この夏の日本の平均気温は、平年と比べて1.76度高く、
気象庁が1898年(明治31年)に統計を取り始めてから
去年と並んで最も高くなったとの報道がありました。
平均気温は、都市化による環境の変化の影響を受けにくく、
地域的な偏りがないよう選んだ15地点の観測結果から算出するとの事で、
1991年~2020年の30年間の平均が基準値です。
7月29日には、観測史上第3位の41.0度を栃木県佐野市で記録しましたが、
これがこの夏の最高気温です。
気象庁によると、
今年7月は最高気温40度以上を1日に6つの地点で観測した他、
6月~8月の間、全国914地点の内144地点で
最高気温が観測史上最高に並ぶか更新したとの事です。
昨日、
気象の専門家らによる気象庁の「異常気象分析検討会」は会合を開いて、
高温の背景として7月と8月ともに偏西風が北へ蛇行し、
背の高い暖かな高気圧に覆われやすく日ざしが強まったうえ、
特に7月は太平洋高気圧が
西日本に向かって強く張りだしたことが影響したと指摘し、
地球温暖化や春に終息した「エルニーニョ現象」、
日本近海の高い海面水温も影響しているとみられる発表しています。
そして、検討会の会長で東京大学先端科学技術研究センターの中村尚教授は
「昨年に続き、今年の暑さも異常気象といって差し支えない」と
述べました。
その上で
「長期的な地球温暖化が気温を底上げしていることは否めない。
特にここ2・3年は海面水温が高い。
以前と比べて気温が上がりやすい状況は続くのではないか」と
指摘しています。
こうした状況が、先日の台風10号の動きにつながったのでしょうね。
気象庁に言われるまでもなく、今年が異常な暑さである事は、
誰しもが、実感として分かっている事だと思いますが、
これが続くとなると、既に異常ではなくなっているのかも知れませんね。
これに対してどのように備えれば良いのでしょうか?
今日は、曇りだった事もあるのか、気温が低くなりました。
歩いて20分位のスーパーまで買い出しに行きました。
ここのところ余りにも暑いので、
1日伸ばしにしていたのですが、良かったです。
明日から、また暑さが戻るような予報です。
どうなるのでしょうね。
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