天然居士の独り言

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藤原秀郷と那須与一・・・

2018年04月08日 18時52分23秒 | 日記
 昨日は、県立博物館で開催されている「藤原秀郷と那須与一展」に行って来ました。
 今日までの期限なので、散歩がてら出掛けた次第です。
 県立博物館までは、昨秋も書いたと思いますが、
 歩いて25分ほどですから、丁度良い散歩コースです。

 今回の企画展は小規模なテーマ展です。
 出品点数は34点ですから、じっくりと見られました。
 藤原秀郷と那須与一は、下野国に関係する武将ですが、ともに伝説に包まれていて、
 その実像は明らかになっていません。
 藤原秀郷はどこで、いつ生まれたかも分かりません。
 少しでも分かるかなと思って出掛けた次第ですが、
 資料はほとんど江戸時代のものでした。

 ご存知の方も多いかと思いますが、
 藤原秀郷は俵藤太との別名を持っていて、
 近江国の三上山の大ムカデを退治した伝説があります。
 平将門の乱を平定した事から、従四位下に叙され、下野守に任じられました。
 さらに武蔵守、鎮守府将軍も兼任するようになりました。
 後世、源氏や平家と並んで武家の棟梁となり、多くの武士の先祖とされています。
 例えば奥州藤原氏の祖である藤原清衡も秀郷の後裔とされていますし、
 歌人の西行もその一人です。

 那須与一もご存知の方も多いかと思いますが、
 1185年(元暦2年)の屋島の戦いで、
 平氏方の軍船に掲げられた扇の的を射落とした武将です。
 やはり余り資料が残っていないため分からない点も多いのですが、
 山城国伏見で死去したとされています。

 展示には、月岡芳時の作品が何点か出ていました。
 芳時は血みどろの無惨絵と呼ばれる絵を描いた浮世絵師ですが、
 武将絵も多く描いていて、俵藤太を描いた絵も良かったです。
 また森戸果香と言う日本画家の作品も何点か出ていました。
 僕は初めて聞く名前でしたが、穏やかな武者絵を描く人だと感じました。

 今年の秋には、もう少し詳しい藤原秀郷の展覧会をやるとの事なので、
 また出来れば行ってみたいと思いました。

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