京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

東本願寺の蓮とヒツジグサ(未草)

2021-07-01 06:42:05 | 京都めぐり


 蓮は東本願寺の南側、塀を囲むように造られている堀に植えられています。
この堀は、江戸期に4度の焼失があったことを契機に明治期に設けられた防火用水です。
1950(昭和25)年に発生した京都駅の火災で消防ホースを引き込んで、水を調達した記録が残っています。

 今年は淀蓮(ピンク色)の開花がなく、舞妃蓮だけです。どうしたことでしょう。





































東本願寺は京都駅に近く、京都タワーもよく見えます。





御影堂門より





御影堂





ヒツジグサです。
日本で自生するの睡蓮はヒツジグサ(未草)の1種類だけで、日本全国の池や沼に広く分布し、白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事から名が付いたそうです。
睡蓮はヒツジグサの漢名で、スイレン属の水生植物の総称として用いられています。
よく赤や紫などの睡蓮見かけますが、これは園芸品種です。































護王神社 本日夏越の大祓 茅の輪くぐり

2021-06-30 17:04:26 | 京都めぐり


 京都御所の西側、烏丸通沿いの護王神社で、毎年6月30日に夏越大祓の神事(百度祓、大祓式、茅の輪くぐり)が執り行われます。
 百度祓では太鼓を打ち鳴らしながら、参列者全員でお祓いの祝詞「大祓詞(おおはらえことば)」を三回唱和します。
 大祓式では神職がお祓いの神事を執り行い、参列者は古式に則って人形(ひとがた)に自身の罪や穢れを移してお祓いを受けます。
 最後が茅の輪くぐりです。神職と参列者全員で和歌「みなづきの なごしのはらえするひとは ちとせのいのち のぶというなり」を唱和し、茅の輪を三回くぐります。
 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大がまだ続いている状況下につき、参列者の参加はとりやめ、神職だけで神事が行われます。





狛犬ならぬ狛猪





茅の輪くぐり









紫陽花の花手水


















新緑と青苔が美しい祇王寺 姫ユリ

2021-06-28 06:46:50 | 京都めぐり


 久しぶりに新緑と青苔が美しい祇王寺を訪れました。





拝観入口門の屋根





草庵

























茅葺山門












新緑の勢いが良く、草庵が隠れてしまいます。

























紫陽花





ヒメユリ(姫百合) 
原産地 日本、朝鮮半島  英名『スター・リリー』
主に西日本に分布し、6月頃に濃い橙色(緋色)のクッキリした6弁花が咲きます。
小ぶりな花で、星形に開いた花が上向きに付きます。









青苔がきれいです。






























檀林寺









清涼寺山門






京都御苑の夏ツバキ

2021-06-24 06:31:08 | 京都めぐり


 京都御苑の夏ツバキ見頃です。
場所は京都迎賓館の東塀の「染殿井」と呼ばれるところです。
この付近は平安時代前期、最初の摂政になりその後の摂関政治の始まりとなった、藤原良房の邸「染殿第」のあった場所です。
その井戸の遺構が「染殿井」と呼ばれています。

























京都迎賓館の裏になります。





母と子の森の図書館





コオロギの里





ヤブミョウガ





革堂行願寺の蓮が開花、紫陽花

2021-06-22 06:45:37 | 京都めぐり


 寺町丸太町を少し南に下がったところに革堂行願寺があります。
西国観音霊場の第十九番札所として全国的に知られる名刹で、創建は寛弘元年(1004年)、一千年以上の歴史をもつお寺です。
宗派は天台宗、開基は行円上人、御本尊は千手観世音菩薩です。
御詠歌  花を見て いまは望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん









駒札




境内の蓮が咲きはじめました。

































桔梗





境内の紫陽花























水無月の嵐山、渡月橋

2021-06-18 06:41:33 | 京都めぐり

 
 久しぶりの嵐山、渡月橋です。
コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で、京都の観光地はどこも閑古鳥が鳴いています。
京都を代表する観光地の嵐山も例外ではないです。
天龍寺前の通りの店舗はシャッターが下りたままで、観光客もほとんど見かけないです。

嵐山渡月橋
定番撮影スポットですが、いつもは観光客が多いのですが、今回は誰もいません。













商店街





























渡月小橋





嵐山モンキーパーク
圧倒的に外国人観光客が多いところですが、コロナ以降はサッパリです。





































亀山茶屋






続きます。









南禅寺の夏ツバキ、ヒツジグサ(未草)見頃

2021-06-17 06:37:56 | 京都めぐり


 南禅寺の夏ツバキ見頃です。
夏ツバキは法堂前と三門前にあります。

 法堂前



































三門前

















牧護庵

わらべ地蔵












ヒツジグサ(未草)見頃です。
スイレン科の水草の一種で、北海道から九州にかけて生育しています。
名前の由来は未の刻 (午後2時) 頃に花を咲かせるためとされるが、実際はこの頃には花が閉じ始めます。
近年、池や沼の開発、水質の悪化などから絶滅、減少が進んでいます。
今や関東では絶滅し、それ以外の府県も絶滅危惧に指定されています。

準絶滅危惧(現時点での絶滅危険度は小さいが、より危険度の高い絶滅危惧に移行する可能性がある) 
 石川県、福井県、岐阜県、和歌山県、滋賀県、大阪府、鳥取県、島根県、大分県
絶滅危惧I類(近い将来絶滅の危険性の高い) 
 茨城県、山梨県、静岡県、徳島県、愛媛県、熊本県、宮崎県
絶滅危惧II類(絶滅の危機が増大している)
 栃木県、新潟県、富山県、京都府、奈良県、香川県、鹿児島県
絶滅種(既に絶滅) 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県


































水無月の南禅寺

2021-06-16 07:28:10 | 京都めぐり


 久しぶりの南禅寺です。
朝の八時ですから、そんなに早い時間帯ではないにも関わらず、境内には誰一人いないのです。
やはり緊急事態宣言の影響が大きいようです。

 三門



















三門より法堂への参道





参道脇の新緑、青葉、青苔がとてもきれいです。













法堂の線香





方丈拝観入口





水路閣





























最勝院












疏水








法堂









境内あちこちに山梔子









天授庵





勅使門





現在夏ツバキとスイレン科のヒツジグサが見頃です。
 明日投稿します。












智積院の夏椿、桔梗、山梔子

2021-06-15 07:02:59 | 京都めぐり


 東山七条にある真言宗智山派の総本山、智積院の紫陽花が見頃開始ですが、境内には夏椿も見頃を迎えています。
夏椿はは古くから寺院などの庭に沙羅の木と称して植えられてきました。
花は一日花で、開花後1日で落ちます。
 智積院の夏椿は金堂近くの池周りに二本植えられています。



















 
もう一本













金堂への参道沿いに植えられている桔梗も開花しはじめました。









境内のあちこちに山梔子の白い花が咲いています。