光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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5月を振り返って

2020-06-06 05:56:32 | 思いつくままに・考察
 3月、4月に続き新型肺炎に伴う騒動のはなしから。

 前代未聞のGWの全国的な蟄居状態の効果があったのか、5月も半ばを過ぎ、先日は件の緊急事態宣言が大半の府県で解除されるなど、感染者数に関してはやや落ち着きつつあるようです。

 尤も、田舎暮らしにしてみれば「不要不急の外出を控える」が「3密のお出かけを避ける」に変わったところで「必要なお出かけ=人の集まる場所」という公式なので解除前と変わる所はそうなかったりします。
 先日自宅に届いた電気の明細を見ると今年は昨年に比べて2割近く電気の消費が増えているとの事。これも休日の蟄居の効果なのでしょう。
 一方で先月来ガソリンの安値が続いているうえに、走行距離自体が例より短い事もあってクルマの燃油代だけは抑えられています。
 あれだけ入手が困難だったマスクもどこに行っても買えないと言う状態は脱したようですがひと箱2,3千円という値付けには往生します(昨年暮れまではひと箱500円内外で買えていたはずですから)

 3月からこの方休日の外出を避け、自宅でひたすらペーパーキットを作り手持ちの編成をレイアウトで走らせる。時には昔の書籍を読み返して思い出に浸る。ある意味鉄道模型のホビーライフとしては至極真っ当な生活が続いている気はします。
 反面、模型屋さんや中古ショップへのお出かけは文字通り激減。
 上京しての研修会の類も全くなくなりましたから秋葉めぐりなんてのも全くありません(汗)

 加えて行きつけの書店の閉店から定期購読しているTMSを除いて本も買わなくなりました(それどころか立ち読みすら困難)
 こういう時に役立ちそうな電子書籍の分野も鉄道模型に関する限りまだまだラインナップは不十分ですし。

 ましてや鉄道カフェに出かけて駄弁るなんて行為もできないですし、田舎暮らしゆえに同好の士と顔を合わせて話が弾むなんて機会もなくなりました。

 そんな折ですから先日のTwitterイベント「おうちでグランシップトレインフェスタ」で未知のファンとのコメントや記事のサーフィンで疑似的にでも交流ができた事は非常に有り難かったと思います。あとクラブのメンバーとのSNS上のやりとり、当ブログを含めたコメントでのやり取りができた事も。

 いくら鉄道模型の趣味がインドアメインとはいえ、外部との交流ができない、あるいはしないでいると自分の中が澱んでゆくような感覚に襲われることがあります。ネットやスマホの普及はネガティブな面も大いにあるとはいえ、こうした精神的な座敷牢状態の解消には実に有効であることをこの3か月ほどで実感しています。

 尤もその一方であまり面白くない話を聞かされる事も結構ある訳で。
 先日のスーパービュー踊り子の廃車回送にまつわる騒ぎなんかはその最たるものでしょう。
 5月29日夜の甲府駅の工臨撮影では警官も出動する騒ぎだったとか。

 ただでさえ密集してカメラを構えるだけで相当にリスキーな時期なのに、線路に侵入して無関係の普通列車を止めてしまうなど到底非常事態下の行動とは思えません。
 趣味の成熟度(あるいは大人度)を図る上で各個のファンの自制心の高さは一つの指標にありうると思いますが、その点ではまだまだ大人の趣味とは言い難いですね。私自身は鉄道趣味が大人の趣味であるべきだなんて実のところあまり思っていないのですが、それでも最低限守るべき矜持というものはあると思います。


 今回の肺炎騒動、世界的に一人一人のライフスタイルや社会構造に少なからぬ変容を強いている面が大きくなってきていますが、ホビーの世界でもそうした制限や変容に柔軟に対応する事が課題になりつつありますね。

 それでも今はとにかく穏便な形での事態の収束を望むのみです。
 (画像は本題とは関係ありません)


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