光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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謎の「1100円のHOゲージC62」のはなし

2024-09-06 05:00:52 | 車両・16番
 先日の平日休、行きつけの中古ショップでたまたま見つけた謎アイテムのひとつです。

 普段なら袋詰めのNゲージなんかがぶら下がっているその店のジャンクコーナーでひときわ目を惹いたのが

 どう見てもブラスモデルにしか見えないHOゲージ(16番スケール)のC62。
 手にとって見るとずっしりとした重量感ですしロッド周りの細密感も明らかに玩具とは違います。
 やっぱりこれはHOの鉄道模型だと思って値札を見たらこれがまた「驚異の1100円(税込)」!

 今どきHOゲージのブラスモデルでこんな値付けのモデルはジャンク品といえどもそうそうある物ではありません。いったい何がどうなってこんな値段なのか⁉
 そう思って改めてよく見ると
 「エンジン部のみで炭水車なし」
 (実は以前紹介した「テンダーだけの個体」を売っていたのと同じ店なのですが、あれはC62のテンダーではなかったので尚の事謎が深まるのです)

 「ギアはあってもモーターが無し」


 「非公式側のデフが脱落」
 要するに「走らないどころか文字通りのジャンク品コンディション」の代物だったのです(笑)
 おまけにHOのモデルとしてもかなりの年代物の様子でくたびれ具合も半端ありません。

 まあ、普通ならここまでのモデルに金を払うのは狂気の沙汰以外の何物でもないのですが、エンジン部だけとはいえC62としてはきちんとした造形と見受けましたし、モータがないとはいえ車輪はきちんと回りロッドもちゃんと連動します。

 まあ、次のレストアの素材としてはそこそこ楽しめそうな気がして財布を開いてしまいました。
 流石にテンダーも無いので自走できる所まで持って行くのは無理としてもデフを自作し、リペイントやクリーニングをすればどうにかディスプレイモデルとしては使えそうな気もします。
 このお値段ならわたし的には「飾り物」でも納得できそうですしw

 それにしても、今年はやたらとHOゲージの出物に当たりますが、どれもこれも変態度の高さばかりが際立つようなラインナップなのにはわれながら驚かされます(汗)