第十三回は京都大学の続きです。
本部構内以外の洋館を紹介します。
[吉田南構内]
正門と門衛所(1897年、明治30年)
[北部構内]
旧農学部附属演習林事務室(1931,昭和6年)
設計は大倉三郎です。
スペイン瓦・バンガロー風の建物、外周、中庭にベランダを配する。
農学部表門・門衛所(1924,大正13年)
設計は森田慶一、コンクリート造り。
国の登録有形文化財です。
[医学部構内]
京大医学プラザ(1914,大正3年)
旧京都帝国大学生理学教室研究所です。
設計は山本治兵衛、永瀬狂三
左京区吉田橘町
医学部資料館 旧解剖学講堂(1902,明治35年)
木造平屋建の建築物で、京大歴史的建造物に指定されています。
設計は山本治兵衛
正面の方にまわります。
医学部図書館第二書庫 旧解剖学教室標本室(1901,明治34年)
設計は京都帝国大学営繕課の山本治兵衛
医学部で最初に竣工した建物です。
京都の洋館シリーズ、今回で100棟を越えました。
まだもう少しありますので、続けます。
この前のお天気のよかった日の午後農学部前で降りてヒマラヤ杉(?)の並木を通り、旧演習林の事務室の所へ行きました。年月とともに変わったものもありますが、そのままの佇まいでした。ふとした時に、懐かしくなって思い出したり訪ねてみたくなる建物、場所です。
阪急の車窓から眺めていた、高槻農場の柿とかを分けてもらったりしたことがあります。
京都で定年後生活様の洋館シリーズを今、拝見していて嬉しくなりました。
ありがとうごさいます。
農学部旧演習林の事務室はベランダがユニークですね。落ち着いた佇まいがあります。
京都の洋館シリーズは2015年の散策で訪れました。
私の気に入っているシリーズで、もう一度訪ねてみたいと思っています。
先週日曜日NHK大河で主人公が学ぶ校舎がどこかで見たことがあると思っていたら、このシリーズ撮影で訪れた龍谷大学本部校舎でした。これも明治の近代建築ですが、美しい建築美です。
ありがとうございます。