有事のドルか、安定の円か
トランプ大統領は、選挙戦の最中から「アメリカは、もう世界の警察官は止める」と言っていました。
アメリカの経済を立て直し、雇用を増やすためには、そんなことにまで手を出す余裕はない、ということだったのでしょうか。
しかし今回のシリアの政府軍基地のミサイル攻撃の報道を見て、「えっ、やっぱり世界の警察官をやる気なんだ」と思った方も多いと思います。
トランプさんの頭の中では多様な変数が複雑に組み合わさり、結果としてミサイル攻撃という結論になったのでしょう。
そして、世界の論調も、真っ二つに分かれているようです。アメリカが強くないと困るという人と、アメリカが強いと困るという人がいるということでしょう。本当は、世界が2つに分かれていることが一番困ったことなのでしょう。
ところで、経済の立場から見ますと、このところ「有事のドル」という印象は薄れ、「とりあえず円」ということで、円が買われることが多かったのですが、久方ぶりに「有事のドル」という言葉がマスコミに登場し、米国債が買われると書かれていました。
しかし現実には円高が進み109円台になっています。今後どう動くかについては正反対の意見も含めていろいろあるようで、結局は誰にも良く解らないということなのでしょうが、やっぱり「有事のドル」という反応は、かつてとはだいぶ違うようです。
ということになりますと、結局は「世界の警察官」の役割は、負担は高いが経済的な成果にはつながらない、ということになるのでしょうか。
トランプ大統領の決断がどのようなものなのか、それがアメリカ経済にどのような影響を持つのか、世界はそれにどのように反応するのか・・・・。
あまり結果も見えない複雑なパズルに進んでいかないことを願うばかりです。
トランプ大統領は、選挙戦の最中から「アメリカは、もう世界の警察官は止める」と言っていました。
アメリカの経済を立て直し、雇用を増やすためには、そんなことにまで手を出す余裕はない、ということだったのでしょうか。
しかし今回のシリアの政府軍基地のミサイル攻撃の報道を見て、「えっ、やっぱり世界の警察官をやる気なんだ」と思った方も多いと思います。
トランプさんの頭の中では多様な変数が複雑に組み合わさり、結果としてミサイル攻撃という結論になったのでしょう。
そして、世界の論調も、真っ二つに分かれているようです。アメリカが強くないと困るという人と、アメリカが強いと困るという人がいるということでしょう。本当は、世界が2つに分かれていることが一番困ったことなのでしょう。
ところで、経済の立場から見ますと、このところ「有事のドル」という印象は薄れ、「とりあえず円」ということで、円が買われることが多かったのですが、久方ぶりに「有事のドル」という言葉がマスコミに登場し、米国債が買われると書かれていました。
しかし現実には円高が進み109円台になっています。今後どう動くかについては正反対の意見も含めていろいろあるようで、結局は誰にも良く解らないということなのでしょうが、やっぱり「有事のドル」という反応は、かつてとはだいぶ違うようです。
ということになりますと、結局は「世界の警察官」の役割は、負担は高いが経済的な成果にはつながらない、ということになるのでしょうか。
トランプ大統領の決断がどのようなものなのか、それがアメリカ経済にどのような影響を持つのか、世界はそれにどのように反応するのか・・・・。
あまり結果も見えない複雑なパズルに進んでいかないことを願うばかりです。