新政権、何が変わるか
8月も今日で終わりです。朝晩は涼しくなり、昨夜は虫の声を聞きました。
ところで、昨日、新たに野田政権が発足しました。国民は、災害復旧対策の促進を始め、長期不況脱出など、いろいろなことが変わってほしいと思っています。 このブログも、「ここが一番変わってほしい」という願いを持っています。
それは「円の価値の安定 」です。この所$1=¥76台で何とか安定していますが、何時どうなるかわかりません。新政権発足で、国際投機資本も様子見でしょう。
おそらく近いうちに、新総理は、アメリカに招待され、アメリカに行かれるでしょう。多分、今、アメリカは日本に対して、様々な要求を持っているでしょう。新総理はそれを聞かされ、それにどう答えるのでしょうか。
マスコミに報道されることも、されないこと(密約?)もあるでしょう。そのあたりで円はどう動くのでしょうか。
これまでも自民から民主へという大きな変化もふくめて、政権はめまぐるしく変わりました。しかし、円ドル関係の動き方は基本的には変わらなかったように思います。
振り返ってみれば、プラザ合意で円は二倍に切り上げられました。このときはG5で、一応挨拶があって円は切り上がる事になりました。もちろん切り上げの幅は想定外でしたが。
多くの日本人は、もうこれ以上の切り上げは要求してこないだろう、$1=¥120水準まで我慢して(失われた15年)譲ったのだから、これで刑期(?)は終わったと 考えていたのではないでしょうか。
その意味で、リーマンショックによる円高、$1=¥120→80は全く違ったショックを日本経済に与えました。これから、円は「何の挨拶もなく」切り上げられるのだ、という恐怖感です。
政権がどう変わっても、この恐怖感は全く変わっていません。今回は、アメリカのソブリンリスク問題で$1=¥75円まで行きました。
アメリカ経済の体質は全く変わっていませんから、また何が起こるかわかりません。予想されるのは、また何かあったら、円は5円幅、10円幅で切りあがり、日本は誰に文句をいう事も出来ず、受け入れて、産業界も国民も円高デフレ不況に 苦しめられ続けるというシナリオです。
アメリカもヨーロッパも円高のほうが都合がいいですから、協調介入などは期待したところで無理な話でしょう。単独介入では効果は知れています。
新政権に何か知恵を、などと考えるのは無理なことだと、諦めるしかないのでしょうか。
8月も今日で終わりです。朝晩は涼しくなり、昨夜は虫の声を聞きました。
ところで、昨日、新たに野田政権が発足しました。国民は、災害復旧対策の促進を始め、長期不況脱出など、いろいろなことが変わってほしいと思っています。 このブログも、「ここが一番変わってほしい」という願いを持っています。
それは「円の価値の安定 」です。この所$1=¥76台で何とか安定していますが、何時どうなるかわかりません。新政権発足で、国際投機資本も様子見でしょう。
おそらく近いうちに、新総理は、アメリカに招待され、アメリカに行かれるでしょう。多分、今、アメリカは日本に対して、様々な要求を持っているでしょう。新総理はそれを聞かされ、それにどう答えるのでしょうか。
マスコミに報道されることも、されないこと(密約?)もあるでしょう。そのあたりで円はどう動くのでしょうか。
これまでも自民から民主へという大きな変化もふくめて、政権はめまぐるしく変わりました。しかし、円ドル関係の動き方は基本的には変わらなかったように思います。
振り返ってみれば、プラザ合意で円は二倍に切り上げられました。このときはG5で、一応挨拶があって円は切り上がる事になりました。もちろん切り上げの幅は想定外でしたが。
多くの日本人は、もうこれ以上の切り上げは要求してこないだろう、$1=¥120水準まで我慢して(失われた15年)譲ったのだから、これで刑期(?)は終わったと 考えていたのではないでしょうか。
その意味で、リーマンショックによる円高、$1=¥120→80は全く違ったショックを日本経済に与えました。これから、円は「何の挨拶もなく」切り上げられるのだ、という恐怖感です。
政権がどう変わっても、この恐怖感は全く変わっていません。今回は、アメリカのソブリンリスク問題で$1=¥75円まで行きました。
アメリカ経済の体質は全く変わっていませんから、また何が起こるかわかりません。予想されるのは、また何かあったら、円は5円幅、10円幅で切りあがり、日本は誰に文句をいう事も出来ず、受け入れて、産業界も国民も円高デフレ不況に 苦しめられ続けるというシナリオです。
アメリカもヨーロッパも円高のほうが都合がいいですから、協調介入などは期待したところで無理な話でしょう。単独介入では効果は知れています。
新政権に何か知恵を、などと考えるのは無理なことだと、諦めるしかないのでしょうか。