<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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金縛り。
私はそんな体験をしたことはないが、金縛りというと子供の頃からある種の心霊体験のように扱われていて、夏休みになるとテレビで「心霊写真」なんかと一緒に特番が組まれていた。

実際、金縛りはどのような現象なのか。
テレビの科学番組だったか、どこかで学者先生に聞いたのか忘れてしまったが、疲労のために身体が眠ってしまい、脳だけがパッチと目覚めて脳からの司令が身体に伝達されない状態を「金縛り」というのだそうだ。

そんな胡散臭い金縛りを引っさげて、幽霊を実在させてコメディに仕立てたのが三谷幸喜の新作映画「ステキな金縛り」。
(以下、多少のネタバレがあります。)

公開日翌日、さっそく近所の映画館へ出かけて観てきたのだが、率直に言って、前作の「マジックアワー」のほうが私には面白かったのだ。
これは今作品が面白く無い、というわけではなく、十分に面白いのだが、なんとなく無理が無理でありすぎるような気がしてならなかった。

例えば、幽霊が見える人と見えない人がいる、なんて設定はもともとご都合主義のような感じがするし、あの世の案内人の登場や、死んだお父さんが現れるところなど、「天国から来たチャンピオン(ウォーレン・ベイティ主演)」や「コンタクト(ジョディ・フォスター主演)」からアイデア拝借という感じもいただけなかったのだ。

繰り返すが、いただけないのだが、面白いものは面白い。
脚本は多少の無理があるものの、三谷幸喜の舞台劇風演出は映画に独特の魅力を与えていると言える。
2時間半という長時間上映にも退屈することはなく、十分に楽しめる映画なのであった。

それにしても西田敏行の落ち武者は当たり役だ。
ただチョイ役の生瀬勝久が西田敏行よりも記憶に残ったのが私には印象的だった。
なお、肝心の「金縛り」はあまり重要ではないような気がするのも、今回の特長だ。

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朝、出張で東京へでかけようと関西空港に到着したら、出発ゲートに飛行機がいない。

朝の関西空港から出発するとき、飛行機がそのゲートにいないことはめったにない。
というのも、東京行きに限らず関空初発の飛行機はだいたい前日の夜に大阪/関西に到着し、そのまま夜を過ごして翌朝出発するというケースが多く、時間も正確だし、安心して出かける事ができるのだ。

ところがこの朝は違った。

朝、8:10発の飛行機に乗るため、7:25頃にゲートに来たらゲートの中は空っぽ。
いつもならB777-200なんかが駐機していて出発準備をしているのだが、この日は客室乗務員がキャリーバックを下げておしゃべりしながら改札前で所在無げに立っていた。
出発時間に集まってきているのでクルーだけではなく、ロビーは多くのビジネスマンと、ディズニーランドに向かおうとしていると見られるチャラチャラした親子連れも来ていて、かなりの混雑だった。
しかし、この時間に飛行機がいないということはどういうことかというと、出発が遅れるということであり、私は携帯電話を取り出して東京の訪問先に、

「遅れまっせ」

と連絡をしようと思ったのだが、時間がまだ朝の7:30こともあり、先方が出社しているとは考えられず電話をポケットに仕舞い込んだ。
そしてロビーの空いている席に腰を掛けて待つことにした。

ふと、窓の外を見るとポケモンの絵柄が描かれたB747が滑走路に降りてくるのが目に入った。
ANAのポケモンジェットは羽田でちょいちょい見かけるが関空で目にするのは初めてだった。
しかもB747。
B747は燃費が悪いということで次々と姿を消している大型機だが、ジャンボジェットという愛称をもっているくらい身近な飛行機だ。

「おお、関空にポケモンジェット。どこから来たんやろ。で、どこへいくんやろ」

と思っていたら、そのポケモンジェットは私たち東京行きのゲートに静静と入ってきた。

ポケモンB747は羽田から空っぽのまま私たちを迎えに来た飛行機なのであった。

こうして私は生まれて初めてポケモンジェットに乗ることになったのだが、その時、いまから10年ほど前に似たような飛行機に乗ってイライラした嫌な思い出が蘇ってきた。
それはJALドリームエキスプレス、沖縄行に搭乗した時の悪夢なのであった。

