鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4411回】 お客様の気分を損ねずに現実を理解していただく

2023年01月27日 | 住宅コンサルタントとして

世の中には、いろんなタイプのお客様が存在する。

 

一般常識をお持ちの方もいれば、

一般常識がちょっと欠けている方もいる。

 

相手の事情をある程度、理解して下さるお客様もいれば、

自分の要求ばかりを主張する方もいる。

 

そして予算があまりないのにも関わらず、

土地のエリアや周辺環境、建物に対するこだわりが

非常に強いお客様もいる。

 

こういうお客様は、感覚がズレているので

まずは気分を損ねずに現実を理解していただく必要がある。

 

具体的には、土地であれば、

直近のエリアの土地取引価格の事例を

分かりやすくまとめたり、

人気のエリアで土地を探していた方が、

何年待っても出てこなくて、

結果、エリアを変えて土地を購入し、

予算オーバーすることなく幸せに暮らしている事例を

自然とお客様にお伝えするなど・・・。

 

こちらがいろんな手を尽くし、

お客様の予算と要望のズレを理解していただこうと努力したが、

自分の予算と要求品質のズレを理解していただけない方に関しては、

場合によってはお断りをした方が良いケースもある。

 

客単価500円のファーストフード店に

高級レストラン並みの接客を求めたりする方や、

高級レストランなのに大衆店並みのコスパを要求するような、

頭が悪くて自分のことしか考えられないような方を

クチコミサイトで目にすることがあるが、

ああいうユーザー、どのお店も出禁にしたいのが本音だろう。

 

私も、クライアント様にいろんな要望をいただくことがある。

 

とにかく営業マンの質にかかわらず、

誰でも簡単に売れる規格商品を開発したい、などが例だが、

そんな事例は私の周囲にないし、

そもそもお客様はそんなに甘くない。

 

なのでそういう要求に対し、

私では対応できないということを

いろんな事例を織り交ぜながら、

お客様の気分を損ねることなく現実を理解していただく、

ということにチャレンジするようにしている。

 

この、お客様の気分を損ねることなく、

世間の相場であったり常識を理解していただくことができれば、

成約率は高くなるであろう、と個人的に思っている。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4410回】 ファンを増... | トップ | 【4412回】 投資を継続... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事