鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1416回】 キラリと光るポイントをどうつくるか?

2014年11月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はご縁を頂戴してもう8年以上になる、
建築資材を販売しているクライアント様にお伺いしておりました。

建築資材を販売するビジネスは、本当に儲からない業態となっています。
というのは、一般的な建材店というのは、
誰でもどこからでも仕入れられるナショナルブランドの建材を
メーカーや商社、問屋から仕入れて売るという、単純なビジネスだからです。

商品で同業他社と差別化することが非常に難しい。
よって、多くの会社は価格競争をして、新規先に採用していただこうと必死だったりします。

でも、仕入れ先のメーカーや商社さんもそう簡単に仕入れ価格を下げてはくれません。
また、自社にだけ価格を下げてくれるということは当然ながらあまりなく、
自社が下がれば他社も下がっていると考える方が賢明でしょう。

商品で差をつけられないと思われている業界だからこそ、
人間関係や日頃の付き合いが大切だと言われています。

もちろん、そこは大切なのですが、
人間関係や付き合いと価格だけで勝敗が決するとすれば、
それってあまり働いていても楽しくはないですよね?

ですので、このクライアント様では、同業他社とはちょっと違う、
様々な取組みを過去からやっていただいておりました。

そもそも私がご縁を頂戴する遙か前から素晴らしい経営をされていて、
従業員さんの挨拶、倉庫の綺麗さなどは、他社とは比較にならないくらい素晴らしかったです。

そして営業スタッフの皆様が目指しているのは、ズバリ
「キラリと光る建材店」。

そのためにどういうことに取り組めば良いのか、
スタッフ皆様が本当に考え、行動している素晴らしい建材店さんなのです。

工務店さんにとって有益な情報を自分たちで収集し、
それらを定期訪問の中でお伝えされています。

ただ、工務店さんに言われたことだけをやるのでは無く、
しっかりと提案活動ができているのですね。

どんな業種でも、数ある同業他社と比較されたとき、キラリと光るポイントがあるかどうか?
これって非常に重要なポイントだと思います。

皆さんの会社には、同業他社と比較してキラリと光るポイントはありますか?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする