天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

「ちょう」か「まち」か・・・

2024年04月09日 18時46分32秒 | 日記
 日本の地方自治体は、都道府県と市町村の二重構造になっています。
 市町村の内の町の呼び方について、地域によって異なり、偏りがある事が
 今日の「サライ」に載っていました。

 現在、全国には743の町(地方自治体)がありますが、
 この内、「ちょう」と呼ぶのは西日本や北海道に多く、
 「まち」は東日本に多いとの事です。
 栃木県では、すべて「まち」と呼びます。
 難読地名の1つの上三川(かみのかわ)も「まち」と呼びます。
 西日本出身の人が栃木県に来て、
 「かみのかわちょう」と呼んでしまう事もままあると思います。

 「ちょう」と「まち」の呼び方の境は、長野県と静岡県辺りのようです。
 長野県ではほとんどが「まち」と呼びますが、
 南部に阿南町(あなんちょう)があり、
 静岡県は大部分が「ちょう」と呼びますが、
 西部に森町(もりまち)があります。
 もちろん、これは全体的な趨勢の話で、
 例えば、岩手県の中尊寺で有名な平泉町を「ちょう」と読みますが、
 これは例外的なものかも知れません。
 また、今調べてみたら、
 九州地方でも、福岡県と熊本県では「まち」と呼び、
 その他の県は「ちょう」と呼ぶようです。

 「町」という漢字は、
 もともとは「田」(水田)と「丁」(十字に切り分けられた土地)の
 合わせ文字で、農地などの境界を意味するものでしたが、
 日本では市街地やその一画を表す「まち」という言葉に当てられました。
 江戸時代の東京(江戸)では、
 武家地を「まち」、町人地を「ちょう」と
 呼び分ける習慣があったとの事です。

 これは地方自治体としての町の呼び方ですが、
 市町村内の大字や字としての「町」の呼び方は、
 洒落ではありませんが、マチマチのようです。
 語呂の問題もあるような気はしますが。

 1995年(平成7年)の地方分権一括法による合併特例法の改正により
 1999年(平成11年)から2010年(平成22年)までに
 市町村数が3,232から1,821に減少しました。
 俗に、「平成の大合併」と言われています。
 これによって、古くから馴染んで来た名が消えて、
 新しい名称になった所が増えたために、
 ある程度承知していた地名が
 分からなくなってしまった所が数多くあります。
 これによって、「町」の呼び方も変わった所があるのかも知れません。

 サライの記事は下記のアドレスです。
 地図も載っていて分かりやすいですから、興味のある方はご覧下さい。
 https://serai.jp/hobby/1174765#google_vignette

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨日は・・・ | トップ | 花巡り・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事