鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3476回】 自分をどう表現するかも、重要な時代

2020年07月06日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に最近、ずっとクライアント様に言い続けていることは、

 

「家で差別化できる時代は終わりつつある」

 

ということです。

 

これまでは、この地域に初の人気テイストの

モデルハウスをつくり、

それを見学できるという情報発信をすれば、

お客様に来ていただけたのですが、

この建物のデザイン性や素材、性能面で

どれだけ表現しても、

正直、難しい時代になってきているのです。

 

これからは、会社の雰囲気の良さや仲の良さ、

それからスタッフ個々の魅力に、

お客様が反応する時代となるでしょう。

 

ここで重要になってくるのは、

会社やお店、それから個人がどう自分たちを表現するか、

ということです。

 

この自分たちをどう表現するのか、

ということに長けた会社、個人が

まだ見ぬお客様に、来場前にファンになっていただき、

来場されたらかなりの高確率で成約する時代に

なってきているのです。

 

自分自身を1分以内の動画で撮影するとしたら、

どういう見せ方をするのか、ということを

住宅会社のスタッフは考えておかなくてはなりません。

 

休日の過ごし方、

趣味や特技、

自分の強みや弱み、

人生観や労働観、

この仕事を通して目指していること、

などなど。

 

私だったら、旅行、食べ歩き、ロードバイク、料理などのシーンを

動画や写真で表現したりするでしょう。

 

また、自宅そのものも、住宅業界で仕事をされている方には

非常に興味を持っていただけるでしょうから、

自宅内も動画に収めるかもしれません。

 

そして自分が目指していることである、

 

「日本の住宅の性能面・デザイン面に関するレベルを欧米並みに高める」

「地元の雇用面・経済面に貢献できる優秀な地域密着型の企業を

住宅業界に1社でも多くつくる」

「業界内の労働環境を良くするために、業務改善を徹底し、

現場監督にしわ寄せがいく構造を変える」

 

というような、この仕事を通じて達成したいことも表現するでしょう。

 

未だに商品のことしか発信していない会社は、時代遅れです。

 

もちろん、商品は大切ですが、それ以上に個を売るべき時代になりました。

 

皆さんは、自分たちの会社や自分をどう表現したいですか?


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