光山鉄道管理局・アーカイブス

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TOMIXのキハユニ26

2024-07-13 05:18:36 | 車両・気動車

 わたしがこの趣味に入った時、一番最初に入線させたのがKATO(当時は関水金属)のキハユニ26(M車)でした。
 あの当時のNゲージのラインナップで故郷の近所で一番(と言うか唯一)馴染みがあったのがキハ20系で、その中でもキハユニ26はどの編成の端っこにも必ず付いていた車両でしたし、当時のNゲージ動力の典型だった「車内に不自然に出っ張ったモーター」を隠す上で窓の少ないキハユニは好適だったのです。

 (KATOのキハ20系は今でも入手は可能ですがキハユニ26はT車だけになっています)

 実際、入線以降もこれはなかなか重宝する車両でしたし入線第一号という事もあって思い出もひとしおのモデルでもあります。
 ですが完成品のキハ20系はKATOに関する限りあの当時とほぼ変わらない造形のまま50年近く経過していて、当のKATOが後にキハ52をリリースした時には流石に造形の年代差が大きくてキハユニを繋いだ時の違和感も感じる様になっていました。

 (当時の山田線なんかではキハ20よりもキハ52の方が主力で普通列車でもこれにキハ58なんかが繋がっていたものです)

 最近ではTOMIXが造形をバージョンアップさせたキハ20系をリリースしていますが、当時物のKATOのキハユニに愛着が残っていた事と増車のタイミングを逸していた事もあってこれまで入線させることもありませんでした。

 ようやく先日になって近所の中古屋さんにTOMIXのキハ20系の出物を見つけキハユニとキハ25を入線させました。

 KATOのキハユニが彫りの深い造形で強い印象を与えていたのに比べるとTOMIXのは幾分のっぺりした印象ですが、イマドキのキハ52(KATO TOMIX共)を繋ぐなら違和感はありません。
 TOMIX同士でつないだ場合ですがHG仕様の強みで連結間が短く収まっているのは今どきのNゲージらしい美点です。

 ただ、すっぴんの状態だとタイフォンも信号炎管も付いておらずユーザーが後付けしなければならないのですが、これは近いうちにやろうかと思います。

 さて、キハユニが入線した事で手持ちのTOMIXモデルでも「あの頃の山田線」の編成が可能になります。
 前にも書いた様に昭和40~50年代にかけては普通列車でもキハ58が繋がっているのが当たり前。主力は58と同様に2エンジン仕様のキハ52でしたがある時期から国鉄色と首都圏色がちゃんぽんされる様になり「3両編成で3両ともカラーリングが異なる」のが半ば当たり前になっていました。

 わたしの手持ちのTOMIXのキハ52(これも中古モデル)も首都圏色なので今回は「あの頃のちゃんぽん編成」の再現になりました。
 キハユニ26は大概の編成につながっていたのですが、荷物室や郵便室が使われているのはごく少なかった様で車内に入るとガラガラな状態だったと記憶しています。
 (だからこそ遠足の子供たちが客室からあふれそうになると郵便室や荷物室が「床上地べたに体育座りの即席客室に転用された」w)

 TOMIXのキハユニのいいところは荷物室や郵便室の窓周りにリアリティが感じられるところですが、扉の桟の部分がガラスにモールドされた仕様なので「窓が開いていて桟だけが残った状態」が再現できないのがわたし的には寂しいところです。
 あるいはそれを想定した「桟だけ」のパーツかなんかが出ているかもしれませんが。


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