鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第709回】 コンサルとしての在り方

2012年12月09日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に私が理想とする経営コンサルタントは、
クライアントがより良い会社になるよう、四六時中クライアントのことを考えていて、
結果としてお付き合い先がドンドン成長していく結果を出せる人です。

言ってみれば、思いっきり職人気質のコンサルタントということですが、
その職人気質の経営コンサルタントを私は目指しています。

コンサルタントの在り方もいろいろあるかと思います。
組織で稼ぐということもありでしょう。
そのために、部下や若手を育てるということに力を注ぐ会社もあると思います。

ただ私は、経営コンサルタントというのは、自分のことや自分の会社のことを考えるより先に、
クライアントのことをまず考えなくてはならないと思っています。

例えば、コンサルタントの執筆。
数多くのクライアントからオファーをいただいている中、
自分の体が一つしか無く、全てのオファーをお受けできない・・・。
だから、本を執筆する、というのは、理解出来ます。

しかしながら、自分の宣伝のために本を書く人も非常に多いのです。
そんな時間があれば、もっとクライアントのことを考えるべきでは、と思います。
そして、本をやたら出しているコンサルタントは、
実はクライアントが少なく、仕事に困っていたりするのです。

また、コンサルティング会社が自社の若手を育てるということについて。
その時間があれば、クライアントのスタッフが育たれるような方向で時間を使うべきでは、
と個人的に思います。

経営コンサルタントとは、
企業の将来を左右するような施策提案をする仕事であり、その責任は重いです。

その責任の重さを分かっている人であれば、コンサルタントになると決めた以上、
トコトン勉強し、修行して自分で勝手に成長しなくてはなりません。

そんな偏った考えの私ですが、先日、尊敬するクライアントの社長にとても嬉しい一言をいただきました。

「鬼山さんは、職人タイプですよね!」と。

しかも、恐れ多くて書けませんが、
私が尊敬する偉大な経営コンサルタントにスタンスが似ている、
とも言っていただけました。

嬉しかったなぁ・・・。

経営コンサルタントとしての自分の在り方をチェックし、
自分が目指している方向に向かって、一歩ずつ着実に前進していきたいです。
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