マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
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「点子ちゃんとアントン」

2008-01-11 09:17:37 | 好きな俳優 ベンノ・フュアマン

Punktchen und Anton 2000年 ドイツ作品 

監督 カロリーヌ・リンク
出演 エレア・ガイスラー マックス・フェルダー コリアーネ・ケーラー ベンノ・フュアマン 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
点子ちゃんこと、ルイーゼは、親友のアントンといつも遊んでいた。
しかし、最近のアントンは病気がちな母親に替わりアイス店で働いている為になかなか遊んでくれなかった。
そんなある日。久しぶりにアフリカから帰ってきたルイーゼの母親が自宅でパーティーを開くことになった。ルイーゼは、アントンを招待し、母親に紹介するが、気にとめてもくれなかった。そんな中、トイレに行ったアントンは、つい目に入った高級なライターを盗んでしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
映画「飛ぶ教室」の原作者エーリッヒ・ケスナーの児童文学を映画化。
前者の物語も大好きになったが、このお話もすっごく良かった。

点子ちゃんの家は、父親が医者なのでとても裕福な環境に育っている。お手伝いさんや家庭教師もいてなんだか毎日は楽しいのだけども、母親は自分の子供よりも遠くに住んでいる子供達を救うことに夢中になって殆ど家にいないし、父親だっていつも仕事で帰宅は夜遅い。
裕福だけれどもどこか寂しい点子ちゃん。
それとは、対象に貧しいけれども母親と二人。仲むつまじく暮らしているアントン。

母親とアントンがじゃれるのを羨ましそうに見つめる点子ちゃんがなんともジーンと来た。

子供にとって親は掛け替えのないもの。
親だって子供は掛け替えのないもの。
でも、
つい何かにつけて大人はおろそかにしてしまう。
何だかつくづく反省する思いがよぎったりした。


さて、
この作品を見た人は思うかもしれない。
ベノはどの役なのかと。(爆)

ベノは、アイスクリーム店の店員、カルロス。
かっこつけのあの店員である。

見た目、チンピラっぽくって個人的には大好きなんですけどね。(笑)
カルロスは、点子ちゃんの家庭教師の彼氏。のちに、点子ちゃんの家が金持ちだと分かると・・・。
こういうほのぼの作品の中での唯一の悪役?的存在ですかね。
しかし、ドジだったけど。(爆)
そこがなんとも愛嬌で、すっごく楽しかった。お茶目だな~なんてね。
(はいはい、重症ですよ)
メイキングの中で、アイスクリーム投げを練習していた彼。
めっちゃかっこよかった!
ついでに、音楽聞きながら踊っていたりした。
もしかして、踊りは得意?(映画の中では披露してませんが)

他にもこの原作者の話が映画になっているようなので、見てみたいと思った。
大人のいやらしさを上手く描きだしているようだから。
でも、
観賞して、反省する点は多々出てきそうで怖い気もするけどね。(苦笑)

コメント
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