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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第530回】 商品は絞ってメッセージ性を深く

2012年06月13日 | 住宅コンサルタントとして
日本全国、いや世界中には、いろんな住宅が存在します。

木造、鉄骨、RC。
在来、ツーバイ、パネル工法。
グラスウール、ロックウール、ウレタン、外断熱、セルロースファイバー、BIB。

構造躯体や工法、断熱方法と、ホントいろんな家が存在するのです。

そしてそれぞれの工法や断熱方法に、長所と短所があります。

こういう会社は結構多いのですが、いろんなFCに加盟し、いろんな工法を採用し、
いろんなパターンのモデルハウスを持っている。
イベントや見学会をするたびに、いろんな工法の家をお見せする。

「当社は在来もツーバイもRCも、お客様のお好みに合わせて、何でも出来ます」
「断熱方法もお好みのものを選んでいただけます」

売り手側の視点としては、何でも出来ると言いたいのですが、
お客様からすれば、何がオススメなのかよく分からないのです。

こうした総合的な展開は、力のある天才的な営業マンはその環境を活かせるのですが、
並みの営業マンは逆に混乱してしまいます。

商品でも、自分の主張でも何でも同じですが、
絞れば絞るほど、相手に伝わるメッセージは深くなります。
ですから、営業力がまだまだのスタッフに扱ってもらう商品は、絞れていなくてはなりません。

そこの部分が分かっていない会社が多いのです。

ご縁を頂戴しているクライアントの中には、商品ラインアップとして7つ持っている先もありますが、
実際に販売される家は、その中の上位3種くらいで、しかもその3つともに工法や断熱は同じです。

コンセプトだけが異なる感じです。

商品を絞る。
そして深くお客様にお伝えする。

皆さんの会社では、出来ていますか?
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