当時、JALはミッキーマウスを中心としたディズニーキャラクターを描いたジャンボジェットを飛ばしていた。
私は沖縄行の出張が入り、伊丹空港から登場したのがそのドリームライナー。
外観にはディズニーキャラクターが。
客室内も、カーテンから座席の枕まで、すべての柄がディズニーなのであった。
しかも時期は夏休み。
おりしも夏休みを沖縄で過ごそうという、どこでどうして家族で沖縄旅行なんていう金を稼げる金儲けをしているのか疑問になるような下品な親子連れが大挙して乗り込んできたのであった。

当然、機内は幼稚園状態。
ミッキーマウスに興奮する子供たちで居眠りもできない。

このギャーギャーとした機内は離陸後のアトラクションで、さらに増幅されてしまったのであった。
よりによって機内ではゲームが始まりわんやわんや。
ビンゴゲームだったと思うのだが、プロジェクションテレビに映し出される映像に機内は騒然。
私のようなビジネス目的の沖縄行旅行者には、まったく辛い機内になってしまった。

「二度と日本航空なんかつかうかい。こんな企画していたら日本航空、潰れてしまうで。」

と心のなかで悪態をついた。
このつぶやきに効力があったのかどうかは分からないが、数年後にJALは本当に倒産してしまったのであった。

で、ポケモンジェットを見て、まさか大阪発東京行きで悪夢が再現されるとは思わなかったが、再現されなかった。
実際に、機内は至って静かで、さすがビジネス路線は大丈夫という雰囲気が漂っていた。
しかも、当初B777-200では満席になるはずが、代わりに飛んできたのがジャンボジェットであったためか、座席にゆとりができて私の隣は空席となり広々と落ち着いて寝ることができたのであった。

ただ就航以来人身事故ゼロのB777と違いB747は御巣鷹山をはじめ、世界中で事故を起こした実績があるため若干緊張する飛行機ではある。
最後に乗ったのは5年前にシカゴへの往復に利用したB747であったが、やはり乗るのであればB777の方が精神的に快適だとも思ったのであった。

でも、そこはB747。
ジェットエンジン4発機。

関空を定刻30分遅れで離陸したポケモンジャンボは離陸後すぐの機長のアナウンス、
「羽田に向かって最高速度で飛行いたします」
の言葉の通り、羽田には定刻15分遅れで到着。
関空を離陸して、羽田に着陸するまで飛行時間わずか40分。
タクシングの時間の方が多いのではないか、と思えるくらいのぶっ飛ばし飛行なのであった。

羽田に到着したら、ディズニーランド行きと思われる親子の子供が一言、
「ディズニーランドへ行ったら、ピカチューおったらええのになあ」
と親に一言。

ディズニーランドにピカチューがいたら、今着陸したのは羽田空港ではなく、中国の北京国際空港で、それはディズニーランドではなくは石景山遊楽園ではないか、と思う私なのであった。



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その昔、東京の浅草は繁華街でもトップクラス、ある意味流行の最先端を行っていたというのは、多くの人々が知っている事実。
寄席にオペラ、喜劇にストリップ。
なんでも揃っていたのだという。
ラーメンが生まれたのも浅草来々軒。

この街から巣立った芸術家や芸人も少なくない。

つくばエキスプレスの浅草駅を下車してエスカレータを上がると、壁には浅草出身の芸人や文人の肖像イラストが掲げられていて、往時の繁栄が説明されている。

例えば私の好きな池波正太郎もこの浅草近辺のひとであったし、井上ひさしは浅草フランス座の出身。
フランス座といえばてんぷくトリオやケーシー高峰、コント55号、ビートたけしなんかもここの出身だ。

そんな浅草がすっかり往時の面影も無くなってしまったのはなぜなのだろう。

その最大の原因は浅草は東京人が楽しむ場所ではなく、観光客の楽しむ場所になっていしまっているのが原因ではないかと思っている。
浅草寺やその周辺、雷門で記念写真を撮る人たちでは賑わっているが、一度たとえば花やしきの方向へ行くと、大阪の新世界と共通した饐えた感じが漂っている。

観光客が主体となっているので、街の夜が、早い。

仲見世は午後6時を回るとシャッターが閉まり始め8時には営業している店は皆無。
一番の繁華街であるはずの仲見世の商店街がこんなに早く閉まると、観光客もやってこない。
畢竟、夜の街が寂れることになり、連鎖反応で浅草全体が寂しくなってくるというものだ。

私は大阪人だが、東京の浅草とその近辺は雰囲気の好きな所で、そこが観光客だけでもっているというのは、いささかどうかとも思っている。
浅草をよく知るある人の話によると、
「浅草の商店街は個人経営者が多くて、今でも十分に食っていけるから、わざわざ夜遅くまで営業するなんて、ということになっているみたいですよ」
とのこと。

