鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4937回】 営業と経営は全く別である

2024年07月06日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンとして超優秀だった方が店長に就任する。

店長として数名の店舗で目標を達成し続け、
会社から評価され、役員となって会社の経営に携わる。

住宅業界ではよくあるケースです。

ところが、1店舗の店長としては優秀なのに、
役員となり、会社全体で結果を出し続ける、という段階になると
これまでのように思うような成果が出ない。

自分としてはプレーヤーだった時代より、
より一所懸命に仕事をしているのにも関わらず、
会社の業績は停滞し、下がり始める。

こういうケースも住宅業界ではよくあるケースなのです。

なぜこういう事態が起こるのか?

もうこれは結論、

「営業することと経営することは、全く次元が異なる」

ということに尽きます。

頑張れば成果が出る営業と、
方向性や感度が異なれば、
どれだけ努力しても成果が出ない経営の違いです。

資金繰りや採用・育成といった、
経営にとって超重要なことは置いておいて、
経営で非常に重要なことは、
自社の商品やサービスが市場のニーズに合っているか?
それからライバルと比較して優位性を保てているか?

こういう部分です。

自社が提供している商品やサービスが
市場のお客様が求めることとズレていないかどうかを
どうやってチェックするのかというと、
これは外に見に行かなくてはならないのですね。

同業他社で成功している会社であったり、
異業種でも非常に成功している会社・店舗を視察し、
客観的な視点で自社の現状を押さえなくてはなりません。

役員や経営者になって、結果が出せないケースで多いのが
思いっきり内弁慶となり、自身が外を見なくなっている、ということ。

皆さんの会社は、外に学びに行くことができているでしょうか?

営業と経営は、全く別物である、ということを
未来の役員候補の優秀な営業マンほど理解しておきたいものです。

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