昨日までの三連休の食事を頑張った、我が料理の腕の未熟さを痛感した
私のような「時間豊か自由人」には無関係だが、世の中の三連休は昨日で終わった。そして私も今日は出勤日だった。
三連休ということで、いつも食事を作ってくれる、近所に住む娘がパートナー(=夫)とともに、パートナーの実家に行った。それ故に、三日間の食事を考えることが必要となった。
朝は、基本が野菜サラダとお味噌汁(時にはスープ)なので問題はないが、夜は三日連続でありレパートリーが不足している(ボキャブラリーもだが)私には大変だった。これまでは、週に一回程度だったので、どうにかなっていた。ともあれである、家族はお腹を壊すこともなく何とか三日間は無事に過ぎた。
現役時代はパートナーに、今では娘に日々の食事をお世話になってきている。申し訳ないの一語だ。私も少しでも役に立たねばと思うのだが、いかんせんレパートリー不足だ。公民館の「男の料理教室」にでも、習いに行こうかと思ったりもする日々だ。
そんなことを思いながら、今日のランチは「畠瀬本店」で楽しんだ。今日はキンモクセイの香りと白い萩の花が迎えてくれた。それだけでも心地よく、食欲もわいてくるというもの。そして今日も先週と同じく、魅力的な女性がお隣に座ってくれ、少しだけの会話も楽しめた。
そうした中で、こんな美味しい食事を毎日家族に食べさせてあげることができればと、またまた「我が料理の腕の未熟さ」に思いを馳せた。
東日本大震災から今日で7ヶ月、これまで避けてきた関連の本を読む勇気が出てきた
今年の3月11日の午後、再放送のテレビドラマを見ていた。すると、津波情報に変わった。どの局も同じだった。その後「映画『無言館』完成披露試写会」の準備で家を出た。帰宅して津波が押し寄せる映像を見たのは夜だった。
阪神大震災の時は、成人式で帰省していた娘が始発の新幹線で大学へ帰るため、車で送っていく途中だった。その後、当時の職場のテレビで事態を知った。
9・11は自宅で、テレビで見ていた。大変な恐怖と共に、前年訪れたニューヨークの光景が思い出された。
三島由紀夫の自衛隊市ヶ谷駐屯地への乱入事件は、羽田空港のテレビで見た。すぐ現地に行きたいとも思ったが、諦めて帰岡した。
そんな様々な事件や災害との出会いを経験してきた。そんな中で、今年の3・11大震災や原発事故については テレビや新聞などの日々の報道には目を通し、新聞社の写真集等は買い求めて読んだりもしてきた。関連する講演会などにも少なくなく参加した。もちろんわずかだが、カンパなどもしてきた。
それでも、、正直これまで直視する勇気がなく、正視することを避けてきたことは否定できない。関連の本を読む勇気を出せずにきたことは事実だ。しかし7ヶ月が経過して、やっとそうした書籍を読むことができている。
私はこれまで、人生の終わり方・逝き方や老い等に関連する本を多く読んできた。そうした中で、今は東日本大震災関連の本を多く読んでいる
最近読んだ本の一部を紹介する。池澤夏樹著『春を恨んだりはしない』(中央公論新社刊)、鎌田實著『希望 命のメッセージ』(東京書籍刊)、シュープレス編・著『ともしび 被災者から見た被災地の記録』(小学館刊)、NHK東日本大震災プロジェクト編『明日へ 東日本大震災 命の記録』(NHK出版刊)等だ。
変わらぬ日常を過ごしながら、その時々で歴史の一コマと遭遇する。そんな出来事を受け止め、心に刻みながら生きている。