スカイツリー効果で外国人を中心に観光客も増えているようだから、ここで少し、力を合わせて商売スタイルを変えてみてはいかがだろうか、東京、ひいては日本のために、と、余計なことながら思うことしきりなのだ。



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大阪梅田のブリーゼブリーゼで開催されているメビック大阪主催の「クリエイティブエキスポ 2011 autumn」を訪れた。

メビック大阪は関西の若きクリエーターたちを育てることを目的に活動している大阪市の外郭団体。
本来の場所は扇町のキッズプラザ3階にあるのだが、今回のイベントはそこを飛び出し梅田のブリーゼブリーゼというファッションとグルメのデザインビルでの開催だった。

各階のフリースペースを利用して関西で活躍するデザイナー、書家、イラストレーター、そしてメーカーなどの作品や製品が並べられ、なかなか興味あるギャラリーとなっていた。

このギャラリー、テーマは「本」。

本を通じて様々な情報発信やライフスタイルを提案しているというのが特長で、読書好きな私はぜひとも訪れてみたいと思っていたところだった。

書籍については植栽、インテリア、イラスト、建築、文字、エッセイなど、様々な「デザイン」に関係するものが展示されていたが、ほとんどがやはり東京の出版社のもの。
関西のイベントなのに出版文化は東高西低の状態だ。
一緒に出かけた嫁さんはR25やKDDIの広告でイラストを書いている寄藤文平のイラスト本を購入。
「娘と一緒に読めるから」
というのが理由だったが、私は6階で展示されていたミニコミ専門の書店の展示が興味を引いた。

私は学生の時にクラブでミニコミを作る係をしていて、今でも学生や個人で作成されているミニコミを見ると手にとって見る癖が残っている。
一般雑誌ではなかなかお目にかかれない情報に出会ったりするのだが、手作り感覚が面白い。

出展しているデザイナーさんの中には知っている人もちらほらいて、より身近に感じるイベントなのであった。



イベントは今月31日まで。
無料なのが、なかなかいい。





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最近発表されたテレビの月間最高視聴率が20%を切って18%台になってしまったのだという。

地上波デジタル放送に切り替わってNHKの契約数も激減したとのニュースが世の中を騒がしたけれども、テレビ番組に魅力のあるものが少なくなってしまったためか、最近テレビ番組が私の周囲でも話題に上がることはほとんどなくなってしまった。

仕事が忙しくてテレビ番組を見る時間が無いことも手伝っているのだが、それでもケーブルテレビで時代劇専門チャンネルやナショナルジオグラフィックチャンネル、ディスカバリーチャンネル、ザ・シネマなどは見ることがあるので、テレビ番組そのものを見なくなったというよりも地上波にチャンネルを合わせなくなったというのが正直なところだろう。

「選択肢が増えた」
と報道は分析していたが、単に選択肢が増えただけで地上波の視聴者が減ってしまうものだろうか。

付き合いのあるプランナーと居酒屋で話をしていて、
「最近テレビのCM,気が付きました?高級品はテレビでCMしなくなっているんです。」
ということが話題になった。
確かに製品を選ぶときにコマーシャルはあまり参考にならなくなってしまった。
電気製品でも書籍でも、家庭用品でも、衣料品でも、購入するときにチェックするのはネット。
テレビのCMを見ていて「これ欲しい!」とは思わなくなってしまっているのだ。

ケーブルテレビで放送されるCS局はCMが少なく、ほとんどノンカット、ノンストップ。
いかに「広告」が重要ではなくなっているのか実感することができる。
見たい放送局にはお金を払って見る。
見たくない放送局は選ばない。
だからNHKも選ばない、がこれは余談。
というスタイルが定着しつつあるのかも。

ところで、企業の寿命は50年が節目だそうで、それ以上事業継続できる会社は稀だということを聞いたことがある。
長く続くにはそれだけの魅力とマンネリしない体質が必要で、それだけ続けば小から中、中から大企業に成長する可能性もあろうってもの。

テレビも放送を開始して半世紀。
もしかすると地上波テレビの事業が賞味期限を迎えているのかもわからない。

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先週訪れた錦糸町駅前の居酒屋はメニューが豊富で値段もそこそこ。
二人で飲んで5000円を切ったのだが、なんといってもお酒の種類が豊富なのが嬉しかった。

