<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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ジャニーズ事務所の創業者スキャンダルをテレビやラジオで耳にするたびに、
「何を今さら」
という感がなくもない。
というのも、中年以上の人であれば知っての通り元フォーリーブスの北公次が生前すでにその性癖を明らかにしていたのだが、メディアは一時的に大きく取り上げたものの、いつの間にかもみ消してしまっていたのだ。
しかも話題にすることをはばかるあまりジャニー氏の「噂」が出ては打ち消す、という「もぐらたたき状態」になっていたんじゃないかとの印象もある。
某週刊誌は度々、
「視聴率を気にする放送局は視聴率が稼げるタレントを数多く抱えるプロダクションの機嫌を損ねることを恐れて『いろんな忖度』を繰り返している」
と報道していた。

その「忖度」の結果が今の事態で、それを他人事のようにコメントしているメディアのなんと多いことか。←チコちゃんの森田アナのナレーションのようですが。

私はあまり好きなタレントではないのだが、先週だったか美川憲一がインタビューで、
「ジャニーさんにその癖があることは皆知ってたわよ。知らないふりをしていただけ」
という発言をしていたが、意外にもこの人は正直のそう証言するという勇気というか、嫌がらせ発言なのかは感心するものがあった。
その点、少しばかりお気に入りのミュージシャンである山下達郎がラジオ番組で長ったらしい言い訳がましい発言をしていたのは、もう一つ印象がよくない。

こういうメディアの金に絡んだ忖度、知っているけど言えないよ、というこの芸能事務所に対する姿勢は、ふつうの世界ではないように思われてならない。

芸能事務所は因業な商売で、所属タレントが麻薬を所持していたり、使っていたり、反社会組織と関係を持っていたりと、犯罪に走っていたり、繋がっていると、そのケツを拭いてあげて世間に対して謝る、というシステムをもっている。
まして事務所の社長が犯罪的変態であったとして謝って補償をしたら済むという感覚もあるようだ。

例えばこれが普通の民間企業だったらどうだろう。
社員が麻薬持ってました、ということになったら大抵は即解雇。
麻薬持っていたことを得意先に謝罪して
「ちゃんと立ち直らせますから、取引継続よろしく」
なんてことは、まずない。
まして、それが行政や政治家だったらなおのこと、
「うちの市職員が麻薬を持ってましてスイマセン」
とか
「うちのセンセイが児童に対して破廉恥な行為をしていました」
とか言って、
「更生させますから職員で雇用続けさせてください」
「議員、続けます」
となったら、まともな市民ならブチギレるに決まっている。
まず、許さない。
こういうパターンは金がからまないからメディアも総出で非難するだろう。
でも、ジャニーさんとその会社なら許すのか。
普通に努力していた普通のタレントが可哀想だと思わないのか。

ということで、芸能事務所。
ちゃんとしたところもあるかもしれないが、見ているところ、どうもカタギの世界ではないように思われるのだが。


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