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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

JAM2024を見て回る・レイアウト・モジュール編

2024-09-08 05:04:58 | 旅行・探訪・イベントなど

 5年ぶりの来訪となったJAM2024。
 駆け足の探訪だったので全てをゆっくり見切る訳には行きませんでしたが、わたし的に目についた展示から。

 なお、サブブログでもJAMを取り上げていますので以下のリンクでそちらもどうぞ。
JAM(国際鉄道模型コンベンション)2024でみかけたあれこれ(笑)



 レイアウト・モジュール関連はあらゆるタイプのレイアウトを一堂に眺める事ができるだけに、わたし的に一番圧倒されるところです。
 実景準拠の物やリアル志向の物、あるいは架空鉄道の楽しさを前面に打ち出したものなど、種類は異なれそのどれもが洗練されたセンスで構成されているところはこのイベントでなければ見られない物と言えます。
 勿論自分がレイアウトやモジュールをやる上で参考になる事が多いのもこのジャンルで、いきおい作者の方々と言葉を交わす機会が多かったのもこのジャンルでした。

 その一方で「こういう方向性もあるのか!」と触発される展示もまた多かったです。



 インテリアとレイアウトの融合を図ったものから、キャラクターものの世界観を再現した物、ビルダーのセンスが生かされたパイクなど、この世界もまだまだ未開拓のジャンルがある事を改めて思い知らされました。


 SUVの車内にレイアウトを仕込み、PHEVの車内電源で走行をデモした物もあったりして。
 こういうのはわたしも一二度試そうとした事はあるのですが、いざ現地に行くと「空の下でレイアウトを走らせる」方を優先してしまい車内運転会はやらずじまいになっている現実(汗)

 すぐ終わるかと思っていましたが、いざ書き始めたらやっぱり書き足りません。
 他のジャンルについては次回にでも。

5年ぶりのJAM訪問!(笑)

2024-09-07 05:02:34 | 旅行・探訪・イベントなど
 2019年以来、コロナ禍とオリンピックで行けないでいた国際鉄道模型コンベンション(JAM)

 ようやく今年は都合をつける事ができ、最終日に滑り込みで見に行くことができました。

 開会5分前にゆりかもめを降りると、例年になく会場に向かう人が多いように見えました。
 「えっ⁉これが全部JAMに向かう客⁉」と一瞬焦りましたが、よく見ると鉄道模型と縁のなさそうな女性客もこれまた多い。
 はてなと思ったら、JAMの隣でコミティア(一次創作専門の同人誌即売会。パロディ・コスプレ禁止なのでコミケとは雰囲気が異なる)も開催だそうで、一瞬納得しました。

 (そういえば5年前はJAMの隣で叶姉妹のイベントか何かをやっていたなw)

 「この分ならそれほど並ぶこともあるまい」とか思いビッグサイトに入ったらいきなりの長蛇の列。
 まるでダイヤが乱れた時の新幹線コンコースを思わせる人波で人いきれが半端ありません。

 むしろ隣のコミティアの方ははるかに人通りがが少なかったですから入場前の危惧はやっぱり現実でした。

 その大行列の後ろの方で看板持ちをやっている人が。最初は「最後尾」の案内のスタッフかと思っていたら

 ・・・こういうの、間違っても駅では見ないだろうな(笑)まさにJAMならではですね。


 そうやって並んでいても冷房が効いているとはいえ、水分無しでは干上がってしまいそうです。結局会場に入れたのは20分後でした。
 わたしは予め現住地のセブンで前売り券を買っていたからこれで済みましたが、当日券で入場した人は更にもう20分くらいは掛った筈です。

 後から聞いたはなしですが、今年は初日に関東地方を直撃した台風の影響(あの日は新幹線も止まりましたし)で出足が鈍かった反動で最終日に人出が集中したのではないかという事です。

 さて、どうにか会場に入ったら、ざっと見て回るだけでも1、2時間は軽くかかる展示のボリュームにはいつもながら圧倒されます。

 しかも、これとは別に各メーカーやショップのブースがこれまた見逃せないのでどんどん荷物が増えてゆく(同時に財布が薄くなる)

 ですが、展示を見て回るだけではなく、各クラブの方々をはじめメーカーやショップのスタッフ、果ては飲食コーナーや喫煙所で同席した同好の士に至るまで、あらゆる鉄道模型ファンの方々と言葉を交わし、苦労話や趣味談義ができるのはこのイベントならではの楽しみといえます。

 グランシップやソニックシティでもそうなのですが、殊田舎暮らしで同好の士との交流が(クラブを除けば)少ない環境に居ると、こういうお祭り騒ぎの御利益と言うか有難味がつくづく身に沁みます。
 まして、わたしにとっては5年ぶりのJAMなのですから。

 とはいえ、先月来の猛暑と会場内の熱気で来場中は汗が止まらないこと!!
 一汗っかきの贅沢なお願いかもしれませんが、できればJAMももう少し凌ぎやすい気候の時にやってくれればとか思ったりもします(大汗)

 個々の話については、次回以降にでも。

謎の「1100円のHOゲージC62」のはなし

2024-09-06 05:00:52 | 車両・16番
 先日の平日休、行きつけの中古ショップでたまたま見つけた謎アイテムのひとつです。

 普段なら袋詰めのNゲージなんかがぶら下がっているその店のジャンクコーナーでひときわ目を惹いたのが

 どう見てもブラスモデルにしか見えないHOゲージ(16番スケール)のC62。
 手にとって見るとずっしりとした重量感ですしロッド周りの細密感も明らかに玩具とは違います。
 やっぱりこれはHOの鉄道模型だと思って値札を見たらこれがまた「驚異の1100円(税込)」!

 今どきHOゲージのブラスモデルでこんな値付けのモデルはジャンク品といえどもそうそうある物ではありません。いったい何がどうなってこんな値段なのか⁉
 そう思って改めてよく見ると
 「エンジン部のみで炭水車なし」
 (実は以前紹介した「テンダーだけの個体」を売っていたのと同じ店なのですが、あれはC62のテンダーではなかったので尚の事謎が深まるのです)

 「ギアはあってもモーターが無し」


 「非公式側のデフが脱落」
 要するに「走らないどころか文字通りのジャンク品コンディション」の代物だったのです(笑)
 おまけにHOのモデルとしてもかなりの年代物の様子でくたびれ具合も半端ありません。

 まあ、普通ならここまでのモデルに金を払うのは狂気の沙汰以外の何物でもないのですが、エンジン部だけとはいえC62としてはきちんとした造形と見受けましたし、モータがないとはいえ車輪はきちんと回りロッドもちゃんと連動します。

 まあ、次のレストアの素材としてはそこそこ楽しめそうな気がして財布を開いてしまいました。
 流石にテンダーも無いので自走できる所まで持って行くのは無理としてもデフを自作し、リペイントやクリーニングをすればどうにかディスプレイモデルとしては使えそうな気もします。
 このお値段ならわたし的には「飾り物」でも納得できそうですしw

 それにしても、今年はやたらとHOゲージの出物に当たりますが、どれもこれも変態度の高さばかりが際立つようなラインナップなのにはわれながら驚かされます(汗)

カーコレ80のR30スカイラインパトカー

2024-09-04 05:59:14 | アクセサリー
 前回ハイエース郵便車を紹介したカーコレ80ネタですが一緒に入庫した奴がもう一つあります。

 物はR30スカイラインセダンのパトロールカー仕様。
 わたし的には「またパトカーか」とか思う時もあるのですがwそれでも見つけたのは有難い事には違いありません。

 ミニカーとしての造形については他のカーコレ80に準じたもので特に付け加えることが無いのですが、R30セダンのパトカーは80年代のパトカーの代名詞に見える位普及していました(特に地方なんかでは)

 それは実景だけのはなしではなく「西部警察」を始めとした80年代~90年代の刑事ものやアクション物の映画やテレビドラマでR30パトカーの劇用車が登場する確率は高くその意味でもなじみのある車種でもあります(何しろ「当時の巨大ロボットアニメにもR30のパトカーが登場していた」位ですからw)

 とはいえ、このモデルに関しては劇用車ではない、本物パトカーを志向しているらしく「ホイールがアルミでない鉄チン。しかもキャップ無し」というリアル重視の造形になっているところが凄い(笑)
 まあ、レイアウト上に西部警察ロケを再現しようなんてのもそうは居ないでしょうし(あ、わたしだ汗)


 とはいえ、スカイラインと言うクルマはモデルチェンジのたびにその時代時代に合わせたかのように当時のデザイントレンドを取り入れているので、1台だけレイアウトにポツンと配置しても(1960~90年代の間なら)その時代がある程度特定できるくらいの記号性を持っています。

 パトカーならばそれは猶更でしょう。

KATOの旧式室内灯とロビーカーのはなし

2024-09-03 05:56:28 | 車両・客車・貨車
  昨年の今頃辺りからでしょうか、当鉄道でも手持ちの車両の室内灯の組付けが急ピッチで進んでいます。

 メインのレイアウトや先日落成したモジュールなんかで照明を組み込んだ夜景を売りにしたものが増え、またクラブのメンバーの編成でも室内灯を装備したものが多いですから、わたしの方でも今になって列車の灯りに拘り始めたというのが正直なところです。

 ただ、そうなると困りものなのが「旧式の室内灯しか対応していない旧モデルたちの存在」です。

 中には室内灯がないとどうにも締まらない代物もあったりするので、さて、どうしたものかと悩んでいたのですが、先日とある筋からKATOの旧式室内灯を格安でお譲りいただく事ができ、この機会にいくつかの編成に組み込む事が出来そうな勢いになってきたのは有難いはなしです。

 今回はその第一号として昨年秋ごろに紹介した「24系のロビーカー編成」を試そうかと思います。
 元ネタについては以下のリンクを。
EF55とロビーカー編成(笑)

 集電板の形状が独特なのと光源ユニットの取り付けに現行とは少々違う要領を求められるので最初は少しまごつきましたが、時間をかけてどうにか組付けます。

 旧製品の室内灯なので光源は当然白熱球(麦球)
 LEDの様な蛍光灯表現は出来ないのですが窓のでかいロビーカーには「昔のキャバレー風」の灯り(笑)で真夜中の走行には似合いそうです。

 LED以上にオレンジがかった灯りなのは少々計算違いでしたがEF55に牽かせてみると雰囲気は十分。
 元々がオリジナルの夢編成用なので蒸機やDLなんかにも似合いそうです
 (イベントに出せなかったマイクロのDF90なんかも似合いそう)

 今回の入手で旧式室内灯のストックが出来たのは有難い事です。
 次はどの編成でやろうかと嬉しい思案中です。

ミニチュア工房の「二階建て住宅」に挑む・2

2024-09-01 05:12:55 | ストラクチャー
  先日来暑さで停滞しているミニチュア工房の「二階建て住宅」の製作もお盆を目前にしてどうにか形が整いつつあります(汗)

 ペーパーキットとはいえ、壁面は下地と壁面の表面パーツを貼り重ねるので組み立て時の強度も保たれていてジオコレとは一線を画するかっちり感のある家が組みあがってゆくのが心地いい(笑)

 ですが、梅桜堂の時と同様このキットも先行他社との差別化の為か、細部へのこだわりが半端ありません。

 屋根を組付ける際には「棟木の端っこ(これが1ミリもないサイズでピンセット必須)をいくつも取り付けたり、屋根の端部には別パーツ化された雨どいと排水管を組み込むなど後になるほど「視力破壊工作」の様相を呈する細かさ!
 当然の様にNゲージスケールの物干し台やエアコン室外機(ダクト配管パーツ込み!)も付属しています。

 そんな事もあって他所のキットよりも小ぶりな建物でありながら製作に時間がかかります。

 それだけに一晩ごとにモデルの細密度が上がってゆくのを見るのが楽しみになるほど!
 「ただの木造住宅のキットなのに」

 前回紹介した「玄関別パーツ化による」リバーシブルシステムも「一軒の家で二つの表情が楽しめる」という点でアイデア賞物です。
 (本当は大概の住宅キットでやって欲しい事でもあるのですが)

 こうして仕上がってみると、この住宅「1970年代の一般的な二階家の最大公約数」みたいな造りですね。都会にも田舎にも似合い、令和の現代でも、ちょっと見渡せばこういう住宅を見つけそうなリアリティのあるデザインと思います。その意味ではレイアウトビルダーの誰にでもお勧めできそうなアイテムではないでしょうか。

 なお、写真を見るとお判りの様に造りには雑なところが多々あるのですが、これはキットの責任ではなく専らわたし自身の不器用さから来ているのでその点はご容赦願います(汗)

 で、一軒組みあがったら次が作りたくなっている・・・と。