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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2354回】 歳を取ったら、引くべきところは引いて、任せるところは任せる

2017年06月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様は、
今から1年9か月前にモデルハウスをオープンし、
新築事業に新規参入されました。

全スタッフさん、住宅未経験ながら、力を貸して下さる職人さんや設計士さんを見つけ、
初年度から受注を順調に継続されてきましたが、
この5月、1カ月で新築の受注を4棟達成されていました。

更に契約見込のお客様が6組もいて、
完全に一つの壁をぶち破った感じです。

先週、お伺いしていた、同じ時期に新築事業に参入されたクライアント様もそうなのですが、
ゼロから新築事業を立ち上げたクライアント様で、2~3年で地域一番店になるケースが続いています。

変な成功体験も知らず、
過去、住宅が今とは比較にならないくらい簡単に受注できた時代も知らないので、
先入観無く、弊社の提案を素直に実行して下さるので、
本当に提案のしがいがあるのです。

しかもスタッフの皆さん、全員20代~30代前半。
伸びしろしかありません。

スタッフの皆さんが実際に家を建てるお客様の年齢に近いので、
お客様が何を感じるのか、ということが分かっているのですね。

だから広告やweb,インスタなどで発信している内容もお客様に共感されるものですし、
接客もお客様が求めているものからズレていない。

60代、70代のトップが、自分の感性を信じ、
マーケティングや商品戦略に口を出す。

モデルハウスのしつらえやホームページ、CM、雑誌広告なども
自分が良いと思ったものを突き進める。

もちろん、その感性がズレていなければ、全然OKなのですが、
トップの感性がズレている場合、打つ手打つ手が全て裏目に出てしまうのです。

実際、このクライアント様の社長は60代なのですが、
そういった点は、現場のスタッフと私に任せて下さっています。

だから市場のお客様が求めていることを発信することが出来る。
結果、受注がブレイクされるのです。

ここからマネジメントのしくみをつくり、スタッフを採用して組織をつくっていかなくてはなりませんが、
まあ県内を代表する住宅会社になるのも時間の問題でしょう。

トップが引くべきところを引き、任せるべきところを任せる。
だから若いスタッフが伸び伸びと仕事ができるのですね。
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