カナダG20も具体策なし?
今回のG20では、世界経済については「黒字国に内需拡大を要請する」みたいなことで何となくまとめてしまったようです。
多分、急いで現状を改革することは、困難で、どの国も積極的発言は避けたいという事なのでしょう。
気持ちは解りますが、アメリカという巨大なキリギリス(経常赤字国)の意識改革 は、アメリカ人がその気にならなければ出来ないでしょうし、中間選挙もあってアメリカ政府もアメリカ人も、当分その気にはならないでしょうから、現状はなかなか変わらないでしょう。
さらに前回も触れましたが、アメリカ以外の国々も、アメリカが経常赤字をたれ流しながらも内需拡大で成長率を高めてくれれば、対米輸出が伸びて、自国経済にプラスだと、アメリカの景気回復を(国際経済バランスなどは棚に上げて)歓迎しているような様子が見えるのですから、これはますます容易ではありません。
経常赤字国が悪いのか(ギリシャの場合は悪いことになっていますが)、経常黒字国が悪いのか、どちらが責任が重いのか、国際政治論議は、国々の「力」が決定的な役割を演じているように見受けられます。国際政治とはそういうものなのでしょう。
しかしだからといって、それをそのまま放置していいということではないでしょう。人類も、それが作っている国際関係も、進歩して行かなければならないのです。それは人類が歴史の中で選んできた「人類のあり方」です。 それを無視するべきではないでしょう。
個人や家庭の単位で見ても、地方自治体でも、国でも同じです。収集と支出をバランスさせないとトラブルのもとになります。トラブルを避けるのは人間の知恵でしょう。
残念ながら、今の日本は国際的なリーダーシップを取れるような資質も力もありません。日本に出来ることは、先ず自らを律して、世界に見本として見せることぐらいでしょう。
主要国が日本を見て、やっぱりそうすべきだと気が付いて、次第にその気になってくれるのを待つという事でしょうか。
日本は率先して内需拡大をして、万年経常黒字を解消し、いつかG20で、「日本はこうして経常黒字を解消しました。経常黒字国も、赤字国も、みんな収支バランスの回復に努力しましょう。やれば出来るのです。」ぐらいの提言ができる程度になってみたいですね。
今回のG20では、世界経済については「黒字国に内需拡大を要請する」みたいなことで何となくまとめてしまったようです。
多分、急いで現状を改革することは、困難で、どの国も積極的発言は避けたいという事なのでしょう。
気持ちは解りますが、アメリカという巨大なキリギリス(経常赤字国)の意識改革 は、アメリカ人がその気にならなければ出来ないでしょうし、中間選挙もあってアメリカ政府もアメリカ人も、当分その気にはならないでしょうから、現状はなかなか変わらないでしょう。
さらに前回も触れましたが、アメリカ以外の国々も、アメリカが経常赤字をたれ流しながらも内需拡大で成長率を高めてくれれば、対米輸出が伸びて、自国経済にプラスだと、アメリカの景気回復を(国際経済バランスなどは棚に上げて)歓迎しているような様子が見えるのですから、これはますます容易ではありません。
経常赤字国が悪いのか(ギリシャの場合は悪いことになっていますが)、経常黒字国が悪いのか、どちらが責任が重いのか、国際政治論議は、国々の「力」が決定的な役割を演じているように見受けられます。国際政治とはそういうものなのでしょう。
しかしだからといって、それをそのまま放置していいということではないでしょう。人類も、それが作っている国際関係も、進歩して行かなければならないのです。それは人類が歴史の中で選んできた「人類のあり方」です。 それを無視するべきではないでしょう。
個人や家庭の単位で見ても、地方自治体でも、国でも同じです。収集と支出をバランスさせないとトラブルのもとになります。トラブルを避けるのは人間の知恵でしょう。
残念ながら、今の日本は国際的なリーダーシップを取れるような資質も力もありません。日本に出来ることは、先ず自らを律して、世界に見本として見せることぐらいでしょう。
主要国が日本を見て、やっぱりそうすべきだと気が付いて、次第にその気になってくれるのを待つという事でしょうか。
日本は率先して内需拡大をして、万年経常黒字を解消し、いつかG20で、「日本はこうして経常黒字を解消しました。経常黒字国も、赤字国も、みんな収支バランスの回復に努力しましょう。やれば出来るのです。」ぐらいの提言ができる程度になってみたいですね。