鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1429回】 建物のグレードが上がれば、接客の仕方も変える

2014年11月29日 | 住宅コンサルタントとして
本質的なところを磨き続けない限り、企業の長期的な発展はあり得ないと
いつも個人的に思っています。

住宅会社における本質的なところって何か?

それは性能・デザイン共にイケてる家をお客様に提供できること。
もちろん、お客様が無理なく買える価格帯で。
そして、接客はこの世の中でも最も高額な商品にふさわしいこと。
簡単にまとめると、こんなイメージです。

こういう考え方が私のベースにあるので、
クライアント様にはとにかく商品を磨いていただくことを提言します。

そして大抵のクライアント様は、こうした提言に対し、素直に取り組んで下さり、
自社の住宅が磨かれていきます。

そして自社の商品がかなり上質になってきた際、注意すべきことがあります。

それは、商品の質感が上がれば、接客の仕方も変えなければいけない、ということです。

軽自動車を販売しているお店と高級外車を扱っているお店の接客、店の作り方は違います。
1着2万円のスーツを販売しているお店と、1着30万円のスーツを販売しているお店の
接客の仕方が異なるのもしかり。

人は家をパッと見た瞬間、判断します。
素晴らしいデザインの家であれば、あまりこちらから多くを伝えない方が絶対に良いです。
またヒアリングするタイミングも早すぎない方が良い。

このあたりは、高級ブランド店の接客に学ぶと良いと思います。

自社の商品、商圏、客層に合わせて、自社の接客を変えていく。
当たり前のことですが、皆さんの会社ではできていますか?
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