焼酎も九州の定番はラインナップされているし、清酒も東北地方はもちろん北陸や灘の酒も用意していた。
女性客も多いのか、カクテル類も豊富にあって幅広い年齢層に支持されそうな工夫が見られて好感が持てたのであった。

ただひとつ、そのメニューを除いて......。



いくらなんでも、それはウィスキーに対する冒涜だな、と私は思った。
そのメニューとは「サントリー・ピュアモルトウィスキー山崎」の「ハイボール」なのであった。

酒飲みの方なら絶対にご存知だとは思うのだが、サントリーの山崎は国産ウィスキーの頂点と言っても過言ではない。
その風味。
香り。
舌触り。
何をとっても素晴らしいウィスキーであることは間違いない。

国産ウィスキーの聖地・サントリーの山崎醸造所で作られているということだけでも、気高いのに、その土地の名前がつけられた「山崎」は特別な酒ということができると私は思っている。

そのCMのキャッチ「何も引かない、何も足さない」は山崎の清純さを謳ったものとして、これ以上もないコピーだと思っている。

ところがその「何も足さない、何も引かない」の山崎の「ハイボール」を提供するこの錦糸町の居酒屋さんはいったいどんな感覚をしているのだろうか。
ビックリを通り越して悲しくさえなってくる。
しかも値段を見て驚いた。
一杯600円しないのだ。
梅田のショットバーで山崎を頼むとワンショット1200円は確実にする。
それがハイボールになり果ててわずか580円。

これでは「角瓶」「トリス」と同じ扱いではないか。
値段から類推するに、山崎はスポイドで二三滴だけ入っていて残りは三ツ矢サイダーかなんかではないのだろうか。

たまに足を運ぶ私が訪れる唯一の新地の飲み屋さんにはサントリー本社の人も時々来ているのだが、その人達がこの事実を知ったらどう思うのだろか。

メニューの最後のページには、その居酒屋さんのチェーン店リストが載っていたが、なるほど、関西だけは一店もない。
たぶん、サントリーと山崎ファンの怒りを受けることを警戒し、関西には店を出さないのに違いない、と思ったのだった。

ということで、ハイボールならトリスで十分だ。

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16年前、オウム真◯教の麻原◯晃が逮捕された時、隠れていたのは穴の中。
井戸のようなところに多いを隠して見を潜めていたところを捜査員に見つかってあえなく逮捕。
衣服はルンペンのようにボロボロで体臭漂い、手で触ることがためらわれたようなことが、当時の週刊誌に書かれていたことを今日のニュースを聞いていて思い出した。

なんのニュースで思い出したかというと、リビアのカダフィ大佐。
見つかった時はなんでも土管の中に潜んでいたというのだから、麻原彰晃と対して変わらないのが情けない。

独裁者の最後というのは、その生き方とは裏腹に正々堂々としていないのが特徴で、アドルフ・ヒトラーしかり、サダム・フセインしかり。
武士道や騎士道とは無縁の世界で、生きている間は大きな事を言いながら、往生際が悪いのが特徴だ。

尤も、独裁者として権力を行使している時は、蓄財に努め、栄華を極めるわけだから、人一倍、自身の命にも執着心があるものと思われる。
従って、
「ワシを誰と思っておる。〇〇国の〇〇ぞ。」
と堂々と逮捕された話はとんと聞いたことがない。

尤も、独裁者だからと「問答無用」で切り捨てるのもいかがかと思うのだが、サンデル先生だったら、なんて言うだろうか。
はてさて。

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タイのバンコクが水没の危機に瀕している。
都内中央を流れるチャオプラヤ川が氾濫し、都内全域が沼化しそうな気配なのだ。

私も度々バンコクを訪れているが、この街は集中豪雨が降ると道路が冠水することが少なくない。
下水道の整備が行き届かない上に、土地が低く、水が流れにくいという悪い地理的状況がある。
しかも半世紀ほどの間に人口が一挙に増えてしまたっため、インフラ整備や都市計画がおっつかず、郊外にはあちらこちらにスラムが散在し、下水をそのまま運河に流すものだから、名物の水上マーケットも臭うこと少なくない。

もともと東南アジアのバンコクでは雨季の末期というと雨の降る量が中途半端ではない。
洪水は頻繁に発生し、その都度交通が麻痺し、都市機能が混乱する。

タイの伝統的な建築様式を見ればよく分かるのだが、このあたりの建築は総じて高床式。
これは普段は蛇や害虫から住む人を守るための工夫なのだが、洪水の時にその役割が最も機能し、床上浸水することを防いでいる。
タイの田舎へ行くと所得もそこそこあるので、伝統的な高床式の住居の下に、家畜ではなくマイカーを駐車している風景を見ることになるが、それだけこの地域は雨が多いという証拠である。

にも関わらず、当地へ進出している日本企業はどういうわけか工場を日本と同じ作りにして高床式になっていない。
土地を嵩上げして建設しているのならいざしらず、歴史的にも大洪水を起こしてばかりの地域に進出している割には、なぜ高床式の工場を作らなかったのか。
被害を目の当たりにして同情を禁じ得ないが、失礼ながら「アホちゃうか」と思うことも少なくないのだ。

今なんとなく気にかかるのが工場以外に地下鉄。
今から10年ほど前に開通した地下鉄は日本の資金援助と土木技術で建設されて、主要な駅には日本とタイの友好を示すプレートが埋め込まれている。
日本近海を武力で脅かすどこかの共産系ならず者国家とは違うところがここにあるのだが、それはさておき、「バンコクでの地下鉄建設は不可能」と言われていたのが、今回のような洪水に見舞われることが少なくないから。

外国からの投資の40%以上が日本からで、10万人以上の在留邦人がいて、毎年100万人以上の日本人観光客が訪れるタイ。
3.11以降は日本国内の製造業のバックアップに積極的だったが、それも危機的状態になってきた。

ところで、近々に新しいニコンのデジイチボディを買おうと嫁さんと相談していたのだが、これがニコンのタイ工場製。
品薄にならないか、それが一番気にかかっている。

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全日空のマイチョイス。
出張の移動に今月はじめて飛行機を利用したら今月は庄内柿ジュースがマイチョイスにラインアップ。


(↑飲んだ後の空き瓶ですけど)

「柿のジュース。これは珍しい」

と迷うこと無く300円出して購入。
今回は無料のアップルジュースや緑茶はやめて有料の柿ジュースを飲むことにしたのだった。

かく言う私は子供の頃から柿が大好き。
岡山の祖父母の家には柿の木があって秋になると立派な実が実ったものだった。
また少し田んぼの畦道を歩いて行くと、山の斜面に柿の木がたくさんあって、そこでも多くの柿が実ったものだった。

「おいしいヤツは、カラスが食いよる」

と、従兄弟のおにいちゃんから教えてもらったのもこの斜面だった。

グジュグジュに熟した柿は、ドロっとした果実の食感でとても美味かったのだが、果汁で手がべとついてネチャネチャしたのが少々気に入らなかった。

そんなこんなで柿好きだったから、世の中に「なぜ、柿のジュースが存在しないんだ」と疑問に思っていたところだ。

マイチョイスの「庄内柿100%ジュース」はそういう意味で劇的。
私に買わせるために登場したメニューではないかと思ったのだ。

で、味は、やっぱり柿。
あたりまえ。
渋くなく、また熟しすぎたネットリ感もなくさわやかな柿。
庄内、という名前から藤沢周平の小説を連想したりして楽しく頂いたのであった。

ただ、やっぱり柿はジュースではなく剥きたての熟した柿が一番だとも思ったのであった。

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先週末。
仕事で銀座を歩いていたら何やら行列ができている。
銀座で行列を目撃したのはH&Mがオープンしたとき以来。どこかで大きなイベントをしているのかな、と思っていたら列の先頭に「リンゴマーク」が。

行列はiPhone4Sを買い求めるために並んでいる人たちのものだったのだ。



それにしても、そこまでして買う必要がるのかどうか。
長年のMacユーザーでアップルファンである私ださえそう思ってしまう。
発売日に手に入れなければ気が済まない、そのお上りさん的フィーリングはなかなか理解するのが難しい。
確かにiPhone4Sはスティーブ・ジョブスが残した最後の製品だが、この日買わなければ二度と手に入らいない製品でもないし、iPhoneは生物でもないので、慌てる必要がない。
しかも、外観はiPhone4と同じだから、

「ほれほれ、これ、新しい、あ・い・ほ・ー・ん」

と自慢しても第一訴求力は、小さいはず。

報道によると先頭の方の人は火曜日から並んでいたと言いい、まったくもって驚くばかりなのだ。
これもジョブスが残したカリスマ性なのか。



週刊新潮に「ロックスターの死のように」と書かれたように、世界中のジョブスファンが別れを惜しむ中、Apple社は伝説をこうして作り続ける。

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