鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3277回】 商品ではく、会社を売る

2019年12月20日 | 住宅コンサルタントとして

家をお客様に購入していただくにあたり、

理解しておかなくてはならないことは、

家(=商品)の説明だけでは売れないということです。

 

無垢の床材を使っている。

高気密高断熱でc値が0.5以下でua値も0.4.

耐震等級3をクリアしている。

制震装置がついている。

これで価格が坪50万以下。

 

こうした説明だけでは、お客様は選ばないのです。

 

ではどうすれば、お客様に選んでいただける確率が上がるのか?

 

単なる商品説明では、お客様は理解はできても、共感まではできません。

 

お客様に共感していただくには、

商品説明ではなく、会社の思想をお客様に説明しなくてはなりません。

 

なぜ、垢の床材を使っているのか?

なぜ、細かなディテールにこだわった家をつくっているのか?

なぜ、性能にこだわっているのか?

なぜ、制震装置を標準にしているのか?

なぜ、手の届く価格にこだわっているのか?

 

こうしたことをお客様が理解できる言葉でお伝えすることで、

お客様は共感され、「この会社、良い会社だな」と

思って下さるようになるのです。

 

商品を売っているようで、実は会社の思想を伝えているのです。

 

最終的には、会社が信用できるかどうかでお客様は選ばれます。

 

そしてそういうお客様を我々も選ばせていただかなくてはなりません。

 

ここ最近は、経営面や事業戦略、新業態の開発に注力していましたが、

新しくご縁を頂戴したお客様とお話をさせていただくと、

会社の思想を固めていなく、

会社そのものを売ることができていない住宅会社も

まだまだあるなぁ、と実感しています。

 

今から10年前は、

会社を売ることを各クライアント様に徹底して訴求していましたが、

また2020年は営業面でもしっかりと手法をお伝えしていきたい、

と思っています。

 

皆さんは、会社の思想を伝え、

会社を売ることが出来ていますか?


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