大王製紙会長が、個人的にグループ企業から約80億円の借金をしていることが明らかになった。
80億円という金額は私たちにとっては天文学的な数字だ。それも、個人的な借金というのだから、“超驚く”状態だ。
この大王製紙は、国内大手製紙会社。それにこの会長は、創業者の孫ということで、多分、従業員が腫れ物にでもさわるような扱いにしていたに違いない。
もし万一そうだったとしても、40歳も過ぎている会長がグループ企業から借金をするだろうか?分別ある立場の人が、個人的にそこまでできるだろうか。
30億は返済しているという記者会見での社長の説明だが、残50億円の返済は・・・?
同族企業やオーナー企業で怖いのは、まさにこのような事態だ。
でも、この会社は株式会社で上場企業だ。だから、会長であれ、会長の子供であれ、きっちりしないといけない。
会長には背任の疑いもかかるはずだ!
だから、世の中に向かって、説明をしないと世間は納得しない。
創業家であっても、そうでなくても、公の立場は株式会社の『会長』なのだから80億円の使途を明らかにしないと。