GDP、本年4~6月期の改定は?
先月、今年度第1四半期の実質GDPが前期比年率換算で6.8パーセント下がったという報道があり、8月13日、このブログで取り上げさせていただきました。
結論は、四半期統計の年率換算というのは数字の変動を最も大きく見せるためによく使われるもので、現実の動きを正確に認識するためには「前年同期比」が適切な数字で、それで見ると、消費増税の反動は明らかですが、実体は、「昨年度の第一四半期に比べて0.1パーセントのマイナス」だということでした。
今回の改定ではマイナス6.8パーセントが更に下がって7.1パーセントになったという報道です。この数字がどの程度のものかGDPの原数字に当たってみてみました。
改定された今年の4~6月期のGDPは128,162.70十億円、昨年の4~6月が128,341.10十億円ですから、伸び率は0.998609954で、0.139パーセントのマイナスということになります。
前回の速報値をさらに細かく見ると128,176.10十億円を、前年同期の128,341.10十億円で割るわけですから、0.998714364となり、0.129パーセントのマイナスということになります。差は0.01パーセントです。
日本の統計はアメリカなどと違って、速報値もかなり正確だということも解りますが、矢張り統計を読むときには、原数字に当たらないと、正確な感覚は掴めないとうことが良く解るような気がします。
先月、今年度第1四半期の実質GDPが前期比年率換算で6.8パーセント下がったという報道があり、8月13日、このブログで取り上げさせていただきました。
結論は、四半期統計の年率換算というのは数字の変動を最も大きく見せるためによく使われるもので、現実の動きを正確に認識するためには「前年同期比」が適切な数字で、それで見ると、消費増税の反動は明らかですが、実体は、「昨年度の第一四半期に比べて0.1パーセントのマイナス」だということでした。
今回の改定ではマイナス6.8パーセントが更に下がって7.1パーセントになったという報道です。この数字がどの程度のものかGDPの原数字に当たってみてみました。
改定された今年の4~6月期のGDPは128,162.70十億円、昨年の4~6月が128,341.10十億円ですから、伸び率は0.998609954で、0.139パーセントのマイナスということになります。
前回の速報値をさらに細かく見ると128,176.10十億円を、前年同期の128,341.10十億円で割るわけですから、0.998714364となり、0.129パーセントのマイナスということになります。差は0.01パーセントです。
日本の統計はアメリカなどと違って、速報値もかなり正確だということも解りますが、矢張り統計を読むときには、原数字に当たらないと、正確な感覚は掴めないとうことが良く解るような気がします。