<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



この夏の最大の事件はマレーシア航空機がウクライナ上空で親ロシアの武装勢力が発射した地対空ミサイルで撃ち落とされたことだった。
何も知らない無実の民間機が、ただ単に商業飛行をしていたところへミサイルが命中。
雑誌記事を読むと、犠牲になった人たちは何が起こったのか気づく前に亡くなっていただろう、と書かれていたのがせめてもの救いだった。
高度12000メートルで破壊されるとまず助からない。
パイロットはSOSを発信することもできなかった残酷の事件なのであった。

「ベトナム戦争中でもサイゴンのタイソニャット空港を離発着する民間機が撃墜されることはなかった」

と書いていた記者もいたので、民間機、それも高高度を巡航飛行していた民間機が撃ち落とされたのは大きなショックなのであった。

ミサイルのような予測不可能な攻撃物で落とされるのは事件として諦めるしか無い。
なんといってもその空域はそれほど危険であるとは思わなかったので、いくつかのエアラインを除いて普通に飛んでいたのだ。

今朝、御嶽山の噴火で航空路に多少影響が出ているとニュースが言っていたので、航空ファンの私はさっそくレーダーサイト「Flight Rader 24」をクリック。
このサイトは世界地図に現在飛行中の民間機および政府専用機のような飛行機がどこを飛んでいるのかを見ることができる、なかなか面白いサイトなのだ。

確かに昨日の夕方なんか同じサイトを見るとJALやANAは北海道から羽田へ行く飛行機であっても、能登半島から名古屋方面を迂回し、静岡から千葉を回って羽田に着陸するコースをとっていたりしたのであった。
火山灰がエンジンに入ると停止する恐れがある。
とのことで、どのエアラインも噴火中の火山に近寄ることはまずしない。

で、今朝。
みんな御嶽山を避けているんだろうな、と思って見てみると、成田からまっすぐ御嶽山上空を飛行して日本海に出て行くエアラインを発見!

サイトのマークにはAARなる表示が。

韓国アシアナ航空。

さすが、B777で着陸失敗する器用な航空会社ではある。

火山爆発!
韓国ではミサイルじゃなくて火山灰だから大丈夫と教えられているのか。
恐れを知らぬアシアナ航空はその上空を飛んだ。

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ニューヨーク・タイムズが、
「日本の音楽市場はちょっとヘンだ」
と報道したことがちょっとした話題になっているようだ。

私もこのニュースを読んだときは、「日本ってなんでもガラパゴスなんやな」と、その独特の価値観に自分も当てはめ笑ってしまったのは言うまでもない。
で、このニュースの何がへんかというと、日本の音楽市場は売上の85%を未だにCDが占めていて、ネット販売は3.9%ダウンし、5年前に較べて60%の規模に縮小しているという。

世の中iTunesだとか、Kindleだとか、ネット販売ばかり注目されているが、日本に限って言えば音楽はCDで聞くもの。
またはCDをiPhoneやWalkmanに入れて聞くもの。
になっているようだ。

考えてみれば、私も基本的にはiTunesで視聴してAmazonやなんばのTower Recordで買っていることが多く、
「ネット販売なんて、実態がないからあまり好きくない」
というのがまあホンネ。

CDのジャケットがあってはじめて「プロの音楽」と思っているのかもわからない。
かくいう私は、ネットで買うとジェケットがないので詰まらない、と思っている1人である。

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NOVAで英会話をなっていた時、様々な英語の方言に接することになった。。
標準的な米国東海岸ボストンあたりの発音から、カリフォルニアの甘ったる発音に、イギリスのクイーンズ・イングリッシュなど様々だ。
英語の種類も千差万別だったうえに、こっちは英会話初心者レベルなのでちんぷんかんぷん。
先生が何を言っているのか慣れるのに相当な時間がかかるものもあり、

「先生のアクセントが随分違うんですね」

と苦情とも感想とも言えない一言を受付で話したら、

「色々な英語を学ぶことで実力がつくんですよ」

その時は「あーなるほど」と思ったのでが、よくよく考えてみると日本語を覚えるのにクラスごとに大阪弁や江戸弁、鹿児島弁や津軽弁などが錯綜すると覚えられるわけはない。
その時は体よくウソをつかれたのだろうと、今は思うことにしている。

もっとも私の英語上達の秘密は二人のオーストラリア人の友人であった。
2人はもともと私の通っていた英会話スクールの先生だったが、意気投合して一緒に飲むようになるは、旅行はするわ、で私もすっかり2人との付き合いで英語を覚えることに成功したのであった。
もちろん2人はオーストラリア人だったのでオーストラリア訛り。

初めてあった時に、「わっちゃないむ?」と訊かれた時は、「何いってんの?」とさっぱりわからず。
「ないむ」が「ネーム」で、「あいと」が「エイト」であることを知り、
「おー、深遠なる田舎訛り」と感動したものであった。

NOVAで困難に感じた英語はテキサス訛り。
NOVA入学時のレベルチェックをしたのがダラス出身の先生で、その時出された質問のほとんどを聞き取ることができず、英会話歴2年の私が最下位クラスに入れられたのは大きなショックなのであった。
そのレベルチェック後、ボストン出身の友達に、

「実はNOVAへ行ってレベルチェックを受けたらテキサス人でね」
「へー」
「何を行っているのかさっぱりわからなかった」

と言ったところ。

「私もテキサス人なんか何を言っているのかわからないわ」
と彼女も答えたのであった。

アメリカは大きな国だな、と思ったのは言うまでもない。

で、次に聞き取りに困難を感じたのがスコットランド人の先生だった。
この先生、非常に分かりやすく授業をしてくれようと努力していたのだが、いかにせんスコットランド訛り。
テキサス訛りほどではないけれども聞き取るのに苦労した。

そのスコットランドが独立の国民投票をして否決された。
イギリスからの独立は、もしかすると訛りにも問題があったのかも、と変な勘ぐりをしているところである。


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今から40年ほど前。
子供の頃に住んでいた公団住宅の周りには溝があって、夏になる頃には殺虫剤のスプレー装置を背中に担いで害虫駆除に回っているおじさんたちがいた。
溝の中。
溝の周り。
生け垣。
樹木。
などなどに向けてスプレーをさっと吹きかける。
いかにも薬という香りを今もなんとなく覚えていて。

「あんなの平気で吸っていたりしたけど、大丈夫なんかいな」

と考えることが時々ある。
もうそんな光景も見なくなったな、と思っていたら先日来のデング熱騒ぎですっかりそういう光景が復活した模様だ。

先週の週末。
東京の目黒川横を通っていると、川の色がなんだかヘンなことに気づいた。
やたらと白いのだ。
こういうと都心部を流れる川は、東京の神田川だろが大阪の道頓堀川だろうが、どちらもどんよりと黒く濁っていて、夏になると異臭を放つこともままないこもない、いわゆるドブ川状態。

そんな固定観念を持って目黒川を見たら、真っ白状態。

殺虫剤の凄さかどうか。
ボーフラ退治に狂騒する東京都内の印象なのであった。

で、用が済んだらさっさと大阪に帰ったのはいうまでもない。

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その昔。
子供の頃。
親がよく読んで聴かせていれた伝記は野口英夫。
黄熱病の研究に人生を捧げ、やがて研究の地アフリカで自らもその病で倒れることになった自己犠牲の精神は、子供の私に強烈であり、鮮烈でだった。
「ボク、大きくなったらお医者さんになる」
と言った私は、ただのサラリーマン兼研究員。
人生そんなに甘くなかったのだ。
で、長じて野口英夫のことを調べると、かなり個性豊かな人であった事を知り、
「偉人も人なり」
と失望するとともに、納得もする現実の世界なのであった。

黄熱病に限らず、現代の日本人には熱帯病はあまり関係がない。
だからデング熱が発生したりすると大騒ぎをする。
戦前の日本であれば、台湾がマラリアを始めとする熱帯病の百貨店みたいなところだっただけに、デング熱と聞いてもさほど驚かなかったかもしれない。
1895年に日本領になるまでの台湾は美しき蓬莱とも呼ばれたが、別の面で死の島であった。
というのも、10人が渡航すると7人から8人はマラリアに感染して帰らぬ人となったというのだから、中途半端ではない。
現在の台湾が安全安心なのは、日本時代の衛生行政の賜物である。
8帝大のひとつ台湾大学は当時は世界でも最も進んだ熱帯病理学の研究機関であったという。

で、デング熱でこれだけ騒ぎ、蚊の駆除にももたもたするくらいなので、もしこれがエボラ出血熱であったらどうなるだろう。
そういうことを考えると空恐ろしいものがある。

エボラ出血熱はすでに2千人を超える死者を出し、アフリカ経済に大きなダメージを与えている。
これが日本で発生したら、その惨劇は想像するまでもないものだ。
2004年にSARSが流行したとき、のんびりとベトナムを旅行していた私でも言うのだから、日本の危機意識はよろしくない。

デング熱で良かった。

そんな気がする予行演習的な熱帯病の騒ぎなのであった。

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マクドナルドが上場以来、最大の販売不振を記録。
なんでも前年度比マイナス25.1%なのだという。
中国産の鶏肉に期限切れのものが故意に出荷されていたというのが消費者の不信を読んだのだという。

そう伝える朝日新聞が、なんで他人事のように伝えることができるのか。
大いなる謎なのであった。

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30年ほど前、大学生だった頃。
とあるサークルで私立大学に通うA君が「ボクの購読紙は産経新聞」と言ったら某国立大学のBさんに「ふん」と馬鹿にされる事件があった。
Bさん曰く「新聞は、朝日新聞」。

どうして朝日新聞がインテリの代表で、産経新聞がB級新聞だったのか。
私には未だによくわからない。

確かに朝日新聞は全国紙の中の全国紙で、日本中どこででも発売しており、ネットワークもしっかりとしている。
20世紀初頭から連載している天声人語は名物コラムで、支持者も多いと聞く。
そこへいくと産経新聞は全国紙といいながら大阪のローカル紙的一面が強く、広告も多ければ、スポーツ関連も多く、どちらかというと大衆紙の雰囲気も漂っている。
かといって、産経新聞の記者さんたちは変な人が多のかというと、司馬遼太郎や近藤紘一といった優れた文筆家を排出しているところを見ると、立派なマスメディアであると言えるだろう。
植村隆や本多勝一のような人はいない。

その朝日新聞が「従軍慰安婦記事は間違いでした」と発表したが、謝罪や修正を一切しないので全国民の顰蹙を買っている。
オマケに関連記事を掲載している週刊新潮や週刊文春の広告を拒否し、さらには池上彰のコラムも「趣旨に合わない」ということで掲載を拒否。
インテリどころか、知恵と知識の使い方を知らないバカじゃないか、の朝日新聞なのだ。

そもそもインテリを謳う人の多くが民主主義や言論の自由を訴える傾向がある。
逆に安倍晋三首相や小林よしのりのような人を右翼とレッテルを貼って、「人々を戦争に導く悪い人たち」と避難する。
いえ、そうじゃないんですよ、と言っても聞き耳持たず。
言論を封じ込める傾向があるのだ。

朝日新聞の謝罪も、韓国人の慰安婦像も根は同じ。
不正直のなせる技で、そこには道徳もモラルも、信頼感も存在しない。
良心とは程遠い異文化の人たちに違いないのだ。

インテリ

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