天然居士の独り言

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男はつらいよ・・・

2024年08月28日 19時07分59秒 | 日記
 映画「男はつらいよ」はご存知の方も多いでしょう。
 渥美清主演で、50作の映画が製作されています。
 全部観た方は、そうないかも知れませんが、
 何作かご覧になった方も多いでしょうね。

 最初の「男はつらいよ」が劇場公開されたのが、
 1969年8月27日だったそうで、
 昨日55周年を迎えたことを記念した「ファン大感謝祭」が行われたとの
 ニュースがありました。
 トークショーには、92歳になる山田洋次監督も出席し、
 「寅さんがこんなにも愛され、作り手として望外の幸せ」と
 語ったとの事です。
 イベントでは、全50作のファン投票の結果が発表され、
 1位は第17作「寅次郎夕焼け小焼け」が選ばれました。
 上位5位の作品は次の通りです。
 1位 第17作「寅次郎夕焼け小焼け」  (1976年、太地喜和子)
 2位 第1作「男はつらいよ」         (1969年 光本幸子)
 3位 第25作「寅次郎ハイビスカスの花」(1980年 浅丘ルリ子)
 4位 第32作「口笛を吹く寅次郎」(1983年 竹下景子)
 5位 第15作「寅次郎相合い傘」(1975年 浅丘ルリ子)
 「寅次郎夕焼け小焼け」は、
 先日岡田嘉子について書いた時に書きましたが、
 1位になるとは思いませんでした。
 僕は、第1作は別格として「寅次郎相合い傘」が1番かと思っていますが。

 第1作を観ると、話が盛沢山だと感じます。
 20年ぶりに柴又に戻って来た寅次郎が、
 妹のさくらの見合いをぶち壊し、
 さくらに思いを寄せる博との仲を壊そうとしますが、
 結局、さくらと博は結婚します。
 多分、当初はこんなにシリーズ化されると思っていなくて
 製作したのでしょうね。
 第1作の人気が出たので、
 「続」や「新」ができ、
 それぞれのタイトルが付くようになったのだと思います。

 「男はつらいよ」は、マドンナと呼ばれる女優が注目されますが、
 僕は男優も名優が多く出ていたと思います。
 松村達雄は、医者になったり僧侶になったり、
 おいちゃんになったりしています。
 米倉斉加年も警官になったり、寅さんの恋敵の学者になったりしています。
 志村喬、東野英治郎、花沢徳衛、森繁久彌、宮口精二、船越英二、
 大滝秀治、宇野重吉、嵐勘重郎、片岡仁左衛門、三船敏郎等々、
 女優も含めて、日本の映画史を彩った多くの俳優が出演しています。

 そして「男はつらいよ」の魅力は日本の風景です。
 今は失われてしまっているような日本の昭和の風景が映されています。
 昨年、岡山県の高梁市に行きましたが、
 高梁市は、「寅次郎恋歌」と「口笛を吹く寅次郎」の
 2作のロケ地になっています。
 今も、撮影場所などで、撮影当時の写真などが飾られていました。

 僕は50作全部観た訳ではありませんが、
 大好きなシリーズなので、語り出すとキリがないので、
 この辺で止めて置きます。

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