「JAMには魔が潜む」
2,3度このイベントを訪れて毎度帰途に就くたび、わたしが痛感する事がそれです。
20240818SE (53).jpg
会場限定品のグッズやモデルを買うつもりもなく、見学さえできればそれだけで満足できるイベントの筈なのに、帰り道には決まって「パンパンに膨れる買い物袋」
そしてそれに反比例して寒くなっている財布の中。
秋葉や中野の数年分の質の品揃えの中古モデルが並び、普段手に取る事の出来ない様なサードパーティ品が次から次へと袖を引っ張ってくるのですから、その誘惑に打ち勝つには相当の精神力が要ります。しかも集まってくる客筋がこれまた秋葉数個分の人数と熱気とディープさの持ち主ばっかりですから、殊に中古モデルなんかだと下手に見逃すと次に回る頃にはもう買われているなんて事もざらなのがJAMと言う場所だからたまったものではありません。
まあ、わたしの買う様な物はライバルがあまりいないジャンルの物ばっかりなのが取り柄と言えば言えますが(汗)
そんな訳で今回からしばらくはその散財の中身を紹介する事になりますがご勘弁を。
前振りはそれくらいにして
今回購入した中古モデルは前回おはなしした「鉄道模型の先人たちの回顧」が微妙に絡んだ物です。
とあるブースで売られていた「箱なしハダカ売りのジャンク品」の中で目についたもの。
それがKATOのDF200でした。
実車はもとより模型でも現住地や故郷の中古屋でも出物を見かけないモデルだったので、最初は物珍しさから手にとって見たものです。
(そういえば、今年のグランシップトレインフェスタで隣接する貨物駅に実車が展示されていましたが)
同じJREのEH200とか500に比べて流麗かつ力強さを感じるフォルム、DF50や90よりも伸びやかなプロポーションにオレンジ基調のカラーリングがこれまたよく似合います。
で、「これはなかなか」と思いながら手に取っていた時に思い出したこと。
故・水野良太郎氏が今世紀の初め頃に出していた「鉄道模型を愉しむ 実践応用編」(東京書籍)という本の中でこのDF200に触れていた事でした。
水野氏自身は外国型中心のHOゲージメインの方でしたから本書で取り上げられているご自身のコレクションで紹介されているモデルも90%がHOなのですが、その中にあって数少ないNゲージモデルの中で氏自身が走行性、造形の良さで手放せないと書かれていたのがこのDF200だったのです。
発売時期から言ってNゲージの動力車が走りの質で満足行くレベルとなった頃の製品であり、造形面でもほぼ現在のレベルに近づいた物と言えます。実際わたし自身の印象もそれに近い物でした。
ただし模型としてのコンディションは前述の通り箱なし丸裸の状態な上に、ナンバーは付いていても手すり類の取り付けなし(勿論同梱のパーツもありません)で褒められたものではありませんが破損リスクの大きいパーツやパンタグラフが元からないですから持ち帰るのはそう難しくありません。
お値段は税込み3500円とどうにか手の出るお値段(笑)
早速店員さんに包んでもらいました。
鉄道模型と言うのは基本趣味の高額商品ですから、自分の趣味性に合致すれば高価な物でも手が出てしまうものなのでしょうが、その視点からすれば「誰か(有名人)が気に入っていたモデルだから買った」というのは本来邪道もいいところです。
ですが、そういう買い物を敢えてさせるのがJAMと言う場所の持つ魔力の様なものかもしれません(と、言い訳してみる)
帰宅後走行性をチェックしましたが旧製品のEF200よりも若干スムーズさに欠ける物の、水準内の走りは見せてくれました。
このロコの様にフォルムそのものに魅力が感じられると、手すりが無いのも意外と気になりませんし(まあ、これからASSY探しはやりそうな気はしていますが)
2,3度このイベントを訪れて毎度帰途に就くたび、わたしが痛感する事がそれです。
20240818SE (53).jpg
会場限定品のグッズやモデルを買うつもりもなく、見学さえできればそれだけで満足できるイベントの筈なのに、帰り道には決まって「パンパンに膨れる買い物袋」
そしてそれに反比例して寒くなっている財布の中。
秋葉や中野の数年分の質の品揃えの中古モデルが並び、普段手に取る事の出来ない様なサードパーティ品が次から次へと袖を引っ張ってくるのですから、その誘惑に打ち勝つには相当の精神力が要ります。しかも集まってくる客筋がこれまた秋葉数個分の人数と熱気とディープさの持ち主ばっかりですから、殊に中古モデルなんかだと下手に見逃すと次に回る頃にはもう買われているなんて事もざらなのがJAMと言う場所だからたまったものではありません。
まあ、わたしの買う様な物はライバルがあまりいないジャンルの物ばっかりなのが取り柄と言えば言えますが(汗)
そんな訳で今回からしばらくはその散財の中身を紹介する事になりますがご勘弁を。
前振りはそれくらいにして
今回購入した中古モデルは前回おはなしした「鉄道模型の先人たちの回顧」が微妙に絡んだ物です。
とあるブースで売られていた「箱なしハダカ売りのジャンク品」の中で目についたもの。
それがKATOのDF200でした。
実車はもとより模型でも現住地や故郷の中古屋でも出物を見かけないモデルだったので、最初は物珍しさから手にとって見たものです。
(そういえば、今年のグランシップトレインフェスタで隣接する貨物駅に実車が展示されていましたが)
同じJREのEH200とか500に比べて流麗かつ力強さを感じるフォルム、DF50や90よりも伸びやかなプロポーションにオレンジ基調のカラーリングがこれまたよく似合います。
で、「これはなかなか」と思いながら手に取っていた時に思い出したこと。
故・水野良太郎氏が今世紀の初め頃に出していた「鉄道模型を愉しむ 実践応用編」(東京書籍)という本の中でこのDF200に触れていた事でした。
水野氏自身は外国型中心のHOゲージメインの方でしたから本書で取り上げられているご自身のコレクションで紹介されているモデルも90%がHOなのですが、その中にあって数少ないNゲージモデルの中で氏自身が走行性、造形の良さで手放せないと書かれていたのがこのDF200だったのです。
発売時期から言ってNゲージの動力車が走りの質で満足行くレベルとなった頃の製品であり、造形面でもほぼ現在のレベルに近づいた物と言えます。実際わたし自身の印象もそれに近い物でした。
ただし模型としてのコンディションは前述の通り箱なし丸裸の状態な上に、ナンバーは付いていても手すり類の取り付けなし(勿論同梱のパーツもありません)で褒められたものではありませんが破損リスクの大きいパーツやパンタグラフが元からないですから持ち帰るのはそう難しくありません。
お値段は税込み3500円とどうにか手の出るお値段(笑)
早速店員さんに包んでもらいました。
鉄道模型と言うのは基本趣味の高額商品ですから、自分の趣味性に合致すれば高価な物でも手が出てしまうものなのでしょうが、その視点からすれば「誰か(有名人)が気に入っていたモデルだから買った」というのは本来邪道もいいところです。
ですが、そういう買い物を敢えてさせるのがJAMと言う場所の持つ魔力の様なものかもしれません(と、言い訳してみる)
帰宅後走行性をチェックしましたが旧製品のEF200よりも若干スムーズさに欠ける物の、水準内の走りは見せてくれました。
このロコの様にフォルムそのものに魅力が感じられると、手すりが無いのも意外と気になりませんし(まあ、これからASSY探しはやりそうな気はしていますが)