参院選の開票が終わって、民主党は意外に(予想通り)票が伸びず。衆院と参院のねじれ現象が生じることになりました。
ちょっと余計なことをいえば、二大政党を目指した日本ですが、神と悪魔の二元論でなく、八百万の神を持つ日本は、どうも2大政党システムには馴染まないようですね。
でも日本人は、もともとが生真面目ですから(政治家もそうでしょうから)ねじれても、それぞれに良識を発揮して、是は是、非は非で、それぞれの政策ごとに真剣な議論を戦わせて、国民の期待に応えるよう努力していただけるのだろうと思っています(そう言っている党首もいます)。
ところで、本ブログの主要テーマである、経営・経済については、すでに、選挙の結果を見た内外の金融機関や証券会社などなどからいろいろなコメントが出され、ネット上などで見ることが出来ます。
しかしそうしたものを見てみても、あまりに論評がばらばらで、どれが正しいのかどれが当たっているのか、いないのか、論評の筋そのものが解らないものも含めて、何の判断材料にもなりそうにありません。
矢張りそれだけ今の日本の経済情勢は、為替市場や証券市場の動きもふくめて、大変わかりにくくなっているという事なのでしょうか。
現実の市場の動きを見ても、 為替は円安に振れてみたりまた戻してみたり、株価のほうはまさに「気迷い症状」で、1日のうちに上げてみたり下げてみたりの繰り返し、まさに、行きつ戻りつといったところです。
市場に参加している主要なプレーヤーですら、実際にはどう判断したら良いのか皆目解らないでいるという事が見え見えのような動きです。
いつも国際マネーマーケットに振り回されている日本ですが、今のマネーマーケットは、日本の政治経済の先行き読めないで、立往生か右往左往かということでしょう。
この際、日本の政権担当者は、「日本はきちんとできるのだよ」という事を確り見せてやったらどうでしょうか。