光山鉄道管理局・アーカイブス

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カツミ模型店のEF65 1000番台

2024-06-01 05:18:37 | 車両・16番
 今回は16番スケールモデル(中古)です。
 先日の秋葉行きの戦利品から


 カツミ模型店のEF65 1000の中古モデル。もちろんHOゲージです。
 とある中古ショップで出物を見つけた物ですが、外箱の記載によると1974年に買われた物らしいですから、わたしがこの趣味に入る前年の製品という事になります。

 ですから当然年代物モデルで、今のモデルと比べて細密度や走行のスムーズさは及ぶところではありません。
 ですが、店頭でこれを見つけた時わたしの琴線に触れるところがあったのも確かです。


 ブラス造形のボディは細密度では今時のNゲージにも劣りますが、ボディの質感の点では今でも負けていません。造形にかっちり感はなくとも手作業で作られた素朴さが一つのキャラクターになっている感じがします。
 これは70年代前半くらいまでの完成品のHOモデルの多くが持っていた味の様な物でありいわゆる精密模型とも玩具とも異なる独特の雰囲気といえます。
 (なので最近のプラ成型モデルやブラスでも工芸品レベルの札束モデルを有難がる様な向きには見向きもされないでしょう)

 それなりにディフォルメはされていますが、前面の印象は悪くないですし造形のバランスの良さも感じられます。


 走行性はややガラガラした感じですが、それで困るほどでもありませんしHOらしい重量感を感じる走り(実際、2モーター仕様らしくその気になれば人を殴り殺せそうな重さがありますw)を見せます。

 これが出た当時は鉄道模型の世界はまだまだHO(16番)が主流でメルクリンの3線式モデルもそれなりに普及していた時期ですが、当時小学生だったわたしの眼からすればその頃の時代の勢いのようなものを感じさせるモデルでした。

 このモデル、わたしも驚くほどの安価(以前入線した天賞堂のMなしED75の中古とほぼ同額。Nのテンダー蒸気の新品よりも安価ででした)だったのですが、外箱のくたびれに加えて動力台車のダイカスト部に一部微妙な変形を生じていたからの様です(小さな変形ですが飾ってみるとこれが意外と目立つ)


 とはいえ、上述の様に走り自体に大きな問題はないですし、時代的に通常ならばベーカー型が付いている筈なのが既にケーディカプラーに換装されているので、やはりわたし的にはお買い得品だったのには間違いありません。

 先日のレンタルレイアウトでも試走させたのですが、同席していたご店主も驚くほどのスムーズな走りを見せてくれました。この辺り、年代物の中古でも侮れません。


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