのが社長の人格。
これまでも忘れられないの事例がいくつかある。
最も印象深いのは雪印食品の食肉産地偽装に端を発した一連の事件だった。
連日連マスメディアに追われた社長は向けられたマイクに、

「わたしゃ寝てないんだよ」

と言った。
この一言で雪印食品の命運は尽きたといっても過言ではなかった。
まもなく会社がなくなってしまったからであった。
雪印グループには思い出したくもない事件であることに違いはない。

山一證券が潰れた時は、一味違った社長の記者会見があった。
「社員は悪くありません」
と号泣したのだ。
号泣したことが大きく話題になったが、「社員は悪くありません」という社長の誠実さが山一證券の倒産まで至った粉飾のドス黒さを少しは和らげた効果があったのは間違いない。

で、今回のフジテレビ。

こういう同族経営ではない会社の社長というのは平和な時は実力のあるヒトではなく、業績はあるていどあって、毒にも薬にもならない。
そういう人格のヒトが選ばれる傾向にあるようで、一旦事が発生すると対応するのが難しい。

たとえば阪神大震災が発生した時の首相が村山富市であったり、東日本大震災が発生した時の首相が菅直人であったこととよく似ている。

社員は天災の如く、その衝撃に備える必要がある。
なんといっても堤防かつ防衛指揮官であるはずの社長は「夜寝ていない」ヒトや「動画撮らないで」というヒトしかいないのだから。

ああ、なんてこった。
あの人のせいでこんなに大事になるなんて、と社員は思っているに違いない。

県境の謎

2025-01-26 07:04:36 | 書籍(小説・ノンフィクションetc)

たまたま図書館で手にとって「面白そうだから」ということで借りた一冊。
「日本全国県境の謎」
という新書。
面白かったです。

これほどまでに県境が決められていないところが存在することも知らなかったし、微妙なところは現在でも、例えば昨日までは埼玉県だったけど今日から東京都というように譲渡されてしまう地区もあったりするみたいなので、都府県の境というのはかなり曖昧である、ということも知ることになって驚きなのであった。

そもそも現在の都道府県境は藩政時代の旧国境が基本になっているが、藩というのがややこしく、例えば全く関係のないところに飛び地があったりして、それが維新時に行政区としてどこに割り振るのかややこしく、今に引きずっている地区があるのだ。

昨年の春。
仕事で奈良県の下北山村へ出かけた。
奈良県といってもここの村の最も大きな街は三重県の新宮市というようなところで、"ど"山名の中の村なのだが、聞くところによるとこの村は「大和」「伊勢」「紀州」の3つの文化圏が存在しており、現在もなお、その文化的違いを各地区は引きずっているという。

現在の行政区としては間違いなく奈良県なのだが、一部は旧紀州藩の領域であもあり、紀州藩は支藩を含めて現在の和歌山市から三重県の松阪市までその領域があり、その中に大和の国が存在するだけにかなりややこしい。

しかも現在もなお、奈良県と三重県の県境には和歌山県北山村という和歌山県とは切り離された村が存在するのだ。

近畿ひとつとってもそうなので、全国となるとイヤハヤなのだ。

ともかく北海道の一部は青森県だった、とか、四国は愛媛県と高知県しかなかった、淡路島は徳島県で奥多摩は神奈川県だったというのは序の口。

本書を読むと日本の地理がさらに楽しくなるのは間違いないのだ。

衝撃!米国のWHO脱退

2025-01-21 15:50:48 | 科学・テクノロジー
移民問題や貿易問題ばかりに気が取られていたので、これは予想外だった。

何が?

というと、トランプ大統領による米国のWHO脱退だ。

新型コロナが広まったのをWHOの責任として、
「役目を果たしていない」
というのが最大の理由だが、
「米国が必要以上に金を出している」
というのが二番目の理由にあるけれども、たぶんこれが最大の理由。

なんで我が米国がそんなに負担しないといけないんだ。
という気持ちはわからないではない。
「なんで国連にこんなに金を出さないといけないの」
という日本の国連への拠出金みたいなものだ。

ま、こっちは日本が気に入らないから、
「我が国は国連を脱退します」
と言ったら世界中から、
「またかいな」
と言われると思うので、脱退せずに単に金を払わないといいと思う。

そもそも新型コロナが流行ってしまったのは中国の隠蔽体質(近平体質ともいう)と米国のトランプ大統領によるCDCへの予算削減にあったことに起因する。
CDCが予算を削られ、その探査能力が低下してしまっていたために中国の隠蔽を見逃してしまった。
というのが真相だ。
たぶん。

だから2年後には再び新型ビョーキが流行るかもしれない。

韓国大統領報道、日本のメディアはアホだった

2025-01-20 09:02:39 | 時事
韓国の大統領が証拠もろくすっぽないのに逮捕され事情聴取のために拘置されている。
我が国のメディアは、
「大統領が逮捕されるという前例のない状況」
とか、
「大統領の弁護士も裁判所に逮捕の根拠を求める訴訟を」
とか報道しているし、当の韓国は、
「大統領は反逆を企んでいる」
とか、
「検察はささっと大統領を逮捕しろ」
とか群衆が叫んで、それに検察だの裁判所が乗っかって動いている。

これって双方アホちゃうか、というような状況なのだ。

日本のメディアに勤務する記者や社員は中学、高校でちゃんと社会科を勉強してきたのだろうか。
この報道を見る限りしてないんだろうな、と思わざるを得ない。
というのも、大統領に反逆罪を適用したり、ろくに証拠もないのに大統領に逮捕令状出す裁判所があったり、大統領を逮捕する検察があったりで、

裁判所や検察は大統領より偉いんかい!
三権分立制の機能不全。
まったくもって憂慮する状況だ。

これ、日本のメディアならちゃんと伝えるべき。
「韓国は政治的にきわめて不適切な対応を行っていて危険だ」
「サムソンやヒュンダイ、ロッテなんて会社もあって、韓流アイドルもいるけど政治不安定な発展途上国であることをお忘れなく」
と。

要は法治国家ではなくて感情国家。

法律があっても「ムード」で左右されるので信じられるものは何もない、という社会なのだ。
だから日本のメディアが報道すべきは、

「何やってんの、韓国は。アホちゃうん」

という趣旨の報道をすべきだ。
韓国も日本にそんな報道をされたら、日本人からの悪口には敏感だけに、

「日本にこんなこと言われて馬鹿にされたニダ」

なんて自分たちのやっているアホさ加減に気がつくかもしれず、気が付かなかったとしても気がついた人が一人でも増えたら、それはそれでいいことに違いない。

ともかく韓国のアホさに同調してアホさを暴露している日本のメディアの体たらく。
それが問題。
アホはフジテレビの社長だけではないのだ。

フジテレビへの外国企業出資

2025-01-19 08:34:27 | 国内テレビラジオ番組・CM
元SMAPの中居正広のスキャンダル。
「あ〜あ、またセクハラニュースかい」
と正直感じているところ。
とりわけ被害を受けた女性が9000万円という示談金を受け取ったという話を聞いたら、色んなことを考えてしまう。
果たして何が正解でホントに何があったのか、とか。

で、今回の事件を耳にして最も違和感を感じたのはフジテレビの株主の話。

タレントのセクハラ疑惑を放置したとして株主であるアメリカ企業がフジテレビにクレームをつけた。

何も考えずに聞いていると、
「やっぱりアメリカの企業はこういうことにセンシティブなんだ」
と思うところ。
でも、なんとなく変だなと思ってよくよく考えてみると、
「なんで日本のマスメディアに外国企業が出資してるんだ」
という違和感だった。

そもそもメディアは第三の権力というくらいに世論に与える影響は小さくない。
先の兵庫県知事選挙でも世論誘導を試みられたことは記憶に新しい。
SNSが影響力を持ってきて従来メディアが「オールドメディア」なんて言われて影響力の低下を招いているけど、情報発信力とそれに伴う影響力は決して小さくないわけだ。

それに外国企業が出資?

ええんかいな、そんなこと。

素直な疑問なのであった。

で、調べてみたらありました。
「放送事業への外資規制」
地上波、衛生放送ともに直接、間接的に放送の種別に応じて外国資本の参入を規制する法律があるようで、まだ読み込んでいないので詳細は省くとして、情報操作を危惧した内容であることは間違いなく、ともかく外資が全額出資で放送局を日本に置くことはできないのだ。

今回のフジテレビの場合は10%のステークホルダーということだが、ニュースによると最大の株主だそうで、果たしてそれが正しいのかどうか精査する必要があると思う。

これが米国ではなく中国企業だったりすると事態は深刻としか言いようはなく、いずれにせよ外国企業が少量であっても放送事業者の株主になって自分の意見を通すのは中居正広のセクハラ問題よりも深刻だと思う。

ぼーっと聞いていて違うところが気になったニュースなのであった。


若隆景・言いにくいったらありゃしない

2025-01-16 19:03:26 | スポーツ
今場所、相撲が面白い。
上位の期待力士に軒並み土がつき、思わぬ力士が勝利を収める。
言っちゃ悪いが日本人力士の活躍が最大の魅力。

でも、一人、どうしても言いにくい四股名の人気力士がいる。

若隆景。

もうほんま、舌を噛んでしまいそうで、たまらない。
アナウンサー、毎日が大変だと思う。

あなたはちゃんと彼の名前を言えますか?

軽いが面白い・大河ドラマ「べらぼう」

2025-01-14 08:39:00 | 国内テレビラジオ番組・CM
期待していなかっただけに結構面白く感じたのはNHK大河ドラマ「べらぼう」。

前々回の「どうする家康」はビデオゲーム。
前回の「光る君へ」は平安コスプレ現代劇。
で今回は、と期待せずに見てみたら「マンガ」なのであった。

大河をマンガに。
これはある意味おもしろい。
もう大河ドラマは大河とは言わずに単に「大型テレビシーズ」と言ったほうがしっくりくるように思う。
内容が軽いので。

ともかく大掛かりだが、軽い。
ナレーションの綾瀬はるかに重みがなく、まるで風邪薬のCMのナレーション。
しかも狐になって登場してもケバいだけで可愛さはない。
当然「かわいい」という年齢でもないわけだから、もっと違う登場の仕方もあったかもしれないが、そこはマンガと割り切れば見れないこともなかった。

軽いが出演者は軽くない。

田沼意次演じるのは渡辺謙。
松平武元演じる石坂浩二。

この二人は大河ドラマの重鎮で渡辺謙といえば伊達政宗。
石坂浩二といえば柳沢吉保が印象深い。

さらに何故か登場する長谷川平蔵に中村隼人。

この中村隼人版鬼平は不良の頃、つまり「本所の鉄」のころを演じているのだが、これがなかなかいい。

平賀源内の安田顕も妙な雰囲気が十二分に漂っていて印象深い。

花魁演じる小芝風花も「あきない世傳 金と銀」の幸とは正反対でこれも見逃せない。
この正反対はちょうど龍馬伝のときに香川照之が演じていた岩崎弥太郎と「坂の上の雲」の正岡子規ほどの演技のギャップがあって面白いのだ。

ともかく鬼平はでるわ、平賀源内がでるわで、知っている歴史キャラ総出演で面白い。
当然蔦屋が主人公なのできっと歌川広重や葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴なんかも登場するのだろう。

まさにマンガ的魅力。

で、最も意外だったのは主演の横浜流星。
ちょんまげが似合い、チャキチャキとしたキャラクターが非常に上手い。

2話まで見て飽きないドラマなのだ。
正直、珍しい。


全国トップ・人口130万人の石川県

2025-01-13 07:52:13 | その他もろもろ
「石川県の人口は130万人で全国トップだった」
(明治20年頃の調査では新潟県がトップ)

というのは明治維新の頃の話。
当時は東京や大阪よりも人口が多かったという。

現在の石川県の人口は110万人弱。
あまり人口として変わりはないように思われるけども、人口の半分が金沢市に集中している。

そのことを考えると他の地域は過疎地域といっても間違いはない。
全国的には東京への一極集中がなかなか是正できないできているが、ひとつの自治体をとっても県庁所在地にのみ人口が集中している状況だ。

この県庁所在地集中は地方行政にも大きな問題で、昨年の地震から能登半島の各市町は人口減に拍車がかかり復興事業にも影響が出ている状況だ。

なぜ明治維新の頃、地方の人口が多いかというと、それは農業生産のためだった。
当時、農業は人海戦術。
田植えも草取りも稲刈りも、精米も、すべて人力で行っていた。
だから村方に人数が必要だったこともあるし、江戸時代はある程度農業従事者の往来が規制されていたということもあり、大都市圏よりも人口が多かったのだ。

つまり農業という人材を必要とする職業が地方に存在して重要な地位を占めていた。

果たして今はどうか。
ちょっとしたヒントがあるように思える明治維新頃の石川県の人口なのであった。



アメリカ湾なら東海もいい、理論

2025-01-12 11:29:12 | 時事
トランプ次期大統領が「メキシコ湾はアメリカ湾と呼ぶことしにしたい」と発言して物議を醸している。
この人が醸している物議は何もこれだけではないが、今回のこのアホな発言に喜びを感じている人々がいるに違いない。
それは韓国・朝鮮人。
きっとそう。

「トランプ大統領がメキシコ湾をアメリカ湾と呼んで良いんなら我々大韓民族が日本海を東海と呼んで何が悪い。」

となるのかも。

なんだかこういうハチャメチャな意見がまかり通りそうで大変で、しばらくこのトピックから目が話せない。
アホな話題ですけど。



スターウォーズのワクワク感

2025-01-11 07:51:43 | 映画
スターウォーズが公開されてからあと2年で50年になる。
日本では3年で50年だ。
日本での公開は米国で公開された1年後だった。
なぜ1年もあとになったのか。
そんなことは正直知らない。

とはいえ、1年待つことで当時スターウォーズを取り巻く空気感は独特のものがあった。

まず、
「なにやらアメリカで凄いSF映画が公開になって「ジョーズ」を超える興行収入の新記録を作ったらしい。」

という噂が入ってきた。

「スターウォーズってどんな映画?」

とうのが当時の映画好きティーンエイジャーの話題だった。

「もしかして宇宙大作戦 スター・トレックの新作?」

という勘違いも生んだ。

「ロードショー」や「スクリーン」といった月刊映画誌に写真は掲載されるが、なんかよくわからない。

金色のロボット?
ドラム缶みたいなロボット?
猿みたいなんはなんや?

と、言う具合に。

サントラ盤が先行して発売されたので買って聞いてみると迫力満点のクラシカル。
クラシックは学校の授業であまり好きではなかったのだが、ロンドンフィルが演奏するスター・ウォーズ楽曲の珠玉の数々を聞いているうちにオーケストラのサウンドに大いに魅了されるようになった。

だけど、音楽だけでは映画の内容は音楽からはわからない。

そんなこんなで1977年暮れの「未知との遭遇」の公開時に予告編として動くスターウォーズ」を見たときに、

「なんじゃこれ?」

となり、だんだんと「大ヒット作」「SF」「なんだか凄い」というのが重なって1978年6月の公開まで、ワクワク感が時が経つほど強まっていったのであった。

そのスターウォーズの最新が発表された。
物語はなんでも25000年前の舞台設定。
なんじゃいこれ?
地球の歴史やったら「はじめ人間ギャートルズ」じゃないか。

フォースを始めて使うことになる人物に焦点を当てたストーリーだそうで、この時代設定にしたのは、

「手錠をかけられたようなルーカスが作った世界観にとらわれず物語を描けること」

なんだそうだ。

「ルーカスの世界観ががスターウォーズ違うんか」と思ったけどボヤくと、

「ジジイがまた騒いでる」

とカミさんに叱られるので黙っている。
が、これってなんなのか。

ジョージ・ルーカスがスター・ウォーズの権利をディズニープロダクションに譲渡した後の最初の映画公開時のインタビューで、

「非常に後悔しています」

という発言をされていた。

25000年前のスターウォーズ。
ワクワクしないのは何故なのだろう。