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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第144回】 経営目的を再度考える

2011年05月24日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、私が日本一だと思っている住宅会社のクライアントでのコンサルティング。

業績は当然ながら、同業他社からすればあり得ないくらい素晴らしい結果です。
一人あたりの受注棟数は全国№1ですし、エリアシェアも驚異的です。

ただ、昨日私が心から感動したのは、社長の経営に対する姿勢でした。

というのは、社長ご自身は本当にスケジュールがいっぱいでお忙しい方なのですが、
そんな中時間をつくって、トップ自らがOB様のお宅を訪問し、
リアルなお客様の声を集めるという取組をスタートされているのです。

この目的は、「自社の経営目的がどの程度達成されているのか」ということを
把握するためだそうです。

良い家をつくり、お客様に幸せになっていただき、世の中に貢献するということが
どの程度出来ているのか?

この点を検証しなければ、経営目的が絵に描いた餅となってしまう、ということなのです。

お話をさせていただいていて、脳天に雷が落ちたような衝撃を受けました。

売上、受注棟数は経営の目標であって、目的は世の中に貢献するということ。
その目的の到達度を検証するということを私自身も意識することが出来ていないのではないか、
と猛烈に反省したのでした。

目的と目標。
目標はもちろん大事です。
受注棟数を高め、売上・利益を高めていかなくては会社の存続にかかわります。

ただ、その先にある目的もしっかりと意識し、目的地までの到達度を確認していきたいものです。

こうしたスタンス・考え方は、昨日のブログで書いたような、
大して成功もしていないのにすぐFC展開したりノウハウ販売をしたがる
薄っぺらい会社とは全然次元の異なるものです。

お客様にもっとご満足いただくために、自分達は何をすべきなのか?
お客様にもっと幸せな暮らしを過ごしていただくために、自分達の成長に真剣に取り組む・・・。

真の一流の会社のスタンスは、ブレないのです